2024年8月8日木曜日

パリオリンピックのメダリストへの報奨金

  

 

 フランスにいると、あたりまえだけど、オリンピックもフランス人の選手が中心に報道されるので、日本人の活躍がほとんど見られないので、最初は少し見ていても、そのうち飽きてきて、結局、オリンピックはどうでもいい感じになって、結果的にあまり競技は見ないようになってしまうのですが、今年は、やはり、自国開催ということで、かなりオリンピックの報道が多く、また、フランス人がメダルを結構とっていて、その度に、ちょっと引くほど報道している人たちがフランス人選手のことをかなり興奮して褒めたたえるので、最初は微笑ましい気持ちで見ていたのですが、そのうち、もうちょっとおなかいっぱいな感じで、もういい加減、ゲッソリしてきてしまいました。

 長いこと、フランスに住んでいるので、フランスを応援する気持ちも少しはあるのですが、やっぱり日本を応援したいあたり、私は日本人だな・・と思う瞬間でもあります。

 なので、オリンピックの競技というものは、ほとんど関心がなくなってきてしまいました。

 もう今回のオリンピックは、色々な制限が開会式の1週間以上前から始まっていたこともあって、いつも以上にオリンピックが長く感じられ、もうそろそろ終わってよ・・と心の中では思い始めています。

 まあ、私がお願いするまでもなく、あと数日で終わるのですが、結果がほぼ出揃ってきたところで、今日は、オリンピックのメダリストへの報奨金の話がニュースに出ていました。

 メダリストへの報奨金の話は大昔に、けっこう貧しい国だったりすると、選手を鼓舞するために多額の報奨金を出すらしいという話を聞いたことがありましたが、フランスでも、選手への報奨金が支払われるそうです。

 金メダル8万ユーロ(約1,280万円)、銀メダル4万ユーロ、銅メダル2万ユーロだそうです。報奨金とはいえ、なんとなくオリンピック=お金というのは、いまひとつ、すっきりしない印象もないでもありませんが、今年のパリオリンピックでは、水泳で一人で4つの金メダルをとったレオン・マルシャン選手は32万ユーロを受け取ることになる!という報道でした。

 フランスはこのオリンピックのメダリストの報奨金を東京オリンピックの時(金メダル6万5千ユーロ、銀メダル2万5千ユーロ、銅メダル1万5千ユーロ)よりも大幅に値上げしています。

 これらの報奨金は選手のみならず、選手を支えた経営陣(チーム)にも選手と同額の金額が支払われる(これまでは、選手の半額だった)そうです。

 この報奨金は、11月中旬までに直接、スポーツ相とオリンピック委員会から支払われることになっています。

 ちなみに日本はいくらくらいなのかな?と思って見たら、日本オリンピック委員会から支払われる金額は金メダル500万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円だそうで、その他は各スポーツ毎に、その○○スポーツの協会から異なる額が支払われたり、全くなしのスポーツもあるそうで、一番報奨金が高いのはゴルフなんだそうです。

 私は個人的には、オリンピックというスポーツがお金で換算されるようで、興ざめな気もするのですが、そんなのはきれいごとなんでしょうか?


パリオリンピック メダリスト報奨金


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