今年は、コロナ騒ぎでボジョレーヌーボーの日もすっかり忘れていました。 ボジョレーヌーボーは、毎年、11月の第3木曜日に解禁と決められているフランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した赤ワインです。(ボジョレーヌーボーとしては、白ワインは認められていません) もともと若く醸造期間も短いので深みというものはなく、フレッシュな風味を楽しむワイン、値段も安く、安いものは、3ユーロ程度から、高いものでも 6.5 ユーロくらい(400円から800円)のお手軽価格です。なんといっても、日にちが決まっているので、その季節のその時期に楽しむ、なんとなく季節を告げる...
2020年11月20日金曜日
2020年11月19日木曜日
コロナ禍中でも続くフランス人の権利の主張
今は、ロックダウン中ではなかったのか???と、首をかしげたくなるような光景がここ数日、ニュースで流れてきます。ここのところ、コロナウィルスの感染状況は、少しずつ減少傾向にあるものの、昨日の新規感染者数は、28,383人、ICUには、4,775人(病床占拠率95%)、死亡者 456人が出ている状態なのです。 それでも、一時期の新規感染者が6万人以上出ていた時期に比べれば、良くなってきてはいるので、そんな雰囲気も手伝ってか、ロックダウン中にもかかわらず、連日、フランスのお家芸とも言うべくデモが起こり始めているのです。 一昨日も、グローバルセキュリティ法に反対するデモ、ゴミ収集者によ...
2020年11月18日水曜日
保健総局長が訴えかけるロックダウン下の精神的サポートの必要性
昨夜、保健総局長のジェローム・サロモンが会見をするというので、「今のタイミングで彼は何を話すのだろうか?」と 思っていました。彼は、今やフランスでは、ムッシュ・コンフィヌマン Monsieur Confinement=ロックダウンおじさん と呼ばれており、1回目のロックダウンの時には、毎晩、毎晩、現れては、その日の感染状況、一日の死亡者数、ICU病床の患者数、入院患者数などを発表していたために、彼の存在そのものがロックダウンの象徴のようになってしまっているのです。 とはいえ、当初に登場した時に比べると、彼は、ひと回り引き締まって、顔つきも厳しくなり、随分と印象も変わりました。このコロナウィ...
2020年11月17日火曜日
認可間近?の新型コロナウィルス対応のワクチンとフランスの現実

ここ数日、フランスでは、新型コロナウィルス対応のワクチンの話題で持ち切りです。 先週には、米ファイザー社(Pfizer)と独ビオンテック社(BioNTech)の研究所が、新型コロナウィルスに対するワクチンが90%有効であること、ロシアのスプートニクVワクチンは92%の効果があると発表し、ワクチン問題がヒートアップしてきたところに、昨日は、米モデルナ社(Moderna)が同社の開発中のワクチンが94.5%有効であると発表。 モデルナ社のCEOは、「米国では、数週間以内に、「緊急使用許可」と呼ばれる承認を加速するためのファイルを提出、これにより、2020年、年内に製品の承認を得ることができます...
2020年11月16日月曜日
スーパーマーケットの日用必需品以外のコーナー閉鎖による部分的な失業手当申請の悪循環
日用必需品以外のコーナーがシートで覆われているスーパーマーケットの店内 今回のフランスのロックダウンでは、前回のロックダウンのように全面的なロックダウンではなく、生活必需品以外の一部店舗、電化製品、通信機器、メガネ屋、ガーデンセンター、DIYショップ(日曜大工用品)などが営業を認められています。 前回のロックダウンのように、薬局か、スーパーマーケットしか開いていない状態とは違って、営業許可と営業禁止の境界線の意味の理解が難しいこともあり、不公平感が高まり、結果として、不公平感を是正するために、政府は、大型スーパーやFnacなどの総合小売店(フランスの書籍、情報機器、電化製品等を扱...
2020年11月15日日曜日
パリ近郊(イル・ド・フランス)で週末行われたロックダウン中の300人超えのパーティー
「意外にもロックダウンの規則を一番守っているのは、イル・ド・フランスだ!」というニュースを目にしたのは、つい一昨日のことでした。「へえ〜??ほんと、意外だな・・」と思ったのも束の間、翌日には、とんでもないニュースが入ってきました。 イル・ド・フランスのヴァル・ド・マルヌ県、ジョアンビル・ル・ポンで、週末の夜に300人〜400人が集まるパーティーが行われ、夜中の2時に近隣住民による通報により、警察が突入して催涙ガスまで使って解散させる大騒動が起こっていました。夜中から明け方にかけての時間帯です。 静かな住宅街にあるプールやハマムまである巨大なロフトが秘密のナイトクラブと化しており、いくら緩い...
2020年11月14日土曜日
フランスの感染がおさまらないのは政府の責任というフランス人
街中ではけっこう行列も見かけます ロックダウンから2週間後のカステックス首相の現状報告によると、ロックダウンの効果は、恐らくロックダウンを開始した時の政府の予想に比べると、どうやら芳しくなかったようです。 というのも、ロックダウン発表時には、2週間後の感染状況によっては、最初の2週間で開店できなかった店舗についても開店できるようにすると言っていたのが、結局のところ、2週間では、感染のスピードは若干下がったものの、劇的な変化は見られず、現状が維持されることになり、開店できる業種は拡大されなかったのです。 恐らく政府は学校と企業と一部の商店を継続することで、ここまでの人が街に出ることを予想できていなかったと思います。 今回のロックダウンの効果が劇的に表れないのも当然のことで、前回のロックダウンは、約2ヶ月間、学校も企業も全て閉めて、まさに街中がシンとした状態であったのに比べて、今回は、街中はほぼ普段と変わらないほどの人出。そんなに甘いわけはないのです。 しかも、調査によるとフランス人の約60%が少なくとも1回はロックダウンに違反したことがあると回答。外出許可証に虚偽の理由を記載して、半数以上のフランス人が家族や友人とあったりしたことがあるというのです。 たしかに外出許可証は、生活必需品の買い物に加えて、子供の送り迎えや介護が必要な家族のケア、ペットの散歩、健康維持のための1時間以内の散歩などの運動などかなり広範囲に渡っていて、ちょっと出かけるには、どれかにこじつければ、いつでも外出は可能で、実際に街中は、かなりの人で溢れています。 私は、家の近所の様子しか直に見ることはできませんが、明らかに今回のロックダウンは、全く軽視されている印象ですが、驚くことにロックダウンが一番、守られているのは、イル・ド・フランス(パリ近郊地域)なのだそうです。 違反というからには、単なる外出ではなく、理由をこじつけて、友人や家族に会う・・人と接するということなのでしょうが、これだけ人が出ていれば、取締りもできる状態ではありません。取締りがなければ、規則はないも同然のフランスです。私自身も今回は、買い物等で出かけても、一度も取締りをしている警官等を見かけたことはありません。 そのくせ、フランス人は、フランスの感染拡大、ロックダウンの効果が表れてこないのは、政府のやり方が悪いせいで、自分たちの自由は奪われて、感染は一向に治らないと怒りの矛先を政府に向けます。やり方が悪いのは、たしかなのですが、(感染者の隔離がなされていないことなど・・)強いて言うのならば、意識の低い国民を甘く見ているという点が一番の政府の失敗なのではないかと思います。 実際に、在仏日本人の日仏カップルの家庭などでは、フランス人パートナーが家族や友人との会食などの約束を勝手に入れてしまって・・とか、孫を預かることにしてしまったり・・という事態に困惑して、家族の安全をガードするのにかなり強固な態度を撮り続けなければならなかったりと、苦労しているケースが多いのです。 甘い顔をすれば、すぐにでも人を家に呼んだり、呼ばれたりする結果に陥ってしまうのです。 これからさらに2週間後、一応の期限の12月1日を迎えても、そうそう劇的に感染が治ることは考えづらく、それでも、感染状況が少しでも改善されれば、多くの経済危機を迎えている店舗等の現状を考慮して、現在、開店できていない店舗が開けられることでしょう。 そして、さらに2週間が経てば、そろそろノエルのバカンスに突入です。いつもとは違うノエルになるだろうと言いつつも、ノエルに家族との接触を一切禁止するとも考えづらく、また、せいぜい人数を規制したりする程度で国民には節度を持ってほしいなどといいながら、ノエルを迎えることになるのではないかと睨んでいます。 医療関係者は、現在の逼迫した病院の状況に苦しみながら、すでにノエル後に訪れるであろう第3波を懸念し始めています。 こうして近い未来を予想してみると、やっぱりフランス政府のやり方がまずいかな?という気持ちも強くなってもくるのですが、日本がGO...
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