2020年1月7日火曜日

フランスの学校の集合写真

 フランスの学校では、毎年毎年、カメラマンが学校に来て、一人一人の個人の写真とクラスの集合写真を撮ってくれます。  撮影後は、しばらくすると、印刷された写真を子供が持って帰ってきて、希望者は、必要な分だけ、買い取ります。  個人の写真は、証明写真用のサイズのものや、カレンダーになっているものなどがあり、フランスらしくない、商売っ気たっぷりのサービスでしたが、毎年、プロのカメラマンの撮った写真を娘の成長として、日本の両親に送ったりもしていました。  個人の写真は、当然、一人一人、カメラマンの注文に合わせて撮るらしく、娘は、持って帰ってきた写真を見せながら、ちょっと微妙な日本語で...

2020年1月6日月曜日

ガレット・デ・ロワ ーフランスの新年の風物詩ー

 フランスでは、1月6日は、クリスマスから、年末年始と食べ続ける行事のとどめをさす、ガレット・デ・ロワ(galette des rois)(王様のパイ)というアーモンドペーストの入ったパイを食べる日で、もともと、キリスト教の公現祭に基づいたもので、年明けのフランスの風物詩でもあります。  シードルやシャンパンなどともよく合います。  最近は、いささかフライング気味で、スーパーなどでは、クリスマス前から売られたりしていて、売られているのを見つけてしまうと、ついつい手が出てしまったりもするのです。  もともと、私は、それほど、甘党というわけではないのですが、ねっとりとしたクリームなどを使っておらず、サクッとしたパイ生地と、甘すぎないアーモンドペーストとの相性もよく、非常に食べやすいお菓子です。  オーブンで軽く温め直すと、ふんわり、サクッとして、いっそう美味しく頂けます。  また、多少、フライングすることはあるとはいえ、一年で、この時期にしか売っていないので、せいぜい一ヶ月弱の間しか買えないとなると、ガレット・デ・ロワが登場した時には、「おっ!!今年も出てきた!!」という季節感と、今の時期だけしか食べられないという、「今だけ!今だけ!」という、希少価値を高めるような気分が巻き起こり、結果、毎年、欠かさずに食べるお菓子です。  ガレット・デ・ロワは、その名のとおり、王冠がパイに付いてきて、中に隠されたフェーブと呼ばれる陶製の小さな人形が一つだけ入っていて、切り分けて食べた時に、そのフェーブが当たった人が王冠を被り、その一年は、幸運に恵まれるという軽いお遊びを楽しめるようになっているのです。  我が家もこれまで、一体、いくつのガレット・デ・ロワを食べてきたことか、そのまま放って捨ててしまったものもあるだろうに、なんとなくテレビの前に置かれ続けたフェーブの数だけでも、間違いなく、一年に一個のペースではなかったことがわかります。  娘も小さい頃は、本気で真剣勝負のように、フェーブ獲得に挑み、大人気なくもまた、張り合って、フェーブの取り合いをする主人に、まんまと取られて、泣き出す娘を悟しながら、同時に、主人を睨めつけつつ、見つけたフェーブをもう一度、パイの中にもどして、娘の頭に王冠を被せたりしたこともありました。  我が家においても、娘がまだ、サンタクロースを信じ、ガレット・デ・ロワのフェーブを涙を流して欲しがっていた頃の家族の微笑ましい一場面でもあり、誰もがそんな家族の思い出を蘇らせるのか、大人になっても、ガレットを目の前にすると、一瞬、無邪気なワクワクしたような笑顔を隠しきれなくなります。  以下の映像は、マクロン大統領が大きなガレットを前にして、隠しきれない嬉しそうな少年のような笑顔でガレット・デ・ロワを切り分ける映像です。 https://www.youtube.com/watch?v=aqSFYjaiXNw  きっと、フランス人にとっては、子供の頃のそんな思い出をガレットとともに蘇らせ、笑顔にさせる不思議なパイなのです。  今では、フェーブの取り合いにこそならないまでも、見つけかけたフェーブをなぜか、最後の一切れに残しておくのが、我が家の妙な習慣になっています。  私にとっては、一月中には、職場で、何度となく、誰かしらが差し入れてくれて、シャンパンを飲みながら食べる習慣のせいで、ガレット→シャンパンが連想され、ガレットを見ると同時にシャンパンの味が思い浮かびます。  ちなみに、今年のフェーブは、Le...

2020年1月5日日曜日

フランスの美容院は、大雑把で雑・・

 ここ数年は、日本に行く用事が多く、年に2〜3回は、日本に行っているので、美容院は、日本へ帰国時に行くことにしています。  しばらく、日本へ行けなかった時期もあったので、その間は、ずっと、パリの家の近所の美容院へ行っていたのですが、ひとたび、日本の美容院の心地よさを思い出してしまえば、なるべく、パリの美容院には、行きたくないと思ってしまうのです。  日本の美容院は、私の帰国時の至福の時間でもあります。座り心地の良い椅子に、頭皮や手のマッサージまでしてくれて、帰国して、長いフライト疲れの私は、ついつい眠ってしまいそうになるくらいです。  それに比べて、パリの美容院は、自分の好み...

2020年1月4日土曜日

お国柄が現れるフランスの中華料理

 世界中、どこへ行ってもあると思われるチャイニーズレストラン。類にもれず、フランスにもチャイニーズのお店は、山ほどあります。  多分、一番多いのは、気軽に食べることができて、テイクアウトもできる中華とベトナム、タイ料理などのアジア系の料理がミックスされたようなお店です。最近は、その中に日本食と思われるものも混ざっていて、エビフライをTEMPURAなどという名前で売っていたりします。  フランスで、共通する一般的なチャーハン(Riz Cantonais / リ・カントネ)は、なぜか、味の素が大量に使われた、炒り卵とハムとグリンピースを入れて炒めてある、全体的に白いイメージのボヤッとした味のチャーハンで、パエリアと並んで、冷凍食品として売られていたり、学校の給食にまで登場するので、フランス人には、人気のメニューなのだと思われますが、はっきり言って、あまりおススメではありません。  私は、普段、出不精なので、あまり、外食はしないのですが、中華料理だけは、中華街に買い物に行くついでに、食事に行くことも多いのです。  何より、中華料理は、家庭の調理器の火力では、できない強火でサッと調理された野菜の炒めものなどが食べたいからです。  私がよく行く中華料理のレストランは、値段もお手頃で、頃合いを見計らって行かないと並ばないと入れない、中国人シェフが腕を振るう人気のお店で、中国人のお客さんが多い中、フランス人のお客さんも結構いて、入れ替わるお客さんや、お料理のオーダーや配膳の人が慌ただしく行き交う中、ロゼのワインなどを飲みながら、悠々と食事をしています。  フランス人が中華のレストランで必ずと言っていいくらい注文しているのは、鴨料理(Canard...

2020年1月3日金曜日

フランス人は、イタリアを下に見ている

 日本では、フランスもイタリアも、きっと似たような位置付けで、どちらも、おしゃれで、ヨーロッパの中では、きっと、比較的、印象の良い国の部類に入っているのだと思います。  フランス料理もイタリア料理も人気があり、フレンチやイタリアンのレストランも日本には、たくさんあり、ちょっとおしゃれなデートなどでは、フレンチやイタリアンは、きっと同じレベルで存在しているのではないかと思います。  日本人に人気の観光地としても、フランスは、安定の人気の国の一つですが、イタリアも同様に人気があり、どちらかというと、今や、イタリアの方が人気があるくらいです。  ところが、フランス人は、なぜか、イ...

2020年1月2日木曜日

お正月は、元旦のみ。フランスに、三が日はない

 フランスは、クリスマスをイブからクリスマス当日にかけて、盛大に祝いますが、祝日自体は、25日のみで、御用納めのような年末の区切りはなく、(実際には、クリスマスの期間にバカンス休暇を取る人は多いですが)31日には、新年へのRéveillon (レヴェイヨン)=カウントダウンは、あるものの、休日でもなく、年が明けて、1月1日の元旦のみが祝日で、2日からは、あっさりと仕事も始まります。  ですから、この時期に、バカンス休暇を取らない限り、この、主には、食べるのに忙しい行事を乗り切るのは、大変です。タダでさえ、日頃から、食べることばかり考えている私にとっては、この食の一大行事の年末年始...

2020年1月1日水曜日

パリの年越しと、シャンゼリゼのカウントダウン 日本語のオーシャンゼリゼ

 フランスの大晦日の年越しは、17時から、メトロなどの交通機関が無料で解放されることから、始まります。  昼過ぎにちょうど駅にいた私は、17時からパリ市内の交通機関が無料で解放されるというアナウンスを聞いていましたが、これは、毎年と同じことながら、今年は、一ヶ月近くものストライキが続いているため、今さら、ほんの一日、無料でメトロを解放することをどこか、シラけた思いで、聞いていました。  これだけ、一般市民を困らせておいて、今さら、偉そうに無料開放のアナウンスとは・・間引き運転で、通常では、考えられないような混雑したメトロに乗りながら、ますます、腹立たしい気持ちになりま...