2021年4月25日日曜日

思いがけずに娘もワクチン接種を受けることができました!

          

娘がワクチン接種をした病院内の様子


 私が思いがけず、新型コロナウィルスのワクチン接種の予約をしたのは、今年の2月26日のことでした。たまたま、いつも飲んでいる薬の処方箋をもらいに近所のかかりつけの医者に行った際に、「ワクチンの申し込みをしますか?」と言われて、(その時は、まさか私にワクチン接種を受ける権利があるとは思っていなかったので・・)「えっ??いいの?」と言いながらも、「あなたは、心臓疾患があるから申し込みできるわよ!」と言われて、「ラッキー!」と、すぐにその翌日に軽い問診を受けて、申し込みをしたのでした。

 申し込みをしてから、おそらく、セキュリテソーシャル(国民健康保険)からの承諾が降りるのに1ヶ月くらいは時間がかかるから(現在はそんなに時間はかからない)、3月半ば以降にまた連絡してみてと言われて、その頃に一度、連絡してみましたが、肝心のワクチンが届かないとのこと。

 それでも私が1回目のワクチン接種をしたのは、4月2日のことでした。

 そして、娘が4月に入ってから、パリ市内の病院に併設された研究所でスタージュ(インターンシップ)に通いはじめ、リモートワークかと思いきや、毎日、通勤とのこと。しかし、病院関係の施設での仕事ということで、病棟とは関係ない研究所内の事務所での仕事ではあるのですが、ワクチン接種の権利をもらえたのです。

 娘は、まだ20代前半で、コロナウィルスにかかった場合にリスクが高いとされる何の既往疾患もなく、本来ならば、ワクチン接種は、一番後回しになる世代です。それが、思わぬチャンスに恵まれたのです。

 「リモートワークのこと、ワクチンのこと、マスク配布についてなどなど、ちゃんと聞いてきなさいよ!」と言って、彼女を仕事に送り出した仕事開始初日が4月6日。

 どうやら、仕事はリモートワークではなく、毎日、通勤しなければならない代わりに、ワクチン接種が受けられることになったといって娘は帰ってきました。

 ワクチン接種は、彼女が働いている病院では行ってはおらず、別の病院に接種に行かなければならないとのことでしたが、娘も思いがけずにワクチン接種を受けられることになったのです。

 すでに職場の周囲の人は、全員、ワクチン接種済みで、彼女は、それから数回、予約を入れるために仕事の合間をぬって、電話をしていましたが、電話がなかなか繋がらなかったり、繋がっても、ワクチンがないと言われたり・・予約が取れたのは、電話を始めて一週間後のことでした。

 そして、先週末に彼女は、1回目のワクチン接種をしてきたのです。

 彼女が受けたのは、彼女の年齢(アストラゼネカは、若年者には、現在のところリスクがあるということで避けられています)から、ファイザー社のワクチンでした。

 病院の中のワクチン接種のスペースは、完全予約制ということで、全てスムーズに流れができていて、病院到着後、数分後に2分ほどの問診の後、ワクチン接種の部屋に入るとワクチン接種までにかかった時間は、1分以内、あっという間にワクチン接種は終わり、「15分ほど待合室で様子を見て、その後はすぐに帰って結構です」とのことで、帰りに用意されたワクチンの証明書をもらって、その場で、2回目の接種の予約を取ることができました。

 なんと、ファイザー社のワクチンは、1回目と2回目の接種の期間が短いということで、彼女の2回目のワクチン接種は、5月末になりました。20日以上前にワクチンを受けた私の2回目のワクチン接種は、6月4日以降となっていて、結果的には、彼女の方が2回目のワクチン接種が早く済んでしまうことになりました。

 しかし、どちらにしても、少しでも感染のリスクが減ったことは、現在のフランスの状況にいる限り、大変、ありがたいことです。

 当日、午前中にワクチン接種を受けた娘は、夜になって、「腕が痛くなってきた・・腕が上がらない・・」などと、痛み止めを飲んでいましたが、それも翌日には、痛みも薄れはじめ、「もう大丈夫!」と言っています。

 パンデミックの影響で、日本への留学が2度もキャンセルになり、結局、日本へは行けなくなってしまった娘ですが、スタージュ先を変えたことで、思わぬ早めのワクチン接種を受けられることができ、不幸中の幸いでした。


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