2020年12月1日火曜日

グローバルセキュリティ法・全面書き直しとブラックブロック

  フランスで2週間に渡って行われていたグローバルセキュリティ法反対のデモは、それを前後して発覚した警察官による暴力事件により、フランス全土での大規模なデモに発展し、特にパリでは、夕刻にはデモが暴徒化し、大騒動になりました。 翌日のレピュブリックから、バスティーユにかけての界隈は、騒動により、店舗やキオスクが壊されたり、信号が壊されたり、キャッシュディスペンサーが壊されたり、挙げ句の果てには、フランス銀行まで燃やされ、本来ならば、ノエルのデコレーションでキラキラしているはずの街が廃墟のようになってしまった様子は、悲しいばかりです。 13万人超えの人々が抗議をしたグローバルセキュリティ法に関しては、警察官による暴力事件による警察への反発もあいまって、簡単なことではおさまりそうもない気配で、このデモは当分、続くだろうとウンザリとしていました。 ところが、そんな国民の気配を感じてか、昨日、国会のLREM会長(la...

2020年11月30日月曜日

ロックダウン緩和でようやく営業許可が下りた店舗

    フランスのコロナウィルス感染もロックダウンのおかげで減少傾向にあり、当初の予定よりも一週間近く早く、一般の小売店(生活必需品以外の店舗)もようやく営業許可が下り、土曜日から、一ヶ月近く閉まっていたお店が一斉に開店しました。 特に欲しいものもなかったのですが、散歩がてら、久々にお店を覗いてみようと、近所のショッピングセンターに行ってみました。土曜日ということもあり、これまで買い物できなかった人がさぞかし、押し寄せているだろうと思っていたのです。 ショッピングセンターの中は、ノエルのデコレーションがキラキラで、今まで暗く閉ざされていた店舗に明るく電気が灯っているだけで、なんだかちょっと心にも火が灯るような、そんな妙にじ〜んとした感慨がありました。 あたりまえだった日常が戻ってきた静かな喜びです。 ところが、いざお店をのぞいてみると、人出は大したことはなく、お店によっては、ガラガラのお店もあって、なんだか拍子抜けした気分でした。 とにかく、お店に入ってみようと、まずは、子供服のお店に入ってみました。店舗内に足を踏み入れると、すかさず、店員さんが、「全商品50%offです!」と声をかけてきました。例年は、ノエル前の今の時期は、ほぼほぼ値引きはなく、ソルド(バーゲン)が始まるのは、年明けからです。  営業開始とともに全品半額の子供服のお店 今年は、一ヶ月のブランクを取り戻すために、そんなことも言っていられないのでしょう。それにしても、今から全品半額とは・・こちらとしては、嬉しい驚きですが、お店の必死さがヒシヒシと伝わってきます。 この店舗は、フランスでおそらく一番ポピュラーな子供服のチェーン店です。(Du...

2020年11月29日日曜日

フランス全土で13万3千人超のデモで大荒れ パリ・フランス銀行まで燃やされる大惨事

                                                                              土曜日に、グローバルセキュリティ法に反対するデモが行われることは、予めデモの主催者から届け出が出ており、当初、レピュブリック広場からバスティーユ広場に向かうデモ行進が申請されていましたが、パリ警視庁の許可が下りなかったため、レピュブリック広場飲みの集会に限定されていました。 ところが、結果的には、デモは、強行され、バスティーユ広場で大騒動になりました。 先日の警察官による暴力事件がグローバルセキュリティ法に対する国民の反発をさらに大きくし、内務省の発表によると、デモはパリだけではなく、ストラスブール、レンヌ、リヨン、ボルドー、マルセイユなど、フランス全土で133,000人の参加者だったと伝えられています。(デモの主催者側の発表によると50万人) このコロナ禍中、この人出だけでも驚異的なことですが、デモの一部に、ブラックブロックと言われるデモなどに紛れて破壊行動を繰り返す集団が、暴れ始め、街頭に駐車してあった車を壊して、燃やし、トラックをひっくり返し、キオスクやブラッスリーなども燃やされ、消防車がひっきりなしに出動していました。 警察とデモ隊の間には、バリケードが張られ、物々しい戦闘態勢、手榴弾や催涙ガスに放水での攻撃と、日が落ちていく夕刻には、パリは荒々しい光景に包まれました。   極めつけは、バスティーユにあるフランス銀行(Banque...

2020年11月28日土曜日

防犯カメラで警察官の暴力が暴露されるフランス

      ここ数日、フランスでは、3人の警察官によって、音楽プロデューサーであるミシェル・ゼクレールが過激な暴力を振われた事件で大騒動になっています。 事件は、先週末、午後8時頃、パリ17区で起こりました。 警察車両を通過した男性は、マスクを着用していなかったことから、罰金を回避するために彼の利用しているスタジオの敷地内に入ったと言います。彼を追いかけた3人の警官が玄関に入ると彼を捕まえ、殴る蹴る、挙句の果てには、武器まで使って押さえつけ、執拗に暴行が繰り返されました。 その際に彼は、警察官から「汚いネグロ・・」などの差別的な言葉で罵られ続けたと証言しています...

2020年11月27日金曜日

コロナウィルス第2波 制限を緩和していくフランスと手綱を緩めないドイツ

             今週に入って、マクロン大統領から発表されたロックダウン緩和へのステップを歩み始めたフランスとは対照的に、昨日、ドイツのメルケル首相は、新規感染者数に大幅な減少が見られない限り、現行の感染対策を来年の1月初旬まで延長、しかも強化する方針を表明しました。 新規感染者の推移を見れば、フランスは一時は、一日6万人近かった新規感染者数もどうやら1万人台にまで減少し、ICUの患者もあわや5千人の壁を超えるかと思われていたところが、こちらも少しずつ減少し始め、4,018人(11月26日現在)までに下がっています。 これまでドイツは、コロナウィルス感染に関しては、被害の大きいヨーロッパ全体の中でも常に優等生で、フランスとは比較にならないほどに、常に感染者数は、フランスよりもずっと少ない状況に抑えられてきました。 これまでの総感染者数は、フランス...

2020年11月26日木曜日

段階的なロックダウン緩和〜解除策には、83%のフランス人が賛成

                                              一昨日にマクロン大統領から発表された段階的なロックダウン緩和から解除に向けてのシナリオには、83%のフランス人が賛成しています。 概ね国民には、好意的に受け入れられたノエル・年末年始の予定ですが、12月15日にロックダウンが解除されるには、一日の新規感染者数が5000人以下、ICUの患者が2500人以下まで減少した場合という条件がついていることを皆、ちゃんと聞いていたのかな?と、ちらっと思います。 とはいえ、現在のフランスの感染状況を見ると、まだ一ヶ月はあるし、まるで不可能な数字でもありませ...

2020年11月25日水曜日

フランスのロックダウン緩和へのステップ マクロン大統領の会見

 フランスのロックダウン緩和は、とりあえず、今週末の全ての商店がオープンすることから始まることになりました。大方の予想では、12月からと言われていただけに、一週間早くなった全てのお店の再開は、明るいニュースです。 そして、これまでどおり、外出許可証は必要ではありますが、自宅から20km、3時間以内の外出が認められるようになります。沢山のお店がオープンしても、行けないじゃん!と思っていましたが、パリは狭いのです。行きたい所もそうあるわけでもありませんが、とりあえず、行こうと思えば、いつでも行けるようになることは、思いのほか嬉しいことです。 さらに、12月15日には、ロックダウンが解除になり、映画館、劇場、美術館などが再開し、外出規制が撤廃されますが、夜9時から午前6時までの時間帯の外出制限措置(夜間ロックダウン)が取られます。 普通の生活が近づいてきました。 しかし、レストラン、バー、スポーツジムなどは、年内の再開はできませんが、どうやら、ノエルを家族で祝うことはできるようになるようです。 特に12月24日と31日は、夜間ロックダウンも撤廃されるという甘々な措置、公道での集まりは禁止されていますが、今は、まだロックダウン状態でさえ、ここ数日のデモの人出を見ていると、これが守られることは、どうにも信じ難く、今からシャンゼリゼが人で埋まる様子が目に浮かぶようです。 つまり、ノエルのバカンスには、皆が家族に会うための移動を始め、衛生管理に気をつけてと呼びかけてはいるものの、ほぼ、例年に近い年末年始を迎えることになりそうです。 そして、このまま、感染状態が減少していった場合は、(一日の新規感染者数が5000を下回っている場合)、1月20日には、レストランやスポーツジムの営業が認められるようになります。 マクロン大統領から、ロックダウンの緩和についての発表があると聞いて、小売店等の再開は、おおよそ予想がついていましたが、一番の問題は、ノエルをどうするのか?が最も気になっていましたが、まさかの24日と31日の開放に、今から、クリスマスイブと大晦日の惨状が目に浮かぶ気がします。 これまでの締め付け?られた生活の鬱憤が、ノエルと年末年始に一気に爆発するような気がするのです。 例年の一般的なフランス人の傾向としては、ノエルは家族と過ごし、大晦日は、友人と騒ぐという人が多く、特に31日は、レヴェイヨンと言われ、年明けのカウントダウンの瞬間は、より多くの人が集うのです。 マクロン大統領からの発表があった数分後には、SNCF(フランス国鉄)の予約サイトは400%に膨れ上がり、これまで予約を躊躇していた人々が一気に予約を開始したようです。 さっそくみんな、出かける気まんまんです。ちなみにフランスにはGO...