2019年12月14日土曜日

小さい娘のフランスへの郷愁??? 

   娘は、アフリカで生まれましたが、生後、3ヶ月でフランスに来て、それ以来、ずっとフランスで育ってきました。  娘が初めて、日本へ行ったのは、彼女が2歳になった時で、それからは、ほぼ、毎年、夏休みの度に、娘を日本に連れて行っていました。  娘は、チヤホヤと甘やかしてくれるパピーやマミー(おじいちゃんとおばあちゃん)や、私の叔父や叔母、従姉妹などの私の家族や友人にもとても、なついていて、日本が大好きでした。  娘は、日本にいるのが楽しくて、楽しくて、仕方がない様子で、帰りの飛行機に乗るときには、仏頂面で、パリに着いた時には、空港に迎えに来てくれているパパにも、まるで、「パパのせ...

2019年12月13日金曜日

フランスのクズ男は桁違い DV被害に遭っていた女性

 DVというものは、あまり、表面化しにくいものなので、実際に目の当たりにすることは、なかなかないとはいえ、フランスでは、実は、かなりの割合で存在しているのだと言います。  日本でも、DVは、あるのでしょうが、私の周囲には、見かけたことがありませんでした。日本での私の生活は、今から考えれば、限られた世界の人としか、付き合いがなかったからなのかもしれません。  しかし、パリに来て、色々な国からの、色々な人たちに触れる機会が増えたせいか、知人の数は絶対的に少ないのにも関わらず、そのような人に遭遇するということは、その割合が高いと思わざるを得ません。  以前、職場にいた若い女性が、あ...

2019年12月12日木曜日

フランス人の子供のしつけ

 日本に帰国した際に、ちょうど、その時にアメリカから帰国していた従兄弟家族と娘を連れて、水族館に行ったことがありました。  その時に、驚いたのは、子供が水族館の中で、騒々しくはしゃぎ回ることでした。そして、一緒についている親たちは、館内で騒ぐ子供たちを野放しにしているのです。  夏休み中の水族館ですから、子供連れで賑わっているのはわかりますが、その騒々しさが、なんだか、フランスの水族館とは、違うなと思ったのです。  普段、フランスでの暮らしは、サービスも悪く、感じも悪く、不便なことも多く、ダメダメな国だと思っていましたが、こと、子供のしつけに関しては、悪くはないのかな?と思ったのです。  フランスでは、子供が公の場で騒ぐという場面は、見たことがありません。  子供とはいえ、私は、それは、公の場での最低限のマナーだと思うのです。  それが、家庭の教育であるのか、学校の教育なのかは、わかりませんが、少なくとも、家族連れで出かけている場所でのことですから、家庭の教育の一面なのだと思います。  フランスでは、レストランなどでも、そのお店のランクにもよりますが、子供連れで行くことが躊躇われるようなお店もありますし、そういうレストランには、夫婦だけで出かけます。  子連れで出かけられるレストランなどでも、子供が騒げば、レストランの人、あるいは、周りのお客さんから、注意されるでしょうし、それ以前に、親が許しません。  我が家でも、娘には、めっぽう厳しく、怖いパパが控えているので、娘の方も心得たもので、たまには、親子ゲンカをすることがあっても、駄々をこねたり、公の場で、騒いだりすることはありませんでした。  私も普段から、あまり、娘に対して、うるさいことは言いませんでしたが、ダメなものはダメ、ということに関しては、決して譲りませんでしたので、こちらが、拍子抜けするほど、あっさりと、娘も、すぐに気持ちを切り替える習慣がついていました。  例えば、買い物に行って、欲しいものがあって、「これ買って〜!」と娘が言ってきても、私が、ダメ!と言えば、すぐに、「じゃあ、今度、日本に行った時に、買おうか!」 などと返されて、こちらも苦笑してしまいました。  ある時期、NINTENDO...

2019年12月11日水曜日

外国人になる体験

 私は、海外での生活を始めて以来、外国人として、ずっと生活しています。  フランスでは、たとえ、フランス国籍を持っていたとしても、純粋なフランス人という人の方が少ないくらいで、外国人も多いので、フランスで外国人として生活することは、きっと、日本に住む外国人よりは、抵抗が少ないのではないかと思います。  それでも、フランスでの選挙権はないし、ビザも10年に一度ですが、書き換えをしなければなりません。何か、交渉ごとがあったりしても、フランス人が出て行けば、スムーズに行きやすい場合も、なかなか、すんなりと、ことが運ばなかったりすることもあります。  日本では、二重国籍が認められて...

2019年12月10日火曜日

フランスの保育園で・・・

 私が、仕事を始めたのは、娘がちょうど、一歳になった頃でした。  幸いなことに、保育園には、すぐに入れることになりましたが、それまで、娘が生まれて以来、1日たりとも娘と離れて過ごすことがなかったので、娘が保育園に順応できるかどうか、少なからず、不安がありました。  最初の2日間は、別の保育施設に、半日だけ、預かってもらうことから、少しでも、他人と過ごすことに慣れさせようと、娘を連れて行きました。  初めての場所に、娘を連れて行って、保育士さんに、娘を手渡して、置いてこようとすると、娘は、火が付くように泣き出し、焦りました。こんな様子でいては、これから先、娘を預けて働きに行くこ...

2019年12月9日月曜日

パリはフランス人に嫌われている

 私は、パリに住んでいるし、職場もパリなので、日頃は、フランス人といっても、パリ、あるいは、パリ近郊に住む人としか、付き合いがないので、パリがフランス人に、疎まれているということを、あまり感じることは、ありません。  しかし、パリの人は、感じ悪いな、と思うことは、多々あります。  特に、サービス業に関しては、特に、お客様は、神様の国、日本から比べたら、天と地ほどの差があります。  「お待たせいたしました。」とか、「申し訳ありませんでした。」とか、たとえ、相手が客であっても、自分の方が下手になるようなことは、まず、言いません。  常に、自分の方が上から目線な物言いをすることが多...

2019年12月8日日曜日

フランス人の結婚観

 先日、久しぶりに、歯医者さんに行ったら、彼女に孫ができたという話をしていたので、「え〜? そんなに大きなお嬢さんがいらっしゃったのですか? お嬢さん、おいくつなんですか?」と驚いて、聞いたら、お嬢さんは、23歳で、まだ学生なのだそう。  「学生なのに??」と驚く私をよそに、余裕で、「人それぞれのタイミングと生き方があるから・・」と、孫の誕生を喜ぶ彼女に、私は、なんだか、懐の大きさ、大らかさを感じました。  彼女のお嬢さんのカップルが、結婚しているのか? また、子供を持つタイミングや順序などには、あまり、頓着していないのです。  フランス人には、日本のような、結婚に対する適齢期のような観念が薄いように思います。それが、早かろうが遅かろうが、その人、その人のタイミングだと考えているのです。  フランスでは、そもそも、結婚の形態自体が、いわゆる日本の結婚という形態だけでなく、Concubinage...