2025年10月に発生したルーブル美術館強盗事件も、当時はセンセーショナルに報じられましたが、最近は、すっかり鳴りを潜めてきていました。
私も、この報道を耳にしたときには、「ウソ!そんなこと、あり得るの? 映画じゃあるまいし・・」と思ったくらい衝撃的な事件でした。
実際にどこから、どうやって入れるのか?と野次馬根性で、侵入現場となったアポロギャラリーを見に行ったりもしたくらいでした。
ところが、この事件は、どうやら後世に深く記憶が刻まれるようになるらしく、この事件を題材とした映画と調査報道を原作としたドキュメンタリーシリーズが発表されるようです。
3人のジャーナリストによる調査報告書「Main basse sur le Louvre」(ルーブル美術館の占拠)はフランスマリオン社よりすでに5月27日に発売されています。
そして、本書の映像化権は、フランスマリオン社から長編映画版が制作会社アイコノクラスト社に、ドキュメンタリーシリーズ版がイギリスのプロデューサーにそれぞれ売却されています。
映画は、フランスの映画監督ロマン・ガヴラスによって映像化されますが、映画のタイトル、公開日、キャストはまだ発表されていません。
既に発売された調査報告書「Main basse sur le Louvre」(ルーブル美術館の占拠)の中では、2025年10月19日の週末にルーブル美術館に強盗が侵入し、推定8800万ユーロ相当の王冠や宝石を盗み出した経緯を詳述しています。
この事件により、ルーブル美術館館長が交代していますが、7ヶ月に及ぶ捜査と主要容疑者の逮捕後、宝石の捜索は複雑な謎、捜査官を困惑させる難問となったと同書には記述されています。
そして、映像化される原作となるこの本の中で訴えている重要なことは、「この強盗事件は、美術品窃盗が多くの犯罪者にとって単なるビジネスの一つとなりつつあり、以前のような「巨大な美術館への強盗」といったどこか神秘的、神話的なイメージは消え失せたことを示している」、これまで強盗といえば、「装甲車強盗、銀行強盗」がその王道?象徴的なものでしたが、「犯罪組織は新たな金儲けの手段を見つけた!」と言っています。
たしかに、この事件が起こった直後には、美術館強盗が注目され、パリの他の大きな美術館「オルセー美術館」、「フランス国立自然史博物館」などでも強盗事件が起こっていたことが浮き彫りになったりしました。
このルーブル美術館強盗事件に関しては、実行犯は意外とあっさりと逮捕されていますが、実際に奪われた宝石類はほぼ回収できておらず、美術市場には宝石が一切、出回っていません。
逮捕された容疑者たちは、最大懲役15年の懲役刑に直面していますが、彼らはほんの手先にすぎず、黒幕はまだ影に姿を潜めているということです。
映画の中では、この黒幕は、どう描かれるのでしょうか?
ルーブル美術館強盗事件 映画化決定
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