フランス気象局は、速報で「例年より早く」、「異常に」、「長く続く」猛暑の到来を報じています。この速報によれば、猛暑の到来に伴い、5月末としては異例の急激な気温の上昇が見込まれています。
フランスは聖霊降臨祭の週末を猛暑の中で迎え、国内のほぼ全域で気温が30℃を超えています。これは前週よりも10~15℃高く、平年より9~12℃高い気温です。
本当に、先週までは、むしろ、「今年はいつまでも肌寒い・・」と思う日が多く、お天気もあまりすぐれず、早く暖かくなってほしいな・・と思っていたくらいでした。
現在、パリは、30℃程度、晴天で街中の人たちは、すっかり夏の装いで、もう真夏のようです。いつものことながら、この気温の変化に彼らはとても上手に順応しているのには、感心します。
そして、気象局の発表で、さらに驚くことには、フィニステール県(ブルターニュ地域圏・フランス北西部に突き出たブルターニュ半島の先端部でイギリス海峡に面している)に正午から黄色の熱波警報が発令されていることです。
気象局が5月に熱波警報を発令するのは、今回が初めてで、予報官はこの状況を「前例のない事態」と表現しています。
5月に熱波警報というのは驚きではありますが、ここ数年、毎年、毎年、こんな時期にこんな猛暑は未だかつてない事態・・と言っているような気もするので、あまりピンと来なくなっているのも事実です。
この黄色の警報は、日が進むにつれてフランス西部の他の県にも拡大される可能性があるということです。
フランス気象局はこの熱波は長期にわたると予想しており、日曜日から水曜日にかけて、ピークを迎えると警告しました。
フランスは、現在、蓋のような機能をする「ヒートドーム」に覆われており、モロッコからの暖かい空気がイベリア半島上空を通過し、強力な高気圧の圧力下に閉じ込められている状態なのです。
フランスでは、これまでも異常な高温の春?初夏?を経験しており、フランス気象局は5月の最も暑い日として、1947年5月29日、2005年5月27日、2007年5月28日、2022年5月18日、2025年5月30日の5日を記録しています。
つまり、この5月の猛暑の現象自体は新しいものではありませんが、ますます激しさを増し、頻繁になっているのです。フランス気象局は、「このような熱波は益々頻繁に発生すると予想される」と警告しています。「発生時期も早くなり、強度も増すであろう」と。
ある農業気候学者は、「フランスでは、どの月においても観測史上最も驚異的な猛暑に見舞われようとしている。これは、5月のこれまでの統計的な範囲を完全に超えている信じられない事態」と警告しています。
今年は、年の初めからお天気の悪い日が多くて、お天気が悪いと、気持ち的にも鬱々としがちになってしまって嫌だな~と思いつつも、もう一方で、ひょっとして、お天気が悪い日が多いかわりに、今年の夏の猛暑、酷暑はないのかも?と甘い期待も持っていたのですが、夏が近づくにつれて・・というよりも、どうやら早い夏の訪れに、自分の微かな期待が早くも甘いものであったことを思い知らされているのです。
とりあえず、パリも今週は毎日30℃超えの晴天の日が続くようです。
フランス フィニステール県5月の熱波警報
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