フランス政府のロックダウン解除モードには、国民が戸惑うほどに、アクセルがかかっている感があります。もともと、ロックダウンの解除は、地域ごとに段階的に行うはずだったのが、まさかのレッドゾーンまで含めた全面解除。
しかし、ロックダウン解除の際は、レッドゾーンには、いくつかの条件がつけられ、レストラン、劇場、映画館、ホテル等の営業は、解禁されず、それ以上の解禁は、6月2日の段階で、感染状況を検討しつつ、追って発表するとしていたはずが、まだ、ロックダウン解除から一週間もたたないうちに、ここ数日、堰を切ったように新たな解禁が発表されています。
一昨日は、ビーチの解禁が始まったと思ったら、昨日は、7〜8月のバカンス予約(フランス国内のみ・・とはいえ、フランスは、海外にも領土があり、それも含まれています)が解禁され、国民に向けて「7〜8月には、バカンスに行ける!」と発表したのです。
バカンスのために生きていると言っても過言ではないフランス人にとって、これは、朗報には違いありませんが、感染の不安の残るこの状況でのバカンス解禁に国民は、どう反応するのでしょうか?
今年の4月に旅行代理店Locatourが実施した調査によると、ロックダウンが解除されたら、フランス人の21%がバカンスに出ると答えており、ほぼ半数が30日以内にバカンスの予約をする予定と発表しています。
今回のバカンス解禁の際には、「Plan...
2020年5月15日金曜日
2020年5月14日木曜日
楽観的な政府と悲観的な国民のチグハグな関係 コロナウィルス・フランスのロックダウン解除

フランスのロックダウンが解除になって、まだ、数日しか経っていないのに、解除が、どんどん進んでいく様子が、伝わってきます。私の携帯にも、いくつものお店から、「再開しました!」とメッセージも来ているし、家の外では、工事が始まったらしく、機械を動かす、ドドドドド〜ッという音が聞こえてきます。
しかし、工事の音とともに、反対側の窓からは、相変わらず救急車のサイレンが一日に何度も聞こえてくる、微妙な状況なのです。
街が解放されるにしたがって、ロワールアトランティックのラボールとポルニシェのビーチ、およびヴァンデのサブルドロンヌとイルデューのビーチなどが、条件付きで営業が始まりました。後に続けと、その他の多くのビーチも営業解禁を求める動きが始まっています。
これから気候が良くなっていき、バカンスシーズンに突入するに当たって、それぞれの地元も必死なのは、わかりますが、2ヶ月間の監禁生活が開けた、数日後にもう、ビーチの解禁とは、少々、面食らいます。
また、クロロキン(本来は、マラリアの治療薬)を使ってのコロナウィルスの治療に成果をあげて、一躍、ヒーローのような存在になった、マルセイユの大学病院で、感染症専門医として研究を続ける...
2020年5月13日水曜日
コロナウィルス・ロックダウン解除 フランスの学校再開とSNCF(フランス国鉄)のストライキ

ロックダウン解除から一日後、フランスの学校の86%が再開されました。10歳以下の子供には、マスクは、義務付けられてはいませんが、やはり、親心でしょうか、マスクをつけている子供も少なくありません。厳しく、親にマスクの付け方、外し方を教えられているようで、それを得意げに話す子供の様子の背後には、心配しながら、子供を学校に行かせている親御さんたちの気持ちが垣間見えます。
学校中が消毒され、街中のお店や駅のように、床には、子供たちが、人と人との距離を取りやすいように、テープが貼られています。教室の机も一つおき、もしくは、離れた席に座り、キャンティーン(給食)の時間も対面しないように斜めに席につくようにされていたり、時間ごとに手を洗うように指導されていたり、学校側の警戒も労力も相当なものです。
それでも、2ヶ月ぶりに学校に来れることを喜ぶ子供たちは、新しい環境に頑張って順応しようとしています。大らかな子供は、その変化をむしろ、楽しむようなところもありますが、ナイーブな子供は、すでに、その新しい異常な環境に馴染むことに難しさを訴えている子供もいます。
休み時間に校庭で遊ぶ際にも、校庭には、一人一人が離れて遊ぶように四角い枠が書かれて子供同士が固まることができないように指導されていたりする学校もあるようです。
学校再開の初日は、概ね順調なスタートを切ったようですが、現在のところ、学校に登校している子供は、全体の22%のみで、少人数だからできる対応であるのかもしれません。これから人数が増えていった時の対応が案じられます。
しかし、とりあえず、「ハイ!」と言うことを聞かないフランス人の大人と比べて、子供は、従順で、先生の言うことをよく聞いているので、小さい子供は、問題も少ないのかもしれません。www
そんな中、公共交通機関であるSNCF(フランス国鉄)には、ストライキに向けた不穏な空気が流れています。SNCFのパリ東部地域にある組合は、5人の活動家を対象とする懲戒手続きに抗議し、組合抑圧を訴えるために、5月18日(月)に鉄道労働者にストライキを呼びかけています。このストライキには、パリの東駅、RER...
2020年5月12日火曜日
コロナウィルス・ロックダウン解除・初日のフランス パリ・サンマルタン運河は早くもアルコール禁止の措置
緊張と不安と、ほんの少しの喜びと共に、フランスは、55日間のロックダウンの解除の初日を迎えました。心配された公共交通機関での混雑は、メトロ13号線や郊外線の一部で、一時、人と人との間隔を取れないほどの混雑に見舞われましたが、想像以上に多くの人が、リモートワークに留まっていることや、自転車やトロチネット、車を利用し、公共交通機関を避けたことで、とりあえず、初日は、大きな問題は、起こりませんでした。
我が家の近くのVelib(パリの貸自転車)置き場には、先週末には、自転車が満杯に用意されていましたが、気がつけば、ガラガラ・・多くの人が、公共交通機関を利用する代わりに自転車を利用して...
2020年5月11日月曜日
自己責任に委ねられたフランスのコロナウィルス・ロックダウン解除

5月11日のロックダウン解除が発表されたのが、5月7日(木)。地域による段階的な解除とのことだったのに、条件付きとはいえ、レッドゾーンまでの解除に、この三日間は、とにかく決まってしまったことゆえ、皆、必死の準備に追われていますが、特に公共交通機関の現場は、混乱状態のまま、ロックダウン解除に突入します。
ここのところ、一日の死者数も70人(5月10日現在)までに下がっていますが、ICUにいる重症患者は、減少しているものの、未だ、2812人もおり、その半分以上がイル・ド・フランスに固まっている状態です。つまり、パリ近郊の病院は、未だ、満床状態です。
そんな、現状を踏まえてか、フ...
2020年5月10日日曜日
コロナウィルス・ロックダウン中のインターネットのない世界

ロックダウンから、50日ほど経って、突然、インターネットが使えなくなりました。
ロックダウンで、外出できなくなっても、ネットが通じるおかげで、情報は、入るし、周りの人とも繋がることができたので、インターネットがある時代で、本当に良かった・・と思っていたら、突然、サーバーがダウンしてしまいました。
ここのところ、ネットが遅くて、利用者が多いのだなぁと思っていたのですが、まさかのダウンとは・・。
慌てて、サーバー会社に電話すると、現在、対応しきれないので、しばらくお待ちくださいとのこと。こんな時にもさすがのフランス・・ちっとも、対応を急いではくれません。外に出たところで...
2020年5月9日土曜日
フランスのコロナウィルス・ロックダウン中の戦勝記念日のセレモニーとロックダウン解除への混乱

フランスは、5月8日は、戦勝記念日で祝日で、毎年、凱旋門でセレモニーが行われています。今年は、75周年にあたる年でしたが、セレモニーは、コロナウィルスのロックダウンの中、ある意味、歴史的な、特別な状況で、行われました。
セレモニーは、最小限に縮小され、例年は、凱旋門にある世界大戦での犠牲になった戦士のためのモニュメントに大きな花を捧げて慰霊をし、華やかにパレードが行われ、シャンゼリゼの沿道には、多くの見物客が押し寄せます。
今年は、パリの街は、からっぽで、人の気配が全くない中、マクロン大統領、フィリップ首相、前任者であるニコラサルコジとフランソワオランド、パリのアン・イダルゴ市長、軍関係者等の最小限の出席者のみで、行われました。
出席者は、敢えて?誰もマスクはせず、人との距離を置く形で行われました。伴奏の楽隊なしで歌われるマルセイエーズ(フランス国歌)が、からっぽの街に響いていました。
奇しくも今は、戦時中のような状態で、戦争の勝利を記念するセレモニーは、ロックダウン解除を目前にしているフランスには、コロナウィルスに勝利したわけではないにしろ、一つの節目を迎えるタイミングで、ある意味、象徴的な意味合いも感じられました。敢えて、マスクをせずにこのセレモニーに臨んだマクロン大統領のコロナウィルスとの戦いへの勝利、あるいは、勝利への道へのアピールであった気がしています。
しかしながら、ロックダウン解除に向けて、世間は、その準備に大わらわで、特に、パリ、イル・ド・フランスの交通機関は、必死に安全対策を行なっています。
SNCF(フランス国鉄)は、50%、RATP(パリ交通公団)は、75%の運転を保証し、パリの60ヶ所の駅は、閉鎖状態のまま留められます。公共交通機関でのマスク着用の義務化(マスクをしていない場合は、罰金135ユーロ)、通勤時間帯とされる...
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