2024年6月30日日曜日

イタリアとフランス それぞれのどこがいい?

    


 私は、旅行に行くときは、半分は食べることが目的でもあるので、旅先を選ぶときには、美味しいものが食べられそうな場所を選ぶので、イタリアを選ぶことが多くて、イタリア料理が私の好みと言ってしまえば、それまでなのですが、旅先でレストランを選ぶとしても、イタリアならば、ハズれる可能性が低く、自分で勝手に必要以上に盛り上がってしまうところもあるのですが、テンション爆上がりで、驚嘆し、感激できるレストランに出会える可能性も高いのです。

 シンプルな材料で、これだけ美味しいのは、その素材が新鮮であることや、その組み合わせや火の入れ方や材料同志の組みあわせの相性などのセンスがよくて、旅行中、和食やましてやフレンチが恋しくなるということもないどころか、その土地で食べたかったものを食べつくせないことも少なくないくらいです。

 これがフレンチとなると、それぞれの食事は充分に美味しくても、もう2食、3食と続くとなると、もうたちまちゲッソリしてきて、なにか別の料理を挟みたくなってしまいます。これは、単に私の食の好みなのかもしれませんが、そんな気がします。

 そういえば、イタリア・・といっても南イタリアですが・・いわゆるマクドナルドとかKFCとかのファストフードを全然、見かけません・・そして、どこの国に行ってもありがちなチャイニーズなどのいわゆるイタリア料理以外のお店も見かけません。まあ、イタリア料理だけでも全然、飽きないし、食べたいものを食べつくせていないくらいなので、全然、よいのですが・・。

 そんなイタリアでも、一つ残念なのは、パンがいま一つなことで、パンはまず間違いなく、フランスの方が美味しくて、ここにフランスの美味しいパンがあれば・・と思うことはあります。

 よく、フランスはパンが美味しくていいね・・などと言われますが、いま一つ自覚に欠けていて、別の国に行ってみれば、「いつもあたりまえのように食べているフランスのパンって、やっぱり、かなり美味しいものなんだったわ・・」と、あらためて思います。

 もっとも、私が最近、行っているイタリアは南イタリアばかりなので、ミラノとかローマなどの都会ならば違うのかもしれませんが・・。

 なので、これは特に南イタリアでは・・ということなのかもしれませんが、パン屋さんなどを覗いても、圧倒的に甘いものが多くて、クロワッサンに甘いクリームやジャムが入っていたりして、「なるほど、これがフランス人がバカにする甘いクロワッサンなどのヴィエノワズリーか・・」などと思ったり・・。

 しかし、最近はパリでもチョコレートがかかったクロワッサンなども置いているお店もあったりして、フランスのヴィエノワズリーも最近は新しいタイプのものも登場しています。(でもクロワッサンの中にジャムはないかな?・・)

 ただし、パンやヴィエノワズリー本体の生地の味は、フランスの方が美味しい気がします。私の私見ですが・・。

 また、一般的な傾向として、フランス人はどこかイタリアを下に見ているところがある印象ですが、そんなフランス人を嫌っているイタリア人もいることを今回の旅行で発見しました。

 バカンス好きのフランス人、さすがにバカンスの地には、どこでもフランス人は少なくない(特にヨーロッパ内)らしいのですが、私たちが泊まっていたホテルの年配のスタッフとちょっと立ち話をしていて、私がフランスに今日帰ると話したら、とたんにフランス人の悪口を言い始め、「フランス人はどこに行ってもフランス語で通そうとする・・フランス語が話せない人をバカにする・・」などと言われ、「え~?イタリアに来てまでそんなことやっている人いるの?」と思いつつ、まあ、人によっては、あり得ない話でもないな・・とも思い当たり、なんとなく、苦笑い・・。

 パリでは、以前はよく、駅などで「ここはフランスなんだから、フランス語で話しなさいよ!」などとフランス語で言っている駅員などを見かけたりして、「パリなんて、観光で莫大な収入を得ているのだから、もうちょっとどうにかしたら? せめて英語で話してあげればいいのに・・」などと思ったりしたこともあったのですが、最近はずいぶん変わったと思っていました。しかし、イタリアでそんなにフランス人に悪い印象を持っている人もいるのには、驚きました。

 まあ、よそ者?(フランス人でもイタリア人でもない)からしたら、「どっちもどっちだな・・」という気がしないでもないのですが、概して、このような敵対心?というか、お互いに反感を持っているのは、フランスにしても、イタリアにしても、年配者に多い気もするし、若い世代の人々は、もっと鷹揚にお互いを尊重しているような気もします。

 お隣同志の国なのだから、仲良くすればいいのに・・などと思うのは、甘いのでしょうか? 


イタリアとフランス


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2024年6月29日土曜日

アマルフィーコーストにある美しい街 ラヴェッロ Ravello

  


 南イタリアの海沿いの街の中では、アマルフィがあまりにも有名で、その近辺では、かろうじてポジターノ、ソレントなどがよく知られる場所でもあり、私自身もごたぶんにもれず、そんな知識しかありませんでした。ナポリやソレント、アマルフィからは、それぞれの場所やカプリ島、イスキア島などを行き来する船が出ています。

 これまでに私は、ナポリから船でカプリ島やイスキア島に行ったこともありました。

 カプリ島は、かなり観光地色が強く、極端に言えば、その観光地っぽさはアマルフィとも通ずるところがあり、そこに集まる人の多さはもとより、そこで働く人々も、ちょっと失礼な言い方ではありますが、観光客ずれしている印象を受けるところもあります。

 そこへ行くと、イスキア島あたりは、若干、人も少ない印象でしたが、これも私が行ったのは、ずいぶん前の話なので、現在はどうなっているのかは、わかりません。しかし、このイスキア島は、海に温泉が湧く場所がある、ちょっとおもしろい場所でもあり、卵をかかえて海に温泉卵を作りに行ったりもしました。

 今回は、まさにアマルフィのあまりの観光地そのものの様子には正直、ちょっとガッカリで、近くの駐車場などは、都心の駐車場?と変わらないような駐車料金がかかり、それでさえも空き場所を見つけるのも至難の業です。

 旅先選びの好みはそれぞれなので、なにを良しとするのは、お好みによると思うのですが、私は、今回の旅行で、私は、あまり観光地化が過ぎる場所は好みではないことをあらためて自覚しました。




 なので、たまたまとっっていた宿泊先のホテルのあったプライアーノなど、知名度は比較的低いけれど、人は温かく、どこかホッとするような場所が好みで、もう一か所、アマルフィーからナポリに行く途中で寄ったラヴェッロという街がとても気に入りました。



 私は、今回、行ってみるまでは、このラヴェッロという街を知らなかったのですが、標高350mの高いところにあるこじんまり?とした街で、アマルフィやポジターノ、アドリア海が一望できる美しい街です。

 また、街全体のデザインやカフェやお店のテイストもちょっとフランスっぽい雰囲気もあり、田舎の街でありながら、なかなか洗練されているおしゃれな美しい街です。




 一度、その街に入ってしまえば、街の中を散歩して歩くのには、大きすぎず、素敵な陶器のお店などがたくさんあり、人も多すぎずにちょっとホッとできる場所です。




 私たちは、車で行きましたが、車がない人でもアマルフィからバスが出ているので、行くのが難しい場所ではありません。私は、むしろ、アマルフィーのゴミゴミした感じよりも、美しいこの街がとても気に入りました。

 もしも、アマルフィを訪れて、時間に余裕がある方は是非、おすすめです。

 教会の前の広場のベンチで休んでいたら、現地のおじさんが話しかけてきて、「この近くに日本人の奥さんがいるイタリア人が経営している良いホテルがあるよ!」と教えてくれました。

 最初は、英語で話しかけてくれたのですが、私がフランスに住んでいると知ると、「な~んだフランス語わかるんだ!!と・・。」フランス語になりました。どうにも、この辺りでフランス語が話せる人は、フランス語で話したがるんだな・・と妙なことを発見しました。


南イタリア ラヴェッロ


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2024年6月28日金曜日

イタリア プライアーノの超おすすめホテル HOTEL PELLEGRINO PRAIANO

  


 今回のイタリア旅行は、ずっと行ってみたいと思っていたアマルフィーを中心に計画したもので、岸壁に連なる家並み?と自然の産物として、美しすぎる岩肌、そしてその岸壁沿いの道路、いわゆるアマルフィーコーストを海を眺めながらドライブしたい!という思いから始まったもので、娘も昨年、免許をとったし、二人でアマルフィーコーストをドライブしよう!というものでした。

 娘がパリに来ている間の数日間だけなので、そんなに長期間ではありませんでしたが、まずは、ホテル探しをしてみたら、アマルフィーやポジターノは驚くほど高くて、また車を借りて行くためにパーキングがあるということが必須条件で・・パーキングがない場所にホテルをとってしまうと、ホテルとは別にけっこうなパーキング料金までかかってしまうので、なかなかハードルが高いものでした。

 そんな感じだったので、そのあたりで一番値段の高いアマルフィーやポジターノは避けて、逆に車があるんだから、移動は比較的しやすいので、アマルフィーやポジターノに車で30分程度で行くことができるプライアーノというところにホテルを取りました。

 ソレントにも行ってみたかったので1日目はソレントにホテルをとったのですが、そこは大失敗で、ホスピタリティのかけらもなく、レセプションもないようなホテルで、部屋も狭く、アメニティなども、ほぼゼロで大失敗でした。

 2日目から滞在したプライアーノにとったホテルはソレントのホテルとは天と地ほども差がある感じのとても素敵で心地よいホテルで、チェックインして部屋に案内してもらって、部屋から見えるベランダからの外の景色を見て、思わず二人で歓声をあげてしまったくらいでした。


ベランダからの景色 これが窓ごしにも見える


 ホテルのスタッフもとても親切で感じがよく、泳ぎに行きたいんだけど・・とか、○○に行きたいんだけど、こんなものを食べたいんだけど・・なんていうこと、本当に何から何まで、快く教えてくれて、相談に乗ってくれて、おまけに、たいていの場所には、ホテルのスタッフが車で送り迎えしてくれるのです。

 いつでも、スタッフとWhat's up で連絡が取れるようになっていて、本当にこの人たち、いつ寝てるんだろうか?と思うくらい・・。

 お部屋ももちろんゆったりしていて、きれいで快適で、シャワーなど浴室もすばらしい!、ベッドも寝心地最高、なんといってもベランダが広く、部屋からすぐのベランダはもちろん、その脇には、また別の寝そべることができるカウチが二つ並んでいて、そのどちらからも美しい海と空が広がる光景に日除け?をかねた花棚がカバーしていて、もう美しすぎる景色の中に浸ることができます。






 今まで、日本人のお客さんは来た事がない・・と言っていましたが、その全てに行き届いたスタッフのサービスは、充分に日本人のサービス水準に匹敵するもので、絶対に日本人が来ても、満足するだろうものだと思いました。


 




 朝食は、3階(といっても山の上にあるので、辺りの海が一望できる絶景)のテラスで供され、フルーツ、いくつものペストリー、ヨーグルト、フレッシュジュース、卵料理(オムレツやスクランブルエッグ、目玉焼きなど好きなものを注文すると、すぐに作ってくれて、アツアツなものを持ってきてくれます。

 また、連泊する人を想定してのことが、ペストリーやクレープなども、同じものが続くことのないようになっていて、すごい心配りだな・・と感心し、ついつい食べすぎてしまいます。

 コーヒーや紅茶などの飲み物もふつうのコーヒー、エスプレッソ、アメリカン、カフェオレなどなど、注文通りのものを持ってきてくれます。

 ほぼ、全てのスタッフが英語を話してくれますが、一人、フランス語が話せる若い男性がいて、私たちがフランスから来ているからなのか?英語で話しても、フランス語で話してくれるので、その人とはフランス語で話しました。

 このホテルは三ツ星ホテルで、「このホテル、ものすごく素晴らしいサービスや素敵なお部屋なのに、なんで三ツ星なの?おかしくない?」と聞いたら、「ありがとう!」と言いつつ、一応、それ以上の星を獲得するためには、プールなどの施設が必用だとか、そういう規定があるのだそうです。

 アマルフィはあまりに有名ですが、むしろ、アマルフィーはあまりに立て込んでいて、人も多いので、このプライアーノあたりにホテルを取るのがむしろ、正解なのではないか?と思うのです。

 その土地を訪れるまでは、まったく地理的なこともピンときていなくて、具体的にイメージできていなかったのですが、このあたりを訪れるときに、まず考えるのが、行ってからの移動、交通手段をどうしよう?と考えると思うのですが、けっこうアマルフィーやポジターノ行きのバスは頻繁に出ているし、ここのホテルのようにあちこち送り迎えしてくれるのならば、全然、心配なく、むしろ、ゆったりと美しい光景を楽しめるのです。


ベランダからの夜景


 フランス語を話すのが好きなお兄さんに、「ものすごく忙しそうだけど、週に何時間、働いているの?」と聞いてみたら、4月から10月までは、毎日、休みなしとのことでした。

 しかし、このホテル、中規模のホテルなのですが、家族でやっているそうで、メインのスタッフはご家族なのだそうで、忙しくない時期には、ある程度、自由が利くのだそうです。




 家族経営にしては、かなり徹底して、きっちりやっている感じ、むしろ、家族の絆が固いのかな?などと想像しました。

 メインスタッフの一人の女性にブログで紹介したいけど、良いですか?と伺ってみたら、もちろん!よろこんで!ということで、送迎サービスについても確認してみたら、あらかじめ、連絡をくれたら、空港への送迎もアレンジできるとのことでした。

 そういえば、最初にホテルに着いたとき、「こちらは、初めてですか?」と聞かれたので、「プライアーノに初めて来たのか?」と言う意味かと思ったら、「このホテルに初めてですか?」ということだったらしく、逆に考えれば、ということは、けっこうリピーターがいるということで、このホテルに滞在してみれば、リピーターがいるということもうなずけるな・・と思ったのでした。

 アマルフィーやポジターノは、あまりにも有名ですが、それ以外にも知る人ぞ知る・・と言った感じのそれらに負けない美しいビーチなども近くにあるので、この界隈、そしてこのホテルはとてもおススメです。

 もしもこのあたりに行ってみたい方がいれば、とってもおススメな素敵なホテルでした。

 先日、ご紹介したとっても美味しいレストランもこのホテルの近く、歩いて15分くらい?ですが、車で送ってくれて、食事が終わって連絡したら、迎えにも来てくれます。もっとも、私たちは少しでも美味しく食べられるように、また食べすぎたために翌朝の朝食に備えるためにレストラン、行きも帰りも歩きました・・。

 

イタリア プライアーノ ホテル 

🌟HOTEL PELLEGRINO PRAIANO

    Vis G.Capriglione,190 84010 Priano(SA)Italy





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2024年6月27日木曜日

近いはずのイタリアが・・気が遠くなるほどのフライトの遅延

  


 本当は、イタリアのことをもっと色々と書いておきたいことがあったのですが、とりあえず、それは後回しにするとして、あっという間のイタリアでのプチバカンスが終わってしまいました。

 今回のイタリア滞在中は、レンタカーを借りていたので、ずっと車で移動して、車が入れない場所については、山?の中腹くらいに車を停めて、延々と入り組む階段を降りて海岸に行ったりはしましたが、公共交通機関は全く使うことがありませんでした。

 ソレント、ポジターノ、プライアーノ、アマルフィー、ラヴェッロ、そして帰りはナポリに向かう山道は、崖の上の海岸線の路駐の車、大型バス、そして歩行者が行き交う超難関度が高いうえにナポリに向かう高速に乗るまでの山道は、まさに峠を越える感じでこれはこれでまた恐ろしく、本当に何事もなく、レンタカーを返却した時には、心底、ホッとしました。

 数日間滞在したイタリアが名残り惜しい感じもあり、またパリへ帰れるホッとするような気持ちが入り混じっていました。

 レンタカー屋さんから空港までは、車屋さんのスタッフが送ってくれて、ほぼ予定どおりに空港に到着しました。

 出発ゲートのある空港の入り口は、わりときれいで、あれ?到着時と随分、感じが違うな・・と思いつつ、フライトスケジュールを見てみると、なんだか軒並み遅延・キャンセルばかりで、オンタイムで出るものなど、ほとんどありません。嫌な予感・・。

 今回は、車を自分で運転していたので、時間がギリギリになって、焦って危険な運転をしたくなかったので、早めに空港に到着するつもりにしていましたが、結局、途中、渋滞したりもして、まあまあの頃合いの時間になっていました。夜20時25分発予定のフライトで空港に到着したのが18時30分頃でした。

 この遅延だらけのフライトスケジュールを見て、娘と二人で、「さすがイタリア、さすが、ナポリ・・来る時も飛行機だけでも1時間遅れだったので、(実際には、もっと遅れた結果になりましたが・・)最低でも1時間の遅れくらいは覚悟しなくては・・と言っていたら、まさかの2時間遅れ以上らしいうえに、情報がなかなか出ない。

 出ないうえに、なぜかオルリー空港に到着するはずだったフライトなのに、いつのまにかCDG(シャルル・ド・ゴール空港行き)になっている・・もう、「なんじゃそれ?」という感じ。

 そもそもオルリーに到着予定が22時50分頃だったのに、2時間以上遅れて、しかもCDG空港へ行っちゃうって、そんな時間にCDGに着くなんて、もう電車もないし、怖いし、どうするの??これがもし一人だったら、どんなに心細かったかと思うと一人でイタリアへの旅をすることは躊躇してしまいます。

 しかし、飛行機等の遅延に関しては、たしか2時間以上ならば、そのためにかかった費用、例えば、夜電車が無くなってタクシーに乗らざるを得なかったり、また、食事時間が挟まった場合の食事費用など、請求することができるはず・・。

 ナポリを出発する前から、航空会社には、遅れて申し訳ないという姿勢は全くなく、しかも到着地が変更になって、必要な人にはオルリーまでのシャトルバスに乗せるから・・と恩着せがましいことこのうえありません。

 だいたい午前零時すぎにオルリー空港という中途半端な場所に連れて行かれたところで、一体どうしろというのでしょうか?もう意味がわかりません。

 ナポリに行く時も遅延、帰りも遅延、プラス到着地変更。オルリー空港はCDG(シャルル・ド・ゴール)空港に比べて空港を使える時間が短いらしく、そのためにさらに遠いCDG到着となってしまうのでしょうが、はっきり言って、イタリアは大好きなのですが、いい加減、もう少しまともに物事が進むようにしてくれなければ、もうしばらくイタリア行きも考えてしまいます。

 結局、飛行機が離陸したのは夜23時15分、CDGに到着したのは、午前1時5分、それからまた再び滑走路付近から空港へのバスを待ってCDG空港に入れたのが1時40分、当然、公共交通機関は何も動いていないため、オルリー空港とパリの中心部(ポルトドオルレアンかポルトドバニョーレ)までシャトルバスが出ます・・ということでシャトルバスがCDGを出発したのが午前2時。

 シャトルバス到着が午前2時45分。そこからタクシーを拾って家についたのがもう午前3時半ころ・・。実にナポリの空港から9時間かかってようやく家に戻り、ようやく眠りにつけたのは朝方4時半頃で、もうクタクタです。

 シャトルバスはとてもきれいで快適なバスだったし、さすがにそんな時間、空港からの道はスイスイでしたが、何と言ってもこの真夜中の、移動はこたえます。

 本来ならば2時間のフライトでラクラクなはずのイタリアプチ旅行でまさかの時差ボケみたいな状態。気の毒なことに娘は翌朝、日本との仕事のため朝6時半起きでした。

 前回、日本に行ったとき、日本の国内線はなんでこんなに遅れるんだろう?と思ったけれど、今回は行きも帰りも遅延、しかも遅延の仕方も桁外れ・・これではせっかく大好きなイタリアも、これからはちょっと二の足を踏んでしまいそうです。


イタリア フライトトラブル 遅延 キャンセル


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2024年6月26日水曜日

イタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない! プライアーノ ラ・ストラーダ La Strada Praiano

  


 イタリア3日目はアマルフィコーストを気持ちよくドライブするつもりでした。ホテル近くのプライアーノ近辺のビーチで泳いでから、アマルフィに行くつもりが、お天気が悪く、気温も昨日とは打って変わって泳ぐようなお天気ではなく、今にも雨が降ってきそうな感じだったので、ビーチへ行く予定はすっ飛ばして、アマルフィまでのドライブに切り替えました。

 ところが、その途中、かなり本格的に雨が降り出し、ただでさえ山沿いの海岸線の道路は狭いうえに、大型のバスやバイク、そのうえ、路肩駐車している車に歩行者までけっこういるために大緊張。

 前日に衝突事故を目撃していたこともあり、もうどんなに煽られても我関せずで安全重視の運転でした。そのうち雨も止むかと思いきや全く雨は止む気配がないどころか、かなり本格的な大雨・・。そのうえアマルフィがこんなに観光客が多いかとビックリ! なんだか街も観光客に媚びた印象(車の中から見たところだけですが・・)で、とりあえず、かなりのざーざー降りの雨の中を高い駐車料金を払って雨の中を歩いて回る気がしなくて、また明日、寄ってみることにして、この日は、買い物(食べ物)をしようということにしました。

 トイレに行きたくなって寄ったカフェで聞いたスーパーマーケットの場所とこの土地の美味しいチーズとハムを書いてもらい、イタリアのチーズと生ハムなどを買いに行き、遅めの昼食をとりに行きました。

 その日は、ホテルの朝食がなかなか豪華で、ついつい食べすぎて、あまりお腹が空いていなかったのですが、とりあえず、食べたいものを一つずつ制覇していきました。

 遅めの昼食をとっても雨は止まず、陶器のお店をひやかしたりしながら、ホテルに戻るともう夕方。「夕食はどうしようか? もうあんまりお腹もすいていないので、買ってきたチーズやハムを少しずつ食べるくらいでよいかな?」と思ったりもしたのですが、そこはやっぱり「イタリアで、やっぱり美味しいものに出会うチャンスを1回でも逃したくない!」ということで、近くの街まで歩いて行って、それでもお腹がすかなかったら、適当に済まそうとホテルのフロントに降りて行ったら、フランス語を話してくれるフロントのお兄さんがいたので、このへんで美味しいレストランありますか?と聞いてみたら、「本当に歩いて5分くらいのところに美味しいレストランがあるよ!」と教えてくれたので、そこへ行ってみました。

 それでも、そのレストランはあまりに近かったので、一度、街中まで歩いて行って、他のレストランも覗いてみたりして、けっこう歩いてから、「やっぱりあそこに行ってみよう!」ということになりました。

店内を入るとこんな階段を登ってテラス席へ


 地上回は、ごくごくシンプルな感じのお店なのですが、上の階がテラス席でなかなかいい感じでした。周囲の人々が食べているものを観察しながら、ああでもないこうでもないとメニューを見ながら決めるまでが長いこと長いこと・・




 このレストランで注目すべきことの一つは、ウェイターやウェイトレスなど、従業員があまり若くなく、しっかりと腰を落ち着けて長く働いているベテランな感じの人が多いことで、それがおばちゃんであれ、おじちゃんであれ、プロ意識が垣間見られて、安定感があり、なんだかそんなところもこのお店に期待できそうな気がしました。




 結局のところ、さんざん迷った挙句に、私たちは、イカ、エビ、あさり、たこ、ムール貝などを使ったサラダとタリアテッレとピザを注文しました。ピザとパスタに関しては、ものすごくたくさん種類があるので、真剣勝負の一苦労。ここが私たち一族が共通して食べ物に対して真摯に向き合う姿勢で、他人から見れば笑っちゃうところでしょうが、本人たちはそれが楽しみでもあるのです。

 このシーフードサラダに関しては、たまたまテラス席の特等席で食事していたおじさんが注文していたのをみかけて、「あれ食べたい!」となったもので、結果的に大当たりでした。



 注文の品がやってくるまでは、まず運ばれてきたパンをかじってみたり、置いてあるオリーブオイルやバルサミコを味見してみたりして、いちいち大感激。美味しいお店というものは、おいてあるオリーブオイルやバルサミコまでもがパリでもなかなかお目にかかれない逸品であることが多いのです。



 案の定、ここのフルーティーで香りのよいオリーブオイルと、甘すぎず、しかもコク深さのあるバルサミコも絶品でした。

 なんといっても感激したのは、ここのシーフードサラダで、地のものと思われるイカやエビやタコなどの火の通し加減が絶妙で、しゃぶしゃぶちょっと手前くらいの火の入り加減が最高。新鮮なため、ガーリック等は使わずとも臭みというものが全くなく、レモンとオリーブオイルと塩でルッコラとプチトマトと和えてあるものですが、これが最高に感激でした。



 このサラダで爆上がりした私たちは、その後のお子ちゃまメニューかと思われそうなミートボールのタリアテッレとモッツアレラとペペロンチーノ、ガーリック、オレガノを使ったウェイターのお兄さんおすすめのピザをシェアしながら、大感激で食べ尽くしました。




 ミートボールと侮るなかれ、味わい深い、どの味も勝ちすぎていないハーブのきいたミートボールとトマトソースにパルミジャーノ、そしてピザは、なぜかシンプルなのにジューシー・・きっとトマトソースの質と量が絶妙でまたそのうえ、モッツアレラチーズのバランスが最高!かつ、もっちり感もちゃんとあり、生地も軽めで食べ応えと満足感たっぷりです。




 ピザやパスタを食べながら、終わり頃まで、デザートを注文するかどうかを悩んでいたのですが、結局、ティラミスまであっという間に食べ尽くし、大満足で帰ってきて、初日から、このお店に通いつめなかったことを後悔したくらいでした。

 お値段もお手頃価格で決して高いお店でもありません。

 例えば、誰かがレストランを勧めてくれたとしても、知らない人であれば、味覚をどこまで信用してよいものかわからないので、実際に食べてみるまではホテルのお兄さんのおすすめをあんまりそのまま間に受けてよいものか迷っていました・・が、基本、自分たちもよく行くお店だということだったので、もっと早くから信用して、行ってみればよかったのです。

 滞在していたホテルも大満足のホテルでしたが、私にはまだまだ行きたいけれど、行っていない場所がたくさんあるので、同じ地に再び来るということは、あまりないと思うので、これが最初で最後であった可能性が大きいのですが、それこそ、イタリアに行く時に従姉妹がくれた本「食べるためだけにイタリアに行く」ような機会が本当にあるのであれば、このお店のために来てもいいくらいです。

 まったく、メジャーな場所でもなく、有名なレストランでもありませんが、もしもプライアーノに行く予定がある方がいらっしゃるのであれば、このレストラン「ラ・ストラーダ」は、強くおすすめしたいレストランです。特にシーフードサラダは是非是非!

 そもそもその日の夕食は、「もうあまりお腹が空いていないから、買ってきたチーズと生ハムくらいでいいかな?」などと言っていたのに、「頑張って歩いて、そしてやっぱりちゃんと食べよう」ということになって、出会ったとっても美味しいレストランでした。

 「やっぱりイタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない!」というのが私たちの今日の教訓でした。


プライアーノ ラ・ストラーダ La Strada Praiano


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2024年6月25日火曜日

イタリア プチバカンス2日目ソレントからポジターノ バカンス味わわずにいるなかれ・・

  


 初日は、まさに罰ゲーム?のような一日で、最後の締めくくりは、頼みの綱のホテルのFreeWifiが途切れて、ブチギレそうになりながら、それでも一応の要件は片付けましたが、怒りが心頭に達して、眠れないかと思いきや、やはり疲れていたのか、案外すんなり眠れました。

 ベッドだけは良いベッドですこぶる寝心地のよいベッドでした。しかし、翌朝は早々にホテルのおじさんが請求書を持って集金にくるために朝、比較的早くに起き、早くにチェックアウトしてしまいました。

 昨夜の段階で、私たちはソレントに着いていたのですが、朝食がてらに港(マリーナグランデ)に歩いて行ったのですが、こちらは、まだ、時間が早く、何も食べられるようなところはなく、少し上がって行ったところに地元民が買い物に集うような地域があったので、そこで、イタリアならではの、マリトッツォとアーモンドとピスタチオの甘い朝食とエスプレッソをいただきました。


 このあたりから、私たちもすっかり機嫌をとりなおし、いつものバカンスの調子に戻りはじめ、小さな地元民御用達のような八百屋さん中心の食料品店でおやつがわりにプチトマトと水を買い、車をスタートさせました。

 本日の予定は、ソレントからポジターノからプライアーノまででした。ソレント、ポジターノは、まだバカンスシーズン本番に入っているわけでもないので、すごい人で、正直、私は、こんなに人気の場所だとは思っていませんでした。

 色々な言語・・といってもイタリア語、英語を話す人が多いのですが、バカンスといえば、やはりフランス人、どこに行ってもフランス人は必ず一定数、というより結構いる印象です。

 意外に多くて驚いたのが韓国人で、日本人などほぼ見かけませんでした。

 その日のメインはポジターノのビーチだったのですが、これまた大変で、パーキングというものがあまりないうえに結構、高額で、その他大勢は、路駐です。この路駐のスペースを見つけるのでさえ、奇跡的な状態のうえ、フランス人とどっこいどっこいの路駐のレベル・・要は、ギリギリのスペースで駐車しています。




 また、この山道の海岸線は、この路駐の車とバイク、山道という三重苦が重なる大変なドライブでしたが、かなりの上の路上にどうにかギリギリのスペースを見つけて車を停め、そこから、細々と入り組んだ階段を足をガクガクさせながらおりていきます。

 しかし、ちょっと先を見渡せば、青く光る海に何隻もの白い船が行き来しており、道なりには、美しい花が咲き乱れ、まさしく絶景以外のなにものでもありません。

 なんとかビーチまでおりると、もうそこは夏そのもので、多くの人がビーチで寝転んだり、海に入って泳いだり、多くの人々で賑わっています。ちょっと前までいつまでもお天気が悪く寒かったパリが嘘みたいです。

 この美しい空間とゆったりと流れる時間とに浸りながら、やっぱり人生はこうして楽しまなくちゃいけないな・・よく仕事が楽しいとか言う人もいるし、やりがいのある仕事を楽しいと思うことは、事実だけど、それは、やっぱり違うかな? 仕事の楽しさもあって、そして、バカンスを楽しむこともできなきゃいけない・・忙しがって仕事ばかりしているのは、ある種の逃げでもあり、やっぱり人生もったいないよな・・と、弟のことを考えながら思ったりもしました。



 ランチは、下調べしてあったレストランに行き、新鮮な魚介類のフリットやパスタを食べ、大満足、朝、覗いた魚屋さんで新鮮ないわしやイカを見たので、ぜひ、この二つを食べようと思ったのです。魚介のフリットに濃厚なトマトソースがついてきたのにはびっくりしましたが、これが相性よくてビックリ! しかし、私はレモンだけの方が好きです。



 さんさんとふりそそぐ太陽の下でしばらく寝っころがったりしながら娘ととりとめのないおしゃべりをして過ごし、その後は、おりてきた階段を永遠と思われるくらい休み休みのぼって車に戻りました。私自身、こんなに歩いた・・というか山道の階段を登ったのは、生まれて初めてかもしれません。

 しかし、今夜も美味しく夕食が食べられるようにと自分に思いきかせながら頑張りました。

 ホテルは、ポジターノから車で30分ほどのプライアーノという場所にとっていたので、次はそこに滞在します。車をホテルにつけると今度のホテルは昨日とは天と地ほどの差がある感じで、至極、感じのよい人ばかり。

 おまけに案内されたお部屋の眺望は美しい限りで二人とも大感激。今夜は安らかに眠れそうです。


ソレント ポジターノ


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2024年6月24日月曜日

さっそく立て続けにトラブル続出のイタリアプチバカンス

  


 娘が日本からパリに行こうかな?と電話で言い出した時、「来れるなら、おいでよ!パリに来るなら、その間、ちょっとでもいいからイタリアに行こうよ!」と、あっさり決めたイタリア行きは、今回は数日間、ちょっとだけ南イタリアをドライブすることにしました。

 パリに来てから、かなりビッチリ仕事続きだった娘はようやく時差ボケから回復しつつある段階の、お疲れモードです。

 パリからイタリアへの便は、オルリー空港から出る便が多く、今回もオルリーからのフライトでした。

 パリからイタリアへの便は、同じヨーロッパ間ということもあって、ほぼ国内線のような感じの扱いで、セルフチェックインをして、入口を通過する際もチケットの確認のみで、パスポートのチェックもなく、パスポートチェックは飛行機に乗る際のゲートでチラッと見せただけです。

 荷物検査を通るとき、係員の人がフランス語を話しますか? 英語を話しますか?と、フランス語で尋ねるところは、「フランス語のわからない人には、わからないではないか?」とふと思ったのですが、お客さんのリアクションを見て、フランス語にするか英語するかを判断しているようで、それはそれでなんとかなっているところは、面白いです。

 今回は予約を全て娘に頼んでおいたら、私のお財布に気を遣ってくれたのか?トランザビアという格安航空会社の便で、前回、急遽、イタリアからの帰りに取り直した便で1回乗ったことがありました。

 ところが、飛行機はオンタイムとなっていたにもかかわらず、結局、なんだかんだで1時間遅れ、(2時間のフライト予定で1時間遅れは、大きい)、仕方ありません。飛行機は1時間遅れでナポリに到着し、まあ1時間遅れで出たのだから、1時間遅れで到着するのは、ふつうです・・が、到着後、飛行機が空港と通路で繋がっていないため、滑走路付近からバスで空港に向かうのですが、そのバスが来ず、30分待ち。30分ほど経ったところで機長のアナウンスで、「ただいま、バスの運転手を待っておりますので、もう少し・・もう少しだけお待ちください・・」と。やっぱりイタリアだ・・。と思ったところで、ようやく運転手が来て、バスが来たと思ったら、1台では乗り切れずにさらに待つこと合計50分ほど。

 結局、2時間近く遅れて、そこからレンタカー会社までテクテクと二人で歩いていくと、今度は、レンタカー会社が何やら、大賑わい・・というより、大変な喧騒状態で、大人数の家族連れがなんだか文句をつけていて、車を替えてもらう交渉中、ようやく、別の車に落ち着くかと思いきや、今度は、体格のいいおばちゃんのお客さんが値切りはじめ、もう収集がつかない感じ。

 これまでにすでに大幅に飛行機が遅れているし、バスまでこなくて、イライラし、そのうえ、レンタカー屋でさらに延々と待たされて、とにかく、レンタカー屋さんも要領悪く、仕事が円滑に回るようになっていないために、「この人たちには、時間という概念が欠けている・・生産性悪すぎる・・」、娘と顔を合わせて、思わず、「これだから、フランス人がイタリアを下に見るわけだね・・」などといいながら、あまりイライラしても仕方ないし、もういい加減、疲れてきてしまって、呆然としていました。

 予約していたホテルには、チェックインの時間が決まっていて、夜20時をすぎるとサーチャージがかかるとかで、もうこれでサーチャージ確定です。

 それでもようやく車が借りれて、久しぶりのイタリアでの運転をドキドキしながら、始めると、まあ、なんと二人乗りのバイクが多くて、怖い怖い・・高速道路でもバイクがいっぱいです。そのバイクがけっこう無謀な運転で反対車線をセンターラインを超えて、車を追い越して通っていくのが恐ろしいです。

 でも、予定を大幅に遅れて、ホテルに着くと、受付というものがホテルと同じ場所にはなく、翌朝、鍵は、部屋に置いて行ってください。すでに予約時にネットで支払いは済ませているので、サーチャージ分と地方税?だかなんだかいうのを別に現金で支払えというので、なら、領収書を出してくださいと頼んだら、領収書は出せませんとゴネはじめ、翌日になって、そんなものはもらっていないと言われても困るので、こちらもつっぱねて折れずにいると気まずい感じ・・というか、こちらもどんどん疑心暗鬼になり、お金を受け取りながら、領収書は出せないってどういうこと?と完全にムッとしていると、相手も「自分だって、あなたたちが遅くなるのをずっと待っていた・・」などと言いはじめ、完全に「留守番を頼まれたおじさんのぼやき」しかし、それは、オーナーとあなたの話で、私たちには関係のない話です。

 結局、じゃあオーナーのところまで、一緒に行くなら・・、とオーナーの人が領収書は出してくれましたが、地方税の方は、明日にならないと領収書が出せないと言い張り、翌日、出発前に再び、そのおじさんがやってくることになりました。

 なんだかんだで、ようやく自由の身になったのは、夜遅くのことで、二人ともお腹がペコペコでしたが、もうあまりレストランを探し歩く元気もなかったので、とりあえず、なんとなく、ここでいいっか?という感じのレストランで食事をして、帰りにジェラートを食べて帰りました。

 部屋に帰ると、なんだか隣のホテルで大音量でのパーティーをやっていて、ええ??っとウンザリ・・。本当にさんざんな一日でしたが、明日からは気持ちを切り替えて、楽しく美味しく過ごそうと思います。ヤレヤレ・・。


イタリア トラブル


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