ここのところ、フランスのメディアで再び、日本の感染症対策の利点に注目し始めました。 一度目は、マスクの着用が有効か否かという極めて、基本的な感染症対策について、日本などのアジア諸国では、日常的にマスクを着用する習慣があるために、感染が広がりにくいということで、日本が取り上げられていました。 普段、フランスではあまりニュースに上がることのない日本の話題、Japon・ジャポン・・という言葉が聞こえてくると、「ん???なになに??」と耳がダンボになるのです。 今回は、マスクとは別次元の話で、日本が取っているスーパースプレッダーと言われる感染者の中でも、特に一人で数十人に対して感染を広げる人物を特...
2020年11月21日土曜日
2020年11月20日金曜日
衰退するボジョレーヌーボー
今年は、コロナ騒ぎでボジョレーヌーボーの日もすっかり忘れていました。 ボジョレーヌーボーは、毎年、11月の第3木曜日に解禁と決められているフランス・ボジョレー地区でその年に収穫したぶどうを醸造した赤ワインです。(ボジョレーヌーボーとしては、白ワインは認められていません) もともと若く醸造期間も短いので深みというものはなく、フレッシュな風味を楽しむワイン、値段も安く、安いものは、3ユーロ程度から、高いものでも 6.5 ユーロくらい(400円から800円)のお手軽価格です。なんといっても、日にちが決まっているので、その季節のその時期に楽しむ、なんとなく季節を告げる...
2020年11月19日木曜日
コロナ禍中でも続くフランス人の権利の主張
今は、ロックダウン中ではなかったのか???と、首をかしげたくなるような光景がここ数日、ニュースで流れてきます。ここのところ、コロナウィルスの感染状況は、少しずつ減少傾向にあるものの、昨日の新規感染者数は、28,383人、ICUには、4,775人(病床占拠率95%)、死亡者 456人が出ている状態なのです。 それでも、一時期の新規感染者が6万人以上出ていた時期に比べれば、良くなってきてはいるので、そんな雰囲気も手伝ってか、ロックダウン中にもかかわらず、連日、フランスのお家芸とも言うべくデモが起こり始めているのです。 一昨日も、グローバルセキュリティ法に反対するデモ、ゴミ収集者によ...
2020年11月18日水曜日
保健総局長が訴えかけるロックダウン下の精神的サポートの必要性
昨夜、保健総局長のジェローム・サロモンが会見をするというので、「今のタイミングで彼は何を話すのだろうか?」と 思っていました。彼は、今やフランスでは、ムッシュ・コンフィヌマン Monsieur Confinement=ロックダウンおじさん と呼ばれており、1回目のロックダウンの時には、毎晩、毎晩、現れては、その日の感染状況、一日の死亡者数、ICU病床の患者数、入院患者数などを発表していたために、彼の存在そのものがロックダウンの象徴のようになってしまっているのです。 とはいえ、当初に登場した時に比べると、彼は、ひと回り引き締まって、顔つきも厳しくなり、随分と印象も変わりました。このコロナウィ...
2020年11月17日火曜日
認可間近?の新型コロナウィルス対応のワクチンとフランスの現実

ここ数日、フランスでは、新型コロナウィルス対応のワクチンの話題で持ち切りです。 先週には、米ファイザー社(Pfizer)と独ビオンテック社(BioNTech)の研究所が、新型コロナウィルスに対するワクチンが90%有効であること、ロシアのスプートニクVワクチンは92%の効果があると発表し、ワクチン問題がヒートアップしてきたところに、昨日は、米モデルナ社(Moderna)が同社の開発中のワクチンが94.5%有効であると発表。 モデルナ社のCEOは、「米国では、数週間以内に、「緊急使用許可」と呼ばれる承認を加速するためのファイルを提出、これにより、2020年、年内に製品の承認を得ることができます...
2020年11月16日月曜日
スーパーマーケットの日用必需品以外のコーナー閉鎖による部分的な失業手当申請の悪循環
日用必需品以外のコーナーがシートで覆われているスーパーマーケットの店内 今回のフランスのロックダウンでは、前回のロックダウンのように全面的なロックダウンではなく、生活必需品以外の一部店舗、電化製品、通信機器、メガネ屋、ガーデンセンター、DIYショップ(日曜大工用品)などが営業を認められています。 前回のロックダウンのように、薬局か、スーパーマーケットしか開いていない状態とは違って、営業許可と営業禁止の境界線の意味の理解が難しいこともあり、不公平感が高まり、結果として、不公平感を是正するために、政府は、大型スーパーやFnacなどの総合小売店(フランスの書籍、情報機器、電化製品等を扱...
2020年11月15日日曜日
パリ近郊(イル・ド・フランス)で週末行われたロックダウン中の300人超えのパーティー
「意外にもロックダウンの規則を一番守っているのは、イル・ド・フランスだ!」というニュースを目にしたのは、つい一昨日のことでした。「へえ〜??ほんと、意外だな・・」と思ったのも束の間、翌日には、とんでもないニュースが入ってきました。 イル・ド・フランスのヴァル・ド・マルヌ県、ジョアンビル・ル・ポンで、週末の夜に300人〜400人が集まるパーティーが行われ、夜中の2時に近隣住民による通報により、警察が突入して催涙ガスまで使って解散させる大騒動が起こっていました。夜中から明け方にかけての時間帯です。 静かな住宅街にあるプールやハマムまである巨大なロフトが秘密のナイトクラブと化しており、いくら緩い...
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