10月17日のデモと暴動は、パリ(だけじゃないけど)の街を大きな規模で荒らし、その週は、パリの街のあちこちを歩いている間にも、その無残な形跡を目にすることも多い週でした。
あの騒動のわりには、ずいぶんと早く片付けたもんだ・・と思うようなところもあったのですが、焼け焦げたまま残っているバイクとか、ゴミ箱があったのか?煤が取り切れない焼け焦げた道路など、無残な跡を目にする機会も少なくありませんでした。
また、次のデモに向けて準備しているのでしょう。パリの商店や銀行などの店舗には、バリケードをはりつけて、準備しているのをあちこちで見かけました。
そして、また、その1週間後の24日には、再び、大規模なデモが予定されているのは、聞いていたのですが、運の悪いことに、久しぶりにパリに遊びに来てくれていた従姉妹が日本へ帰国する日。
前日の夜から、どうやって空港まで行こうか?と考えたり、一応、どの路線が動いているか?とか、検討していました。
タクシーもありかな?と思っていたものの、道路が封鎖されたりすることもないわけではないだろうから、ちょっとタクシーはできれば避けようと思っていました。
当日の朝、一応、予定していた路線をチェックして、なんとか行けそうかな?と思っていたのが甘かった・・。念のため、昼過ぎ頃になって、もう一度、路線をチェックしたら、シャトレ駅がほとんど、乗り換えさえもできない状態になっており、また、路線を変更しなければならなくなっていました。
しかし、とにかくもメトロの駅にまず、行くのにも、近隣のバスもストップ、トラムも動いてない・・メトロの駅まで重たいスーツケース等をゴロゴロ転がしながら、歩いて行くことに・・。
しかし、他には方法がないので、とりあえず、駅まで歩くことにしたのですが、その途中でまず、もの凄い数の警察車両が停車しており、その先には、ちょっと引くほどの警察官や憲兵隊が超重装備で固まっており、またその先には、デモ隊がどんだけ続くの?と思うほど、移動していきます。
私たちが遭遇したデモ隊の周囲には、その時点では、ブラックブロックのような暴力集団はおらず、平和?なデモ隊ではありましたが、なんといっても、こんなに間近にデモ隊に遭遇するのは、私は、初めてで、やはり生でライブで目の当たりにするのは、大迫力。
そのデモを突っ切るカタチで駅に行かなければならなかったのですが、取材に来ていたプレスの方やデモに参加している人の一部が荷物を運ぶのを手伝ってくださったり、フランス人の優しさに触れた時間でもありました。
実際にデモに参加している人に接してみれば、この正当なデモをしている人々は、便乗して暴力行為や破壊行為、略奪行為をする人々とは全然、別の人々です。
しかし、スゴイ迫力には違いがありません。が当人たちは、楽しそうでさえもあります。
警察官や憲兵隊がその後の道すがらもものすごい数で、その威圧感たるやもの凄くて・・こちらの方は怖いです。
通常は、大きなデモがあったりする場合は、出かけたりしないので、今回、こんな場面に遭遇して、これが・・ホンモノのフランスのデモの迫力・・と実感しました。
しかし、私が今回、遭遇したデモは、迫力はあったものの、暴力的なものには、発展していませんでしたが、何より、これから日本に帰国する従姉妹にとったら、さらに衝撃的であったはず。
彼女がパリに滞在していた間は、比較的、現地の人に近い生活を送っていたと思いますが、最後の最後に、まさかのまさに、もっとも今のフランスらしい場面に遭遇し、彼女にとっても、忘れられない思い出として心に刻まれたことでしょう。
しかし、こんな状況で、ふつうの観光客はどうやって空港に行っているのか?今回ばかりは、心配になったのでした。
世界一の観光大国と自負するならば、せめて、観光客が安全に空港を行き来できるルートを確保してくれてもいいんじゃないか?そんなふうに思った次第です。
少なくとも、デモ等の影響を避けたいならば、土曜日離発着の便は避けた方がいいのかも?そんなことまで思いました。
デモ隊遭遇
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