滞在許可証の申請・更新手続きは、フランスに居住するうえでは、必要不可欠なものです。
なのですが、この滞在許可証(Titre de Séjour)の申請や更新手続きは、フランスの中でもっともウンザリする手続きでもあります。
私の場合、最初の申請時に、10ヶ月くらいの時間がかかり、その後、2回、更新手続きをしていますが、いずれも、良い思い出がありません。
その滞在許可証の新規発行、更新手続きの手数料がこの5月1日から値上げになるそうで、初回発行手数料は、これまでの225ユーロから一気に350ユーロに値上げになります。
225ユーロから350ユーロに値上げというのは、なかなかエグい値上げ率です。
ただし、私は今まで知らなかったのですが、特定の対象者には割引料金というものもあるようで、学生、季節労働者、家族再統合、オーペア(住み込みベビーシッター)などの場合は、この割引料金が適用されます。
しかし、この割引料金でさえも値上げ、これまでの75ユーロから150ユーロになります。
また、滞在許可証には、一時滞在許可証というものもあるそうで、この滞在許可証は特にフランスでボランティア活動を行う外国人、または、重病の未成年者の親対象のもので、この発行手数料は100ユーロです。
ただ、このケースにおける手数料が免除されるパターンもあるという項目の中に、「売春から足を洗い、社会復帰・職業統合プログラムに参加している個人」というものがあり、なんだこれ? と、ちょっとグレーな部分を感じました。
また、滞在許可証(一般的な)の更新手続きの場合も、これまでの225ユーロから250ユーロに値上げされます。こちらの方は初回の申請に比べれば、比較的、緩やかな値上げです。
けれど、正直、この手数料が高いとか安いとかいうことを考えている余裕もないほどに、手続きには、トラブル満載のケースが異常に多いので、(前回の私の更新手続きの際には、パンデミックのためのロックダウンのすぐあとだったこともあったのか? 書類を提出しているにもかかわらず、全く音沙汰なしの日が続き、実際には、それまでの滞在許可証の期限が切れてしまったのに、まだ更新手続きが終わらない・・という困った事態になり、手続き中ということで、レセピセ(という仮の滞在許可証)をもらってはいたものの、こちらの方の期限も切れてしまい、もうこれでは、仕事もできなくなってしまう(滞在許可証は労働許可証でもある)という事態に陥ってしまったことがあります。
そうなってしまえば、もう私は、一応、書面上では、不法滞在者ということになってしまうわけで、お役所に出向いても予約がなければ、入れてもらえず、予約をとろうとしても、電話もメールも繋がらず、もうこのままではいられないと、弁護士さんに頼もうと書類を用意して、明日には、送ろうと思っていたところに、突然、「あなたの滞在許可証はできています」という通知が入り、ヤレヤレ・・この数ヶ月間の苦しみは何だったのか?と本当にやるせない気持ちになったのでした。
当然、このゴタゴタしていた半年以上の期間の分も次回の滞在許可証の年月が消費されている感じになっていて、なんで~~?この期間、くれてなかったじゃない??と思ったのですが、もうどこに向けて発したらいい怒りなのか?黙って引き下がりました。
幸いにも私の場合、10年に1回の更新手続きなので、次回の更新手続きまでには、まだ少し時間があり、なんなら、その頃には、また、さらに値上げになっているかもしれません。
しかし、10年で250ユーロとしたら、 年間25ユーロ、そこまで法外な値段とも思えません。というか、値上げよりも、どうにか、手続きを滞りなく、しっかりやってくれることの方を私は、強く切望するのです。
滞在許可証発行(Titre de Séjour) 手数料値上げ
<関連記事>
「滞在許可証更新手続きのトラブル アクセス不能なフランスのお役所」
「フランスで生活していく術 トラブル満載の日常を生き抜くために・・」

0 コメント:
コメントを投稿