2026年4月4日土曜日

機内食と最後の食い意地

  


 私の日本への一時帰国の目的のひとつは美味しいものを食べることでもあります。限られた日数の中で食事の回数も限られており、その中で絶対に食べたいもの、絶対に行きたいお店、その他、出かけて歩いている間に目にする食べてみたいものや会食でいただく食事などを加えると、今回は特に家で食事をする機会も少なくなってしまい、日本滞在中に食べるはずだったものを消費していくのが厳しくなりました。

 食べきれなければ、家においていけば、娘がいるので、全くムダにはならないのですが、それは何としても、どうにも悔しい!

 今回は、どういうわけか、パリから羽田のフライトで出てきた機内食が絶望的なものであったので、どうせ、帰りの便も同じようなものだろうと思っていたので、最後の日本での食事は飛行機の中に持ち込んで食べる食事・・みたいな気分になっていました。

 日本滞在終盤になってくると、もう「これは、持って帰ろう!」というものから、「これは、飛行機の中で食べよう!」となってきて、ただでさえ、ギリギリの荷物に手荷物が山のようになるにもかかわらず、私の食い意地は最後の最後まで日本の食べ物を諦めることはありませんでした。

 「これは、飛行機の中で食べよう!」という言葉が、私の口から出るのがあまりに頻繁になってきたことには、自分でも気が付き始めて、自分で苦笑してしまったほどです。

 友人や従姉妹からは、「そんなに日本の食べ物がいいんだったら、日本に住めばいいじゃない!」と言われるのですが、もちろん、食べ物に関しては圧倒的に日本の方が良いことは事実ではありながら、これが日常になってしまったら、この感動はなくなってしまう!そんな気持ちもあるのです。

 実際に、以前は私と一緒にいちいち日本の食べ物に感動していた娘は、すっかり日本の食べ物がごくごくあたりまえのものになり、何の感動も示さず、涼しい顔をしているのは、私にとっては、ちょっと残念というか同志を失ったというか、寂しい気持ちさえしてしまうのです。

 これまで、こんなに飛行機に乗っているのに、気が付かなかったのは、行きと帰りのフライトの機内食では同じ航空会社でもかなりクォリティが違うということで、その時のメニューやたまたまのめぐりあわせ(少々オーバーですが・・)もあるのか、日本に来るときはさんざんだった機内食がパリに帰るフライトでは、まずまず食べられるもので、それを出されれば、それを食べてしまいます。

 娘に「ママ!どんだけ飛行機の中で食べるつもり!?」とまで言われながら、機内に持ち込んだ食糧には、結局、機内では全く食べることはなく、そのまま、パリに持ち帰ってくることになりました。

 いずれにせよ、パリに戻ってきても、しばらくは、山のような日本の食料品に囲まれて、ごきげんな日々を過ごせるのではありますが、これが不思議で、日本に滞在中は、胃が大きくなるのが追い付かないほどの食い意地、もはや、食べたいと思うのがお腹が空いたからというのではなく、もうひたすら「食べたい!」という気持ちからくる食い意地になってしまっていて、ちょっとした過食症の状態に。

 しかし、不思議なもので、パリの自宅に戻ったとたん、その食い意地はスッと消え、日本滞在中に酷使した胃を休められる状態になっています。ヤレヤレ・・痩せなきゃ・・。


機内食 食い意地


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