2026年10月26日月曜日

デモと暴動は別 

  


 9月から、高校生の学校環境等の悲惨さを訴えるデモがきっかけの今回のフランスでの大規模なデモ~暴動については、日本でもずいぶん報道されているようですが、「デモが暴徒化した・・」と言っているところが多いのがとても気になっています。

 昨今のこうした社会的な騒動については、すぐにSNS等で拡散されるために、それに同調する人々が地方でも、「自分たちのところも同じだ!」と、あっという間に全国規模になってしまいます。

 同調してデモを起こす人々ばかりではなく、それに乗じて破壊行動そのものを目的とする人々や、強盗、略奪行為を起こす人々が便乗して、騒ぎが大きくなってしまっているのが、現実です。

 そして、それがどんどんエスカレートしていってしまうのです。

 また、極左、極右の人々がこの騒動をたきつけるような動きをしているケースもあります。

 それをしっかり区別することが難しくなっているために、デモが暴徒化しているように映りやすいのですが、正当な主張をデモとして抗議活動をしている人々がデモ隊の中心ではあります。

 また、移民だけがこのデモを起こしているわけでもありません。かなり高齢のフランス人や家族でデモに参加しているケースなども多々あり、その人々は、極めて正当な方法で抗議を行っているだけです。

 ただ、そんなデモ隊とデモ隊に紛れて暴力行為を行う人々を区別できずに警察や憲兵隊などが、かなり強引な方法を使ってそれを鎮圧しようとする場合も多々あることも事実で、そんな警察や憲兵隊などとの衝突が起こります。

 警察もその鎮圧に催涙ガスを使ったり、水を使ったり、中にはかなり手荒な迎撃をしたりもしているので、それもまた、騒動を大きくしています。

 しかし、それは、警察や憲兵隊があくまで暴力行為、破壊行為等を抑えるためにやっていることです。まあ、それも一部、目に余る感じのところもあるのですが・・。

 なので、「デモが暴徒化した・・」という表現には、非常に違和感を感じます。

 暴徒はデモ隊に便乗している人々が大半なのです。

 デモと暴徒をごちゃ混ぜにしてしまったら、学校現場の窮状を訴える学生も物価高騰や生活苦を訴えている人々の声が掻き消されてしまいます。

 破壊、暴力、強奪行為は犯罪で、デモとはしっかり区別しなければなりません。

 しかし、このブラックブロックのような破壊・暴力・強奪行為が毎回、起こるので、そのために、そのたびに、商店やカフェなどは、バリケードの板を張り巡らし、閉店するしかありません。

 毎週、土曜日の閉店が続けば、大打撃です。

 もう、かれこれ、最初のデモが始まってから2ヶ月近く経ちます。これから年末にかけて、少しでも売上げを伸ばしたいであろう時期に、酷い話です。


デモと暴動は別


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