2024年6月28日金曜日

イタリア プライアーノの超おすすめホテル HOTEL PELLEGRINO PRAIANO

   今回のイタリア旅行は、ずっと行ってみたいと思っていたアマルフィーを中心に計画したもので、岸壁に連なる家並み?と自然の産物として、美しすぎる岩肌、そしてその岸壁沿いの道路、いわゆるアマルフィーコーストを海を眺めながらドライブしたい!という思いから始まったもので、娘も昨年、免許をとったし、二人でアマルフィーコーストをドライブしよう!というものでした。 娘がパリに来ている間の数日間だけなので、そんなに長期間ではありませんでしたが、まずは、ホテル探しをしてみたら、アマルフィーやポジターノは驚くほど高くて、また車を借りて行くためにパーキングがあるということが必須条件で・・パーキングがない場所にホテルをとってしまうと、ホテルとは別にけっこうなパーキング料金までかかってしまうので、なかなかハードルが高いものでした。 そんな感じだったので、そのあたりで一番値段の高いアマルフィーやポジターノは避けて、逆に車があるんだから、移動は比較的しやすいので、アマルフィーやポジターノに車で30分程度で行くことができるプライアーノというところにホテルを取りました。 ソレントにも行ってみたかったので1日目はソレントにホテルをとったのですが、そこは大失敗で、ホスピタリティのかけらもなく、レセプションもないようなホテルで、部屋も狭く、アメニティなども、ほぼゼロで大失敗でした。 2日目から滞在したプライアーノにとったホテルはソレントのホテルとは天と地ほども差がある感じのとても素敵で心地よいホテルで、チェックインして部屋に案内してもらって、部屋から見えるベランダからの外の景色を見て、思わず二人で歓声をあげてしまったくらいでした。ベランダからの景色 これが窓ごしにも見える ホテルのスタッフもとても親切で感じがよく、泳ぎに行きたいんだけど・・とか、○○に行きたいんだけど、こんなものを食べたいんだけど・・なんていうこと、本当に何から何まで、快く教えてくれて、相談に乗ってくれて、おまけに、たいていの場所には、ホテルのスタッフが車で送り迎えしてくれるのです。 いつでも、スタッフとWhat's...

2024年6月27日木曜日

近いはずのイタリアが・・気が遠くなるほどのフライトの遅延

   本当は、イタリアのことをもっと色々と書いておきたいことがあったのですが、とりあえず、それは後回しにするとして、あっという間のイタリアでのプチバカンスが終わってしまいました。 今回のイタリア滞在中は、レンタカーを借りていたので、ずっと車で移動して、車が入れない場所については、山?の中腹くらいに車を停めて、延々と入り組む階段を降りて海岸に行ったりはしましたが、公共交通機関は全く使うことがありませんでした。 ソレント、ポジターノ、プライアーノ、アマルフィー、ラヴェッロ、そして帰りはナポリに向かう山道は、崖の上の海岸線の路駐の車、大型バス、そして歩行者が行き交う超難関度が高いうえにナポリに向かう高速に乗るまでの山道は、まさに峠を越える感じでこれはこれでまた恐ろしく、本当に何事もなく、レンタカーを返却した時には、心底、ホッとしました。 数日間滞在したイタリアが名残り惜しい感じもあり、またパリへ帰れるホッとするような気持ちが入り混じっていました。 レンタカー屋さんから空港までは、車屋さんのスタッフが送ってくれて、ほぼ予定どおりに空港に到着しました。 出発ゲートのある空港の入り口は、わりときれいで、あれ?到着時と随分、感じが違うな・・と思いつつ、フライトスケジュールを見てみると、なんだか軒並み遅延・キャンセルばかりで、オンタイムで出るものなど、ほとんどありません。嫌な予感・・。 今回は、車を自分で運転していたので、時間がギリギリになって、焦って危険な運転をしたくなかったので、早めに空港に到着するつもりにしていましたが、結局、途中、渋滞したりもして、まあまあの頃合いの時間になっていました。夜20時25分発予定のフライトで空港に到着したのが18時30分頃でした。 この遅延だらけのフライトスケジュールを見て、娘と二人で、「さすがイタリア、さすが、ナポリ・・来る時も飛行機だけでも1時間遅れだったので、(実際には、もっと遅れた結果になりましたが・・)最低でも1時間の遅れくらいは覚悟しなくては・・と言っていたら、まさかの2時間遅れ以上らしいうえに、情報がなかなか出ない。 出ないうえに、なぜかオルリー空港に到着するはずだったフライトなのに、いつのまにかCDG(シャルル・ド・ゴール空港行き)になっている・・もう、「なんじゃそれ?」という感じ。 そもそもオルリーに到着予定が22時50分頃だったのに、2時間以上遅れて、しかもCDG空港へ行っちゃうって、そんな時間にCDGに着くなんて、もう電車もないし、怖いし、どうするの??これがもし一人だったら、どんなに心細かったかと思うと一人でイタリアへの旅をすることは躊躇してしまいます。 しかし、飛行機等の遅延に関しては、たしか2時間以上ならば、そのためにかかった費用、例えば、夜電車が無くなってタクシーに乗らざるを得なかったり、また、食事時間が挟まった場合の食事費用など、請求することができるはず・・。 ナポリを出発する前から、航空会社には、遅れて申し訳ないという姿勢は全くなく、しかも到着地が変更になって、必要な人にはオルリーまでのシャトルバスに乗せるから・・と恩着せがましいことこのうえありません。 だいたい午前零時すぎにオルリー空港という中途半端な場所に連れて行かれたところで、一体どうしろというのでしょうか?もう意味がわかりません。 ナポリに行く時も遅延、帰りも遅延、プラス到着地変更。オルリー空港はCDG(シャルル・ド・ゴール)空港に比べて空港を使える時間が短いらしく、そのためにさらに遠いCDG到着となってしまうのでしょうが、はっきり言って、イタリアは大好きなのですが、いい加減、もう少しまともに物事が進むようにしてくれなければ、もうしばらくイタリア行きも考えてしまいます。 結局、飛行機が離陸したのは夜23時15分、CDGに到着したのは、午前1時5分、それからまた再び滑走路付近から空港へのバスを待ってCDG空港に入れたのが1時40分、当然、公共交通機関は何も動いていないため、オルリー空港とパリの中心部(ポルトドオルレアンかポルトドバニョーレ)までシャトルバスが出ます・・ということでシャトルバスがCDGを出発したのが午前2時。 シャトルバス到着が午前2時45分。そこからタクシーを拾って家についたのがもう午前3時半ころ・・。実にナポリの空港から9時間かかってようやく家に戻り、ようやく眠りにつけたのは朝方4時半頃で、もうクタクタです。 シャトルバスはとてもきれいで快適なバスだったし、さすがにそんな時間、空港からの道はスイスイでしたが、何と言ってもこの真夜中の、移動はこたえます。 本来ならば2時間のフライトでラクラクなはずのイタリアプチ旅行でまさかの時差ボケみたいな状態。気の毒なことに娘は翌朝、日本との仕事のため朝6時半起きでした。 前回、日本に行ったとき、日本の国内線はなんでこんなに遅れるんだろう?と思ったけれど、今回は行きも帰りも遅延、しかも遅延の仕方も桁外れ・・これではせっかく大好きなイタリアも、これからはちょっと二の足を踏んでしまいそうです。イタリア フライトトラブル 遅延 キャンセル<関連記事>「さっそく立て続けにトラブル続出のイタリアプチバカンス」「イタリア...

2024年6月26日水曜日

イタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない! プライアーノ ラ・ストラーダ La Strada Praiano

   イタリア3日目はアマルフィコーストを気持ちよくドライブするつもりでした。ホテル近くのプライアーノ近辺のビーチで泳いでから、アマルフィに行くつもりが、お天気が悪く、気温も昨日とは打って変わって泳ぐようなお天気ではなく、今にも雨が降ってきそうな感じだったので、ビーチへ行く予定はすっ飛ばして、アマルフィまでのドライブに切り替えました。 ところが、その途中、かなり本格的に雨が降り出し、ただでさえ山沿いの海岸線の道路は狭いうえに、大型のバスやバイク、そのうえ、路肩駐車している車に歩行者までけっこういるために大緊張。 前日に衝突事故を目撃していたこともあり、もうどんなに煽られても我関せずで安全重視の運転でした。そのうち雨も止むかと思いきや全く雨は止む気配がないどころか、かなり本格的な大雨・・。そのうえアマルフィがこんなに観光客が多いかとビックリ! なんだか街も観光客に媚びた印象(車の中から見たところだけですが・・)で、とりあえず、かなりのざーざー降りの雨の中を高い駐車料金を払って雨の中を歩いて回る気がしなくて、また明日、寄ってみることにして、この日は、買い物(食べ物)をしようということにしました。 トイレに行きたくなって寄ったカフェで聞いたスーパーマーケットの場所とこの土地の美味しいチーズとハムを書いてもらい、イタリアのチーズと生ハムなどを買いに行き、遅めの昼食をとりに行きました。 その日は、ホテルの朝食がなかなか豪華で、ついつい食べすぎて、あまりお腹が空いていなかったのですが、とりあえず、食べたいものを一つずつ制覇していきました。 遅めの昼食をとっても雨は止まず、陶器のお店をひやかしたりしながら、ホテルに戻るともう夕方。「夕食はどうしようか? もうあんまりお腹もすいていないので、買ってきたチーズやハムを少しずつ食べるくらいでよいかな?」と思ったりもしたのですが、そこはやっぱり「イタリアで、やっぱり美味しいものに出会うチャンスを1回でも逃したくない!」ということで、近くの街まで歩いて行って、それでもお腹がすかなかったら、適当に済まそうとホテルのフロントに降りて行ったら、フランス語を話してくれるフロントのお兄さんがいたので、このへんで美味しいレストランありますか?と聞いてみたら、「本当に歩いて5分くらいのところに美味しいレストランがあるよ!」と教えてくれたので、そこへ行ってみました。 それでも、そのレストランはあまりに近かったので、一度、街中まで歩いて行って、他のレストランも覗いてみたりして、けっこう歩いてから、「やっぱりあそこに行ってみよう!」ということになりました。店内を入るとこんな階段を登ってテラス席へ 地上回は、ごくごくシンプルな感じのお店なのですが、上の階がテラス席でなかなかいい感じでした。周囲の人々が食べているものを観察しながら、ああでもないこうでもないとメニューを見ながら決めるまでが長いこと長いこと・・ このレストランで注目すべきことの一つは、ウェイターやウェイトレスなど、従業員があまり若くなく、しっかりと腰を落ち着けて長く働いているベテランな感じの人が多いことで、それがおばちゃんであれ、おじちゃんであれ、プロ意識が垣間見られて、安定感があり、なんだかそんなところもこのお店に期待できそうな気がしました。 結局のところ、さんざん迷った挙句に、私たちは、イカ、エビ、あさり、たこ、ムール貝などを使ったサラダとタリアテッレとピザを注文しました。ピザとパスタに関しては、ものすごくたくさん種類があるので、真剣勝負の一苦労。ここが私たち一族が共通して食べ物に対して真摯に向き合う姿勢で、他人から見れば笑っちゃうところでしょうが、本人たちはそれが楽しみでもあるのです。 このシーフードサラダに関しては、たまたまテラス席の特等席で食事していたおじさんが注文していたのをみかけて、「あれ食べたい!」となったもので、結果的に大当たりでした。 注文の品がやってくるまでは、まず運ばれてきたパンをかじってみたり、置いてあるオリーブオイルやバルサミコを味見してみたりして、いちいち大感激。美味しいお店というものは、おいてあるオリーブオイルやバルサミコまでもがパリでもなかなかお目にかかれない逸品であることが多いのです。 案の定、ここのフルーティーで香りのよいオリーブオイルと、甘すぎず、しかもコク深さのあるバルサミコも絶品でした。 なんといっても感激したのは、ここのシーフードサラダで、地のものと思われるイカやエビやタコなどの火の通し加減が絶妙で、しゃぶしゃぶちょっと手前くらいの火の入り加減が最高。新鮮なため、ガーリック等は使わずとも臭みというものが全くなく、レモンとオリーブオイルと塩でルッコラとプチトマトと和えてあるものですが、これが最高に感激でした。 このサラダで爆上がりした私たちは、その後のお子ちゃまメニューかと思われそうなミートボールのタリアテッレとモッツアレラとペペロンチーノ、ガーリック、オレガノを使ったウェイターのお兄さんおすすめのピザをシェアしながら、大感激で食べ尽くしました。 ミートボールと侮るなかれ、味わい深い、どの味も勝ちすぎていないハーブのきいたミートボールとトマトソースにパルミジャーノ、そしてピザは、なぜかシンプルなのにジューシー・・きっとトマトソースの質と量が絶妙でまたそのうえ、モッツアレラチーズのバランスが最高!かつ、もっちり感もちゃんとあり、生地も軽めで食べ応えと満足感たっぷりです。 ピザやパスタを食べながら、終わり頃まで、デザートを注文するかどうかを悩んでいたのですが、結局、ティラミスまであっという間に食べ尽くし、大満足で帰ってきて、初日から、このお店に通いつめなかったことを後悔したくらいでした。 お値段もお手頃価格で決して高いお店でもありません。 例えば、誰かがレストランを勧めてくれたとしても、知らない人であれば、味覚をどこまで信用してよいものかわからないので、実際に食べてみるまではホテルのお兄さんのおすすめをあんまりそのまま間に受けてよいものか迷っていました・・が、基本、自分たちもよく行くお店だということだったので、もっと早くから信用して、行ってみればよかったのです。 滞在していたホテルも大満足のホテルでしたが、私にはまだまだ行きたいけれど、行っていない場所がたくさんあるので、同じ地に再び来るということは、あまりないと思うので、これが最初で最後であった可能性が大きいのですが、それこそ、イタリアに行く時に従姉妹がくれた本「食べるためだけにイタリアに行く」ような機会が本当にあるのであれば、このお店のために来てもいいくらいです。 まったく、メジャーな場所でもなく、有名なレストランでもありませんが、もしもプライアーノに行く予定がある方がいらっしゃるのであれば、このレストラン「ラ・ストラーダ」は、強くおすすめしたいレストランです。特にシーフードサラダは是非是非! そもそもその日の夕食は、「もうあまりお腹が空いていないから、買ってきたチーズと生ハムくらいでいいかな?」などと言っていたのに、「頑張って歩いて、そしてやっぱりちゃんと食べよう」ということになって、出会ったとっても美味しいレストランでした。 「やっぱりイタリアに来たら一食たりともおろそかにしてはならない!」というのが私たちの今日の教訓でした。プライアーノ ラ・ストラーダ La...

2024年6月25日火曜日

イタリア プチバカンス2日目ソレントからポジターノ バカンス味わわずにいるなかれ・・

   初日は、まさに罰ゲーム?のような一日で、最後の締めくくりは、頼みの綱のホテルのFreeWifiが途切れて、ブチギレそうになりながら、それでも一応の要件は片付けましたが、怒りが心頭に達して、眠れないかと思いきや、やはり疲れていたのか、案外すんなり眠れました。 ベッドだけは良いベッドですこぶる寝心地のよいベッドでした。しかし、翌朝は早々にホテルのおじさんが請求書を持って集金にくるために朝、比較的早くに起き、早くにチェックアウトしてしまいました。 昨夜の段階で、私たちはソレントに着いていたのですが、朝食がてらに港(マリーナグランデ)に歩いて行ったのですが、こちらは、まだ、時間が早く...

2024年6月24日月曜日

さっそく立て続けにトラブル続出のイタリアプチバカンス

   娘が日本からパリに行こうかな?と電話で言い出した時、「来れるなら、おいでよ!パリに来るなら、その間、ちょっとでもいいからイタリアに行こうよ!」と、あっさり決めたイタリア行きは、今回は数日間、ちょっとだけ南イタリアをドライブすることにしました。 パリに来てから、かなりビッチリ仕事続きだった娘はようやく時差ボケから回復しつつある段階の、お疲れモードです。 パリからイタリアへの便は、オルリー空港から出る便が多く、今回もオルリーからのフライトでした。 パリからイタリアへの便は、同じヨーロッパ間ということもあって、ほぼ国内線のような感じの扱いで、セルフチェックインをして、入口を通過する...

2024年6月23日日曜日

食品廃棄物を救うスーパーマーケット お財布にも優しい Nous Anti Gaspi ヌ・アンチガスピ

   フランスで本格的に食品廃棄物への取り組みが開始されてから、もう4年以上が経ちますが、一般のカーフールなどのスーパーマーケットなどでも、賞味期限が迫った商品などには、「アンチガスピヤージュ(無駄廃止)」のオレンジや黄色いラベルが貼られて、価格を下げて売り切ろうとする試みが始まったり、Too Good Too Goなど、その日、売れ残った商品を格安で販売したりするアプリなどが出現したりしています。 しかし、スーパーマーケットに関しては、私見ではありますが、当初に比べるとこのラベルが貼られている商品は減ったような気もするし、この食品廃棄物問題は、少しずつは改善されてはいるかもしれませんが、依然として大きな課題が残されているような気がします。 先日、たまたま、SNSの広告で、この食品廃棄物を救おうという試みの「Nous...

2024年6月22日土曜日

ポニョお医者さんに連れていかれて大激怒

  我が家には猫がいます。夫が突然亡くなって、半年くらいした頃に、娘と二人きりになり、どうにも、沈みがちだった我が家に夫の元同僚だったフランス人の女性が「近所で猫が生まれたんだけど、もし、子猫が欲しかったら・・?」 と声をかけてくれました。 以前、実家でも猫を飼っていたことがあったし、アフリカにいた時も自由にでかけられない私を不憫がって、夫が家にいたボーイさんに頼んで猫を探してきてくれました。 ボーイさんによると、アフリカでは、現地の人は、猫も食べてしまうとかで、あまり街中に猫がいることもなく、いくらかお金を支払うつもりが、生きているニワトリ3羽と交換してほしいということで、マルシェで生きて...