
先週土曜日から日曜日にかけての深夜、パリ19区のラ・ビレット公園で31歳の女性が強姦されるという事件が起こりました。 事件当日、この女性はこの公園内にあるコンサートホール「トラベンド」で遅くまでエレクトリックミュージックを楽しみ、コンサートを終えて帰宅途中でしたが、その時間が午前3時半頃。 帰宅途中の公園内で、ある男性が性的関係を持ちかけようと近付いてきましたが、彼女がこれを拒否したところ、この男性は、彼女に襲い掛かり、性的暴行を加えたと言われています。 男性は、事が済むとすぐに逃亡。彼女は、公園内にある別のコンサートホールに避難し、警備員に助けを求め、警備員が警察・救急隊に通報しています。 容疑者は30代の黒髪の男性で身長185㎝程度のヨーロッパ人?の風貌に青いパーカーを着ていたということで、すでに捜査が開始されていますが、まだ、逮捕されてはいないようです。 しかし、この事件の報道に対しては、「あまりに無謀な行動で自らを危険に晒した・・」と被害者を非難するコメントが殺到しているそうです。 もちろん、この男が悪いことには、変わりませんが、正直、私も「午前3時半にパリ19区の公園内を女性一人で歩く」ということには、「正気なの?」と思わずにはいられません。 また、そんな時間に若い女性が一人で歩いていたら、そういうお仕事の人?と思うのも不思議ではないだろうし、実際に、その容疑者も最初は、暴力的ではなしに、一度、そのような関係をもちかけているのです。 また、これに関する記事を読んでいたら、このような強姦事件が後を絶たない理由のひとつとして、「レイプチャットグループ」というものが存在しているそうで、そのグループのなまえ等は公表されていませんが、このグループには最大7万人のメンバーを擁しており、男性たちが、家族を含む女性をレイプする方法に関する画像やアドバイスを交換しあっているとかで、本当に恐ろしい話だと、そっちの方にもビックリしました。 フランス国立人口学研究所によると、フランスでは毎年58万人の女性が性的暴力の被害者となっていると言われています。パリ19区 強姦事件<関連記事>「「捕食者の巣窟」と呼ばれる危険なオンライン・チャットサイト」「続々と浮かび上がる有名人の性加害への告発 今度は、フランスのトップ精神分析医ジェラール・ミラー」「現在フランスで起きているMe...