2023年6月9日金曜日

フランス全土が震撼とした のどかなアヌシーの公園で起きた難民による子供を狙った襲撃事件

  事件は朝の9時45分頃に起こりました。アヌシー(オー・サヴォア県)にあるのどかな湖のほとりの公園で、ナイフを持った男が22ヶ月から3歳の子供たちに襲いかかる(成人1人を含む7名が負傷・子供たちは生死をさまようほどの重症を負った)という、ちょっと信じられない事件に誰もが震撼とさせられました。 襲われたのが、まだヨチヨチ歩きの子供ばかりというのも余計に恐ろしく不気味な事件で、その日は、一日中、フランス全土はそのニュースでもちきりで、少しずつ判明していく犯人のプロフィールに最も過激に反応し始めたのは、移民を叩き出したい極右政党の政治家と過激派でした。 犯人は、迅速な警察の介入で、その...

2023年6月8日木曜日

モンサンミッシェル1,000周年 自然と融合した神秘的な芸術

  モンサンミッシェルの修道院が1000周年を迎えたそうで、週明けにマクロン大統領が夫人を伴い1000周年記念祝賀のために予告なしに訪問しています。 フランスでは、モンサンミッシェルはミッテラン大統領以来、歴代大統領、あるいは、大統領候補者が何らかの決意、メッセージを伝える場所として、この地を訪れるのがある種の習わしのようになっています。 年金改革問題を機に数ヶ月にわたる強い不信感を経て支持率が回復しつつある中、マクロン大統領が1000周年を迎えたモンサンミッシェルで何を語るのか?と思いましたが、1,000周年ということ以外に特別な意味はなかったみたいです。 彼は「私たちが風景が消えていくのを恐れるこの時代に、モン・サン・ミッシェルは不可能なことは何もないということを証明しています。...

2023年6月7日水曜日

ユニクロがプリンセス・タムタムとコントワー・デ・コトニエの店舗を大幅閉鎖

   ユニクロ・フランスがプリンセス・タムタム (Princesse Tam Tam (ランジェリー)とコントワー・デ・コトニエ(Comptoir des Cotonniers (婦人服)の国内店舗を大幅縮小することを発表したというニュースを聞いて、最初は意味がわかりませんでした。 この2つのフランスのプレタポルテのブランドは、ユニクロの子会社だということを私はこのニュースを聞くまで知りませんでした。 ユニクロ・フランス本体は、街を歩いている人が持っているユニクロの紙袋の数や、お店に買い物に行った時の様子などを見るにつけ、どう考えても業績は悪くないと思うのですが、ここのところ、カマイユ、kookai、ピンキー、サンマリーナなどフランスの中堅どころのプレタポルテのブランドは、軒並み倒産が続いています。 たしかに、フランスのファッション業界は、いわゆるハイブランドか、そうでなければ、かなり思い切った低価格帯のブランドか?両極化しつつある気がします。「フランス人はもはや中堅どころのブランドの名前では買い物をしなくなり、価格で買い物をするようになった・・」とも言われていますが、その中間のところを綱渡りしていけるブランドはそんなに多くなくなってきた気がします。 今回、ユニクロ(ファーストリテイリング)は、「流通戦略の抜本的見直しプロジェクト」と「販売拠点ネットワークの再編計画」をかかげ、フランスにおける厳しい中堅どころのファッションメーカーのポジションを維持していくために、子会社の中でも、もはや回復の見込みのない、この2つのブランドの55店舗(136店舗中)の閉鎖を検討すると発表し、また、多くの雇用が失われると話題を呼んでいます。 そもそも、ユニクロがなぜ?この2つのブランドのオーナーになったのか?ということも疑問といえば、疑問でもありますが、そもそもフランスにユニクロが進出した当時は、ユニクロは、その品質には、絶対的な人気があったものの、ファッション的、デザイン的には今一つという評判であったことも否めません。 そんな中、これらのブランドを買いとることでデザイン性やフランスのファッションブランドの香りを吸収していくことは、彼らにとって一定の狙いがあったのかもしれません。 しかし、ここ数年の中堅どころのファッションメーカーの急降下の勢いは想像以上に早く、業績不振にあえぐ中堅ブランドは、彼らの顧客層の認識の変化に追いつかず、気が付いた時には、店舗数だけがやたらと過剰に増えており、それと反比例するようにオンライン上での存在感が薄すぎて、それを凌駕する戦略を打ってこなかったことが敗因です。 おそらく、今回の発表は、現時点では店舗縮小に留まっていますが、すでにユニクロ本体の足を引っ張る存在になりつつあったということだと思います。 この子会社ブランドの縮小とともに、ユニクロは、パリ・リヴォリ通り店で、アフターサービス、カスタマイズ...

2023年6月6日火曜日

シャンゼリゼでのディクテ(書き取り)大会 参加者5000人 ギネス記録樹立

   6月のある日曜日、パリ・シャンゼリゼでは、ディクテ(書き取り・口述筆記)大会が行われていました。このディクテというもの、私が中学生の頃、英語の授業の中でディクテーションというものがあったような微かな記憶がありますが、フランス語、特に正確にフランス語を読み書きするのが大の苦手・・というより、ほとんど無理なレベルの私にとっては、まるでフランス語の難易度をひけらかされているようにさえ感じる嫌みなイベントです。 しかし、フランス人にとっては、幼い頃から慣れ親しんだ?それなりに苦労してきたディクテには、郷愁のようなものを感じるところもあるようです。 毎年のように、このディクテの大会はど...

2023年6月5日月曜日

イタリア・トロペアで見つけた漁師さんの家族が営む絶品レストラン

正面窓の向こうが魚屋さん 旅先でレストランを選ぶ時、最近はGoogleの検索に頼ることが増えているのですが、それでも、お店の雰囲気、料理の写真、また、お客さんたちが残しているコメントなどを見ながら、あーでもない、こーでもないと言いながら、真剣に探します。 それでも、写真に載っているメニューは実際には、今は、なくなっていたり、また、人の好みや印象は、それぞれなので、あくまでも他人のコメントは参考までで、同じレストランでも、ベタ褒めしている人もいれば、クソみそにけなしていたりもするので、必ずしも自分の好みに合うものとは限りません。 今回のイタリア・トロペアの旅では、幸いなことに、滞在中、訪れたレストランにはハズレがなく、どのレストランもそれぞれの良いところがあり、甲乙つけがたい感じでもあったのですが、今回の旅で一番感動したのは、Googleの検索では、最初はあがってこなかったレストランで、(よくよく調べれば、出てくることは出てくるのですが・・)、たまたま私のパスポート紛失騒ぎで、滞在を1日延ばして、ホテルに忘れたパスポートを取りに戻った帰り(正確には、予定どおりに帰る予定で駅までの道を歩いていた途中にみつけて、「あ~!ここ行きたかったね~!」と目を付けていたレストラン)、滞在を1日延ばさざるを得なくなったおかげで、幸か不幸かその機会に恵まれたレストランでした。 トロペアの近辺は、その周囲の住宅などの外観から見るに、あまり経済的に豊かな感じはしないため、街の中のレストランの多くは、いわゆる主に観光客が多いレストランが大半を占めていて、それとて、そんなにバカ高いレストランではありませんが(このレストランの価格の基準が私の場合はパリが基準となっているので、比較が相応なものかどうかもわかりません)、本来、私が旅先で探そうとしているのは、地元の民で賑わっているような温かみの感じられるレストランが私の理想で、今回、最後に辿り着いたレストランは、まさに地元の漁師さんの家族が魚屋さんとレストランを両方、家族でやっているアットホームな感じのレストランでした。 お父さんが海で獲ってきた魚を(息子さんはその助手として修業中といった感じ)自分の家の魚屋さんで売っていて、お母さんとその仲間?親戚?(娘も修行中?)がその魚を使って、魚屋さんのとなりでレストランをやっている、まるで垢抜けない感じではあるものの、地元の人が多そうなレストランでした。 メニューには、英語訳もついているので、観光客をまるで無視しているわけでもないとは思うのですが、お店の人は皆、イタリア語しか話さないので、意思の疎通が大変なことはあります。しかし、そこは、なんとかなるもので、私たちの場合は、最初にお店の様子をうかがった時にいた、その場にいた地元の民らしきお客さんが英語で通訳してくれました。 ただ、そんな様相だったし、今どき、クレジットカードも受け付けないので、少し、他のレストランよりは、休めの価格設定なのかと思いきや、他の観光客大歓迎のお店と大して変わらない価格なのは、「ここのお母ちゃん、気取らない感じがするけど、けっこうガッチリしてるんだな・・などと思っていました。 まずは、突き出し?代わりのオーダーはしていないけど出てくるのが、香りのよいオリーブオイルにトロペア玉ねぎ、トロペアトマト、アンチョビがのったブルスケッタで、その彩りの美しさとそれぞれの素材の良さが際立つ、何気ない一品なれど、ちょっと感動する逸品で驚かされました。 そして、いざ、注文したお料理が出てきてみると、その分量たるや、思わず、これ何人前ですか?という大きなポーション(普通のレストランの余裕で2~3人前)。最初に出てきた魚介のフリットは、レモンが添えられたイワシ、イカ、エビだったのですが、何より、そのどれもが新鮮で一つ一つが素材そのものの味が濃く、フリットはすべてカリッと揚がっており、カリッとしつつもイワシはふっくら、エビ、イカともにプリプリで、噛みしめるとエビ、イカ、それぞれの味がじわ~っと口に広がります。これが一人前! もう一つ、注文した魚介のリゾットは、お米が崩れない程度に上手く火が通っていて、かつ、しっかり魚介の味が沁み込んでいる、これまた感動的なお味。2種類のエビといか、シャコ、ムール貝、あさり、トマトが入っていて、圧倒的なシーフードの調和されたお味に、出てきた時は、「すっごい量!」と目が真ん丸になったのですが、あまりの美味しさに、ふたりで、ものすごい勢いで食べて、あっという間に完食!これも一人前! 食べきれなかった魚介のフリットは、お持ち帰りにしてくれました。 とにかく、想像を遥かに超えた美味しさに感動した私たちは、これをなんとか、おばちゃんに伝えたいと、おばちゃんたちが通りかかるたびに、満面の笑みで「モルト・ブオーノ!」を大連発。 感激して食べている私たちにおばちゃんたちも満足そうで、最後に手書きのレシートがやってきて、お支払いを済ませた後に、リモンチェッロをサービスしてくれました。 ただ、後で、このお店に関するGoogleのコメントを見ていると、めちゃくちゃにけなしているコメントもあり、また、そのコメントに対して、猛然と言い返しているお店側の回答がのっており、娘などは、それを読みながら、「これ、書いたの、きっとフランス人だ・・」と笑い転げていましたが、アンチのコメントに猛然と反発するあたり、なんかあのおばちゃんなら、わかる気がして、どちらにしても、気が強そうだけど、気をよくしてくれたお客さんにはめっぽう優しく温かい感じのおばちゃんの一面が覗けた気がしたのでした。 いわゆる、体裁のいい感じのこじゃれた感じは全くないレストランではありますが、個人的には、この旅で最高のレストランに出会えたと私は大満足しています。 また、いつかトロペアに行くことがあったら、また、きっと行きます。Ristopecheria...

2023年6月4日日曜日

イタリア・トロペアで食べた美味しいもの 魚介のパスタ フィレージャ 

  魚介のフィレージャ 旅先にイタリアを選んだ理由は、もちろん、南イタリアの美しい海ということもありましたが、もう一つの大きな理由は「美味しいものを食べること」でした。 もうこの時ばかりは、ダイエットのことは忘れて(忘れてというほど、日頃から、そんなにダイエットしているわけでもないけど・・)、食べたいものを好きなだけ食べることにして、その代わりに思いきり動いて・・といっても、健康のためというよりも、次の食事をできるだけ美味しく食べられるようにお腹をすかせるために動くという感じです。 それでも、食事の回数を重ねるごとに、蓄積されたものは、なかなか消化しきれなくなってくるので、それでも...

2023年6月3日土曜日

最後の最後まで不安だったフライト トランサビア航空

   私のパスポート紛失騒動で、当初予定していたパリへのフライトを翌日の直行便に変更したために、当初の予定では、ローマ経由のパリ行きのITA(前アリタリア航空)のフライトでしたが、なにせ、バタバタと慌てて時間的にちょうどよい翌日のフライト、しかも直行便を見つけてラッキー!とばかりに時間と値段と直行便というだけで、ロクに航空会社はチェックもせず、また、CDG(シャルルドゴール空港)に着くかORY(オルリー空港)着くかも、よく見ておらず、当日の朝になって予約を確認したら、「あれ?オルリーだったんだ・・」と思ったくらいです。 正直、私にとって、パリの空港はシャルルドゴールでもオルリーでもどちらでもよいのです。航空会社も直行便なら、グッと時間も短縮されるし、願ったりかなったりだったので、この際、航空会社にこだわることもありませんでした。 航空会社は正直、いざ飛行機に乗る段になって、「なんか、この飛行機、初めて見るな・・どこの航空会社?」と思ったくらい・・妙なグリーンがシンボルカラーになっていて、そのグリーン地に白抜きの文字で「t」とあります。 空港から直接、飛行機に乗れる通路が通っているでもなく、かといって、飛行機がとまっている場所までバス移動なわけでもなく、空港の建物から歩きで飛行機まで活き、飛行機にはタラップがついていて、大空のもと、トラップを上っていく、今どき、こんなのあるんだ・・という珍しいスタイルでした。 CAさんのスカーフやネクタイなども、なかなかインパクトのあるグリーンで、特にネクタイは、こういう色のネクタイ、たま~にイギリス人ならしてるのを見かけたことあるけど・・という感じの強烈なインパクトがあります。 どうやら、このトランサビア航空フランスという航空会社は、KLMとエアフランスの子会社の格安航空会社の飛行機であったらしく、フランスを中心に運行しているらしい航空会社で私はその存在を初めて知りました。 たしかに今回、私がドタバタと前日(直前)に取ったラメッツィア→パリの航空券は200ユーロ(約3万円)くらいで、まさに格安・・なるほど、余計なもの飲み物やスナックなどのサービスはないわけではないものの、希望者には全て有料でサービスを受けることはできます。 まあ、飛行時間は2時間程度なので、別に特にそのようなサービスも必要はなく、私としては航空運賃が安い方がありがたく、機内の座席については、特に他の航空会社の飛行機の座席に比べて狭いわけでもなく、今回、私が乗ったのは、Boaing...