2023年3月10日金曜日

フォーシーズンズホテルが始めた顧客向け高級ブランド品レンタルサービス

  フフォーシーズンズホテルが始めた顧客向け高級ブランド品レンタルサービス フォーシーズンズグループといえば、約36ヵ国に86以上のホテルを持つ高級ホテル業界の堂々たる一員ですが、独自の顧客獲得サービスの一環として、Vivrelle(高級ブランド品レンタルの会員制サービス)と提携して、プライベート レジデンスの顧客に対して、滞在中に高級ブランドのバッグ、アクセサリー、洋服などを共有ワードローブから無料でレンタルできるサービスを導入しています。 フォーシーズンズホテルは、この新しいサービスについて、「ビジネスミーティング、ロマンチックなディナーなどの場に新しい表現のモデルの一部を提供するとし、あなたを輝かせるために必要なものを揃えてお待ちしております」とうたっています。 ここで借りることができるのは、プラダ、エルメス、シャネル、ディオールのいずれかから、お客様は滞在中に着用したいハンドバックやジュエリーのモデルを共有ワードローブから無料で選択できるようです。 プラダを除いて、すべて、フランスのブランドが勢ぞろいなところが、また・・と少々、閉口する感じでもありますが、ランダムに選ばれたブランドというわけでもないであろうし、いわゆる一般的に求められている高級ブランドがこれらのブランドだということなのでしょう。 考えようによれば、旅先に自分の荷物をそんなに持っていく必要もないだけでなく、自分の持っていない豪華なアイテムを試したり、楽しんだりすることができる機会でもあり、このホテルに泊まれば、色々なファッションを楽しむオプション的な楽しみがついてくるのですから、最新のファッションを楽しみたい人には、なかなか魅力的な試みかもしれません。 現在のところは、このサービスを行っているのは、ロサンジェルス(ビバリーヒルズ)とヒューストンの2ヶ所だけだそうですが、今後、このようなサービスが今後、他にも広がって行くかもしれません。...

2023年3月9日木曜日

年金改革問題デモはルーブル美術館の中までも・・

  フランス人が年金問題に関して過敏に反応することはわかっていましたが、今回の年金改革反対の動きは、生半可なものではすまない感じになっていることをヒシヒシと感じています。 思えば、今回のデモやストライキは、開始当初から、かなり腰を落ち着けて構えている感じがあり、最初のデモ・ストライキから次のデモ・ストライキまでは、10日間、あるいは1週間と多少の時間をあけて、続けられてきました。 デモに対する政府側の警戒態勢もあるのでしょうが、かなりの人数が動員されているものの、そこまで破壊的な行動はおこらずに(そこそこの破壊行動は起こっている・・しかも、普通の感覚からしたら、そこそこどころではないかもしれない・・)、もう数ヶ月が経過しています。 かねてから、3月7日のデモ・ストライキは国の機能をストップすると息巻いていましたが、具体的にどのような事態に陥るのかは想像がつきませんでした。デモはもとより、一般市民が全般的に実際に迷惑を被るのはストライキの方ですが、前日に引き続き、私は間引き運転されているバスを待つも、来るバス来るバス満員で乗れずにバスを2台見送り、3台目にようやくぎゅうぎゅう詰めのバスに乗るという事態に遭遇しました。 フランス人は乗り物に上手に?詰めて乗るということができず、もう少し詰めて乗ってくれればと思いつつ、バスを2台見送るハメになりました。 バスに乗れずにバス停に残されている人々からは、「次のバスに乗れって!私は10時間も待てない!(なぜ10時間というのかはわからないけど・・)」などという怒りの声も上がりだして、カオス状態に・・。 公共交通機関以外にも、ゴミ収集車が来なくて、街にはゴミが山積みになっていたり、荷物を輸送するトラックが行き来するような道路がブロックされたり、製油所の出口がブロックされたり、週末にかけての空の便も20~30%キャンセルになるそうです。 今回の年金改革反対の抗議運動は、表面的には過激すぎない分だけ、地の底からふつふつと湧き上がってくるような不気味な感じがあります。🇫🇷...

2023年3月8日水曜日

ストライキの被害を被りぐったりした1日

  無残にも閉められていたメトロの駅の入口 今回のストライキは大規模になると事前に予告されていました。にもかかわらず、そんな日にRDV(アポイント)が入ってしまって、もうなんで?この日??とウンザリしていましたが、当日にならなければ、どの程度、交通機関が止まるのかもわからず、わからないのに、わざわざ予定をずらしてもらうのも、予定をどんどん後送りにしていくのも嫌で、まぁ、少々大変かもしれないけど、行けないこともないだろうと、予定はそのままにしていました。 前日にRATP(パリ交通公団)のサイトを見ると、私の利用する予定のメトロは、大変混乱する見込み・・とあり、まぁそれでも、なんとか辿...

2023年3月7日火曜日

フランスの大人気ユーチューバー Mcfly et Carlito(マクフライとカーリト)燃え尽き症候群 休業宣言

  720万人の登録者を持つフランスの大人気ユーチューバー(デュオグループ) Mcfly et Carlito(マクフライとカーリト)は、加熱し、エスカレートしすぎていたユーチューブの活動に燃え尽き、疲れ、ユーチューブの動画制作をしばらく休業することを発表しています。 彼らがユーチューブの動画投稿を始めてから、10年が経過し、彼らは単なるユーチューバーではなくなり、忙しい家庭生活を送りながら、本を書き、映画に出演し、アルバムをリリースし、ツアーに出かける生活を送っていました。 ユーチューブの動画自体も10 年前、自分の部屋で携帯電話を使い、チームも機材もなく、最も基本的な編集で自分自身を撮影していたシンプルな喜びや楽しみが消え去り、...

2023年3月6日月曜日

大手スーパーマーケットチェーン「カーフール」が提案する「アンチインフレバスケット」

   止まらないインフレに、「赤い3月」などと、さらなる価格の上昇が見込まれている中、大手小売業者は、消費者に対して、購買力をサポートするための措置を講じる準備をしています。 大手スーパーマーケットチェーン「カーフール」は、3 月 15 日から6月15日まで、フランス国内の5,945店舗において、選ばれた200の商品価格をブロックし、固定価格として、値上げしないまま販売することを発表しています。 2ユーロ未満で販売されるカーフールが選んだ200 の商品は、100の食料品と100の日用品の大きく2つのカテゴリーに分けられています。 ヨーグルト、卵、新鮮な野菜、缶詰または冷凍野菜、パン、シリアル、牛乳など、リストは長く、このリストには、栄養スコア...

2023年3月5日日曜日

モンパルナス駅でお買い物 M&S カヌレ ヨーグルトソフトクリーム

   最近、私の個人的なお気に入りスポットの一つは、パリ・モンパルナス駅なのです。TGVも発着する大きな駅はパリには他にいくつかあるのですが、私が最近、時々、モンパルナス駅に出向くのは、いくつかの私のお気に入りのお店があるためなのです。 お気に入りのお店といっても、それはすべて食料調達なのですが、他には、あまりないお店がどういうわけか、モンパルナスにはいくつかあることで、最近は、定期的に行っています。 パリで買い物をしたいなら、総合的には、Chatelet(シャトレ)の駅に隣接しているショッピングセンターやその界隈に行けば、まぁまぁ、たいていのメーカーはほぼ全て網羅していると思われるほど、何でも揃うとは思うのですが、このシャトレは、規模も大きく、人も多くて、年齢層も比較的若くて、元気な時には、悪くはないのですが、個人的にはあまり好きではありません。 若者が多いこともあるのか、近辺のお店、レストランなども比較的、リーゾナブルなお店が多いような気もします。 しかし、私がモンパルナス駅に行くのには、正直、いくつかの私が行きたいお店があるからなのです。これまでは、駅というのは、旅行に行く際の通過地点でしかありませんでしたが、現在はちょっと違っています。 まず、私がモンパルナス駅に行く理由の一つは、M&S(マークスアンドスペンサー)というイギリスのスーパーマーケットが入っていることです。以前は、パリ市内にいくつもあったM&Sは、ブレグジットとともに姿を消していきました。 そんな中で、かろうじて店舗が残っている一つがモンパルナス駅なのです。現在は、MONOPRIX(モノプリ)とジョイントしているような感じ店内の一部でしかありませんが、M&Sの商品はクッキーやケーキなどのお菓子類、パン、紅茶類の一部だけです。 クッキーなどは、私はフランスのものより、イギリスのものが好きで、これまでも定期的に買っていたもので、私にとってはテンションがあがるお菓子類です。(モノプリと提携しているだけあって、モノプリのポイントカードが使えます) そして、2つ目の理由は、「カヌレ」です。モンパルナス駅には、ボルドーでは有名な「La...

2023年3月4日土曜日

冷凍ピザ食中毒死亡事故から1年 ブイトーニのコードリー工場閉鎖へ

   ちょっと見るだけでもおぞましいピザ工場から生産された大手食品メーカーのピザから、溶血性尿毒症症候群(HUS)と毒素産生性大腸菌(STEC)が検出され、75件の食中毒症状を発症したと報告され、そのうち2人の子供が死亡した事件から、約1年が経過しています。 この事件により、このピザを製造していた工場は生産を一時停止し、「過失致死罪、14人に対する過失傷害罪、人や動物の健康を害する製品に関する偽装、食品に使用される食品が偽造または破損して健康を害する展示または販売、健康を害する製品を市場に出して他人を危険にさらす容疑」として捜査が進められてきました。 それから、かなりの時間が経って後、昨年12月には、ようやく衛生管理の改善や調理済みの生地を使用したピザのラインのみという条件付きで、一部の生産再開の許可が下りて、生産を再開していたようですが、ここへきて、当該工場が閉鎖されることが発表されています。 このピザはイタリアンの食材を扱っているBuitoni(ブイトーニ)のブランドの大手食品業界ネスレ・フランスの冷凍ピザ工場での話で、このたび、ネスレ・フランスがフランス北部コードリーにあるブイトーニピザ工場の操業を停止することを決定したものです。 これは、この食中毒事件のスキャンダルのために冷凍ピザ市場は1年で20%減少したことによる売り上げ減少によるものとしています。 この工場は当事者なわけで、この冷凍ピザの消費が減少したのは、そもそもこの会社のスキャンダルなのですから、仕方ない話でもあり、これに影響された同業他社は全く大変なとばっちりを食ったことになります。 ネスレの広報によると、「2022...