2022年8月1日月曜日

フランス人の夫の元妻との離婚理由は宗教だった・・

  安倍元総理の襲撃事件をきっかけに、日本では盛んに統一教会の問題が騒がれているようですが、その宗教問題はもちろんのこと、それに関わる政治家との関わりや捜査に至らなかった経緯など、なんだか話を聞けば聞くほど、暗澹たる気持ちになってきます。 この話に関連して、フランスには反セクト法があり、このような事態には至らないという話も話の端々に出てきていますが、たしかに、フランスにも新興宗教(セクトとかカルトとか呼んでいる)は存在しても、霊感商法などの話はあまり聞かないな・・などと思っていました。 しかし、考えてみれば、我が家の場合は、ごくごく身近にそんな感じのことがあったのを思い出しました。 それは、...

2022年7月31日日曜日

森林火災の放火犯は消防士だった!しかも、数年にわたる常習犯だった!

   夏になると森林火災が発生するのは、フランスに来てから、毎年のことで、日本では、あまり森林火災の被害をあまり聞いたことがなかったので、こんなに毎年毎年、山火事が起こることが私にとっては、不思議でもありました。 特にここ数年、地球温暖化による猛暑が続き、異常に森林が乾燥していることも手伝って、一度、燃え始めた森林の火は、瞬く間に広がり、何万ヘクタールも焼けてしまうとか、消火に何日もかかるほどの大規模な火災に発展し、今年の夏などは、テレビのニュースなどでは、いつもどこかの森が燃えている映像が流れ続けていました。 こんなに度重なる森林火災も、まさに火のないところに煙は立たないわけで、...

2022年7月30日土曜日

パリ8区の高級レストラン人種差別問題で大炎上

   パリ8区のアヴェニューモンテーニュ(高級ブティックが並ぶ有名な通り)にある高級レストランで3人の若い女性が、予約していたにもかかわらず入店を拒否され、人種差別であると訴えて、その模様をTikTokに投稿したことから、この映像は、あっという間に65万回再生され、大炎上し、ついには、出身、民族、国籍に基づく差別で検察庁の捜査が入る大騒動に発展しました。 この騒動は、ペルーのカクテルと料理のレストランで、レストランの警備員とパリを訪れたモントリオールからの客3人が口論になったことに端を発しています。そのうちの1人がTikTokに投稿した動画には、レストランの入り口で警備員と口論して...

2022年7月29日金曜日

ひまわりオイルの次はマスタードがない! フランスのマスタード不足

    ウクライナでの戦争が始まって、そろそろ半年近くなります。物価がどんどん上昇したり、スーパーマーケットの棚からひまわりオイルに始まって、あらゆる食用オイルが消えたり、出てきたと思ったら、値段が急上昇しているにもかかわらず、飛ぶように売れたりと、今まで見たことのなかった現象が起こっています。 ここ数ヶ月の間、スーパーマーケットに買い物に行くと、マスタードの棚がガラガラになっていることがあって、最初は、「え??出し忘れてる??」(フランスの場合、そういうこともあり得る)と思ったものの、しばらくすると、また、置いてあるけれど、今度はスカスカで・・、次に行くと「えっ??また、ないの?...

2022年7月28日木曜日

パリ13区にサル痘専門ワクチンセンターオープン

   コロナウィルスも収束しないうちに「サル痘」なるあまり聞きなれない病気が騒がれ出したのは、今年5月のことでした。なぜだか、コロナウィルス同様、またヨーロッパを中心に感染が拡大し始めたというニュースに、なんでまたヨーロッパ??と正直、うんざりしていました。 その後、コロナウィルスの感染が再び急上昇し始め、第7波はいつピークを迎えるのか?などと言っている間に、「サル痘」の方も着実に拡大していたようで、WHO(世界保健機構)は先週末、サル痘に対する警戒体制を最高レベルに引き上げるという発表をしています。 元来はアフリカ大陸で流行している「サル痘」が5月初旬から報告されている症例はヨーロッパに集中しているのです。 国際保健規則によると、最高レベルの警戒体制とは「疾病が国際的に広がる可能性があるため、他の国に対する公衆衛生上のリスクを構成すると判断され、かつ国際的な協調行動を必要とする可能性のある異常事態」とされている。WHOがこの警告レベルを使用するのは、今回で7回目です。 パンデミックの前段階認定のような感じなのかもしれません。 「サル痘」は、5月以降、で74カ国で16,836人以上の人の感染が報告されています。 そのうちフランスでは、現在約1,745人のサル痘患者が確認されており、決してヨーロッパ内でも感染者が少ない国ではありません。またフランスのサル痘感染者1,745人のうち、イル・ド・フランス(パリを中心とする地域)は、その約半分の患者がいる最も感染の多い地域です。 そんな背景もあってのことなのか、欧州医薬品庁(EMA)が先週末に、サル痘の蔓延に対抗するため、ヒトの天然痘に対応するワクチンの使用を承認した直後、今週になって、パリ市役所が運営する最初のサル痘専門ワクチンセンターが、パリ13区にオープンしました。 HAS(高等保険機関)によると、サル痘の場合は、皮膚や粘膜の接触で感染すると言われており、感染のリスクが高いのは、患者と接触する医療関係者、「男性と性的関係を持つ」男性、「売春をしている人」などが挙げられています。 パリには、この天然痘対応のワクチン接種ができる公立病院は他にもありますが、予約が取りにくいことから、サル痘専門のワクチンセンターを作り、早急にワクチン接種を拡大する方向に舵をとりはじめたようです。 サル痘ワクチンに関しては、公立病院は完全に飽和状態で、10月まで待たされるとかで、この新しく設立されたサル痘専門のワクチンセンターだと比較的、スムーズに予約がとれるようです。そもそも、コロナウィルスやバカンス問題でそうでなくとも公立病院の人出不足が深刻なところ、どんどん課題?が増えるのですから、何もかも公立病院で賄おうとするより、専門のワクチンセンターを作った方がきっと、事が進むのが早いのです。 ワクチン接種に関する処方箋は不要とされており、事前の問診の後、すぐにワクチン接種が受けられるようになっており、またワクチンセンターで直接予約することも可能です。もちろん、Doctolib(ドクトリブ・医療関係の予約システムのサイト)などのネットでの予約も可能です。 しかし、パリ市議会は、さらにサル痘予防接種のための投与量と人員を増やすため、国に対して「緊急措置」を求めており、先週末に保健省が発表した3万回分のワクチンでは「まったく足りない」と主張しています。 パリ地域のリスクのある人すべてにワクチンを接種するには、実際には、その10倍は必要だと言われています。正直、このサル痘の感染に関してはコロナウィルスのような不特定多数の感染ではなく、ワクチン接種とはいえ、かなり限られた人々が必要なワクチンだと思っていただけに、このある程度、限定された人々が30万人以上もいるのか?とちょっと別の驚きを覚えたのでした。(まあ、そうかもしれないな・・とも思うけど・・) また、ワクチンといえば、「ワクチン反対キャンペーン」を唱える人々もまた、出現する中、パリ市長は、このワクチン接種が必要な人々全てが9月までにワクチン接種を受けられる体制をとらなければならないと...

2022年7月27日水曜日

久しぶりの市営プールは夏のバカンス期間でも休まなくなったらしい・・

  私にとって、一番、無理なくできる運動は、泳ぐことで、日本に住んでいた頃は、仕事が終わってから、毎日、ジムのプールで1㎞泳ぐのを日課にしていました。ジムで泳いでジャグジーに入ってさっぱりして、飲んで寝る・・という健康的なのか、不健康なのかわからない生活でしたが、それなりの健康を保っていました。 泳ぐというのは、全身運動なので、どこが痛くなるということもなく、また1日中パソコンに向かっているために肩凝りでガチガチになりがちだったのも水泳のおかげで解消されていました。 パリに来てすぐは、子供も小さかったので、子供の送り迎えのあるうちは、仕事帰りに泳ぎに行くなどという時間もありませんでしたが、子供の学校がお休みの日は、娘に水泳を教えるために、また、エネルギーに溢れている娘をなんとか疲れさせて夜スムーズに寝かせるために、お休みというと、頻繁にプールに連れて行きました。 娘が大きくなって、送り迎えもいらなくなると、私の仕事も忙しくなって、どうにもヒートアップしている仕事モードを切り替えたくて、仕事場と家の中間点にあるスポーツジムに入って、仕事帰りに少し身体を動かして、仕上げにサウナかハマムに入って帰るという生活を続けていました。(しかし、それも実際には、時間がなくて、ほとんどサウナかハマムしか寄らないというほぼ、仕事帰りのお風呂屋さん状態でしたが・・) しかし、それも仕事を変わった時点で、ジムが通り道ではなくなったために、ジム通いはストップしてしまいました。 その後、たまに家の近所の市民プールに行くことはあったのですが、夏の間はバカンスで休んでしまうというびっくりプールなうえに、しかも、ここ5年くらいは、ず〜っと工事中で、プールには行くことができませんでした。 まあ、そうでなくとも、昨年までは、パンデミックのためにどこのプールも閉鎖でしたが、ロックダウンなどで、家にこもりがちの生活で、それを改めようと一念発起して、以前に通っていたスポーツジムに通いなおして、「今度こそちゃんと運動しよう!」と申込みに行ったところ、なんと、そのジムは潰れていて、断念。 少々、お金はかかるのですが、清潔でワイン蔵をそのまま、うまく残して作ってあるプールなどが小洒落ていて、大変、快適な場所だったのに、パンデミックの煽りをうけて閉鎖になってしまったようなのです。 残るは近所の市民プール・・でしたが、なかなか工事が終わらず、もう期待もしていなかったのですが、ついに最近、工事が終わり、新しいプールが完成しました!というお知らせが来たのです。 しかし、最近、少し感染もおさまってきたかな?と思われるフランスの第7波ではありますが、やはり、プールに行くのは、少々怖くもあり、せめて2回目のブースター接種を受けてから・・とワクチン接種を受けて、1週間は待って、ようやく久しぶりのプールに行ってきました。 あまりに長い工事期間で、結局、トータル何年間閉まっていたのか覚えていないほどですが、少なくとも5年以上は閉まっていたプールです。パリ市のプールがストライキを呼びかけているという話も聞いていて、少々心配していたのですが、このプールはしっかりやっていました。 あまり期待はしていませんでしたが、さすがに5年以上も工事していたとあって、プールはすっかりきれいになっていました。 これまで夏にバカンスで閉めていたプールはこの工事終了を機に夏でも閉めなくなったようです。ワクチンも打って、これは今年の夏はプールだ!と、10回分の割引になるパスを購入しようと思ったところ、「じゃぁ、あっちにある紙に記入して持ってきて・・」と言われて、記入して持っていくと、「IDカード、住居証明は?・・」などと言われてびっくり!また、その言い方が久しくお目にかかっていなかったフランス人のお役所に居がちな感じ悪さ・・。 逆に考えてみれば、最近、こういう感じ悪い人もずいぶんいなくなったものだ・・と思いながら、こっちもムッとしていると、「じゃあ住居証明は今度持ってきてくれればいいから・・」と言われて、10回分パスを購入しました。(1回券...

2022年7月26日火曜日

2024年パリオリンピック始動 シャンドマルスからヴェルサイユ宮殿まで!

    2024年パリオリンピック開催まで、あとちょうど2年となったことからなのか、オリンピックについて様々なことが発表され始めました。 2020年の東京オリンピックが決定したあとに、2024年のパリオリンピックが決定して、これは、東京オリンピックもパリオリンピックも両方、行くぞ!となんだか勝手にワクワクしたのを覚えています。 しかし、2020年の東京オリンピックは1年延期された上に、ぎりぎりまで本当にやるんだかやらないんだか・・挙句の果てに無観客開催で、しかも日本入国には、当時、入国後は強制隔離施設での隔離などまであって、オリンピックどころか、日本に行くことさえできませんでした。 なんだか、東京→パリと続くオリンピックに立て続けに地元??で開催されるオリンピックということでテンションが上がっていたのですが、東京オリンピックがポシャって(私の中では)、なんだか、パリオリンピックに関してもちょっとテンションが下がってしまったような気がしていました。 パリオリンピック組織委員会は、公式スローガン「Let's...