2021年12月28日火曜日

1月初旬には、1日の新規感染者は25万人を超える! 政府が発表した感染者急増への感染対策

   

 

 ノエルとともに1日の新規感染者数が10万人のしきい値を超えたフランスは、これからさらに年末年始を迎えるタイミングで新たな感染対策を発表しました。

 週明けに招集された国防会議の結果を発表すべく、カステックス首相とオリヴィエ・ヴェラン保健相は記者会見を行い、まず冒頭にカステックス首相が「フランスでもヨーロッパと同様に、状況は極めて緊迫しており、新しい波が大陸に押し寄せ、この積み重ねが、10万件というシンボル越えを実現し、発症率(10万人あたりの感染者数)は700を超え、パンデミック以来最高となった」と述べました。

 この感染拡大をなんとか抑えるためには、ワクチン接種の加速が、なによりも重要で、フランス政府は、Haute Autorité de Santé(HAS)(高等保健機構)の勧告に従って、2回のワクチン接種から3ヶ月後にブースター接種を行うことになりました。

 ここ1ヶ月ほどの間に6ヶ月間だったワクチン接種の間隔が5ヶ月、4ヶ月、そしてとうとう3ヶ月になりました。

 早い人は、今年の9月の段階で3回目のブースター接種を受けていますが、ワクチン接種の間隔が3ヶ月となると、すでに3ヶ月をそろそろ経過することになります。当然、4回目のワクチン接種が必要となる可能性が出てくるのですが、この4回目のワクチン接種については、3回目のブースター接種を最も早く進めたイスラエルと連携をとりながら、検討して、必要な場合は、すぐに発表されるということです。

 すでにノエルの段階で、10万人のしきい値を超えたことがわかっている国民は、31日から元旦にかけてのカウントダウンには、ロックダウンになるのではないか? 通常の予定どおりならば、ノエルのバカンスは1月2日までで、3日からの学校再開が先延ばしになるのではないか?などの声が上がっていましたが、予想に反して、大晦日のロックダウンは行われず、学校も予定どおり1月3日に再開することになりました。

 しかし、少なくとも3週間は、大規模な集会は、屋内で最大2,000人、屋外で最大5,000人に制限され、スタンディングコンサートは禁止、公共交通機関、映画館での飲食が禁止されます。

 レストラン、カフェ、バーなどでは、着席のみの場合の飲食に限られます。

 また、週3〜4日のリモートワーク義務化、地域ごとの判断により、一部の都市中心部で屋外でのマスク着用義務化が検討され、復活します。

 また、政府は昨今、問題になっている偽造ヘルスパスに対する罰則を強化することも併せて発表しています。

 そして、現在問題になっている感染者、及び接触事例の隔離期間(隔離しなければならない人々が増加しすぎて社会機能不全をおこしている)については、さらにHAS(高等保健機構)との慎重な協議の上、週末にも新しい隔離期間についての変更を発表することにしています。

 同時にオリヴィエ・ヴェラン保健相は、現在のフランスの感染状況について、フランスは2つの異なる亜種に関連する2つの波(デルタ株とオミクロン株)に同時に直面しており、それらを抑制するために2つの異なる補完的なタイプの対策が必要であることを説明しています。

 特にオミクロン株については、以前の変異株(特にデルタ株)よりもずっとずっと感染力が強く、少なくとも3倍以上感染力が強いと指摘。この伝染力は、患者数が2倍になるまでの時間、いわゆる「ダブリングタイム」に反映されています。デルタ株では12〜15日かかっていたものが、オミクロン株では2日で倍増しています。

 このデータから計算すると、1月上旬には、1日の新規感染者数が25万人を超える可能性があることも示しています。

 この感染速度は、パンデミック発生当初から経験していることとは比較にならないほどのレベルであり、オミクロン株はすでにコロナウィルスに感染している人に感染する可能性もあります。

 しかし、他の変異株に比べてワクチンに対する感受性は低いものの、3回目のブースター接種で、90%以上まで上昇するとしています。

 現在、オミクロン株によるリスクが最も高いのは、ワクチン未接種者、また、2回のワクチン接種はしているが、ブースター接種をしていない高齢者や既往症を持つ人々であると述べています。

 1日の新規感染者数が10万人を超えた時点で、私は、すでに震え上がっていますが、今回の感染対策は、この1日で10万人以上が感染しているという状況にしては、かなり緩く、甘々な対策で、やらないよりはやった方がよいことに違いはありませんが、今さらのように、屋内空間(映画館など)での飲食禁止とか、レストランなどでは、着席義務(食事中は歩き回らない)など、今さら禁止されずとも良いはずのことで、「子供かよ!」というような禁止事項には、言葉が出ません。

 マクロン大統領は、年末年始にフランス国民に過剰な強制的措置をできるだけ与えない意向だそうですが、ワクチン接種のスピードアップには限度があり、その効果を待つ間に一体、どれだけ感染が拡大してしまうのかと思うと、ちょっと信じ難い甘さです。

 おそらく、来年4月の大統領選挙を前に国民を締め付ける決定を避けている気がしますが、ここで、感染がさらに拡大しても、結果的には、今回の決断は失敗であったという烙印が押されることになります。

 ノエルでさんざん人々が集った結果がまだ出ていない今、さらに大晦日から元旦のカウントダウンを大した制限もなく迎えるのは、どう考えてもさらに感染が拡大することは避けられないような気がしています。

 このままでは本当に1月初旬には、1日25万人の新規感染者を叩き出すかもしれません。


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2021年12月27日月曜日

クリスマス当日に新規感染者10万人突破 陽性者隔離による社会機能不全

 


 フランスは、7月の時点でヘルスパスのシステムを起用して以来、ヘルスパスを持っている人に対しては、ほぼ規制のない日常が送れるような感染対策を続けてきました。

 パンデミックが始まった当初の最初の厳格な、ほぼ、外に出られないようなロックダウンが約2ヶ月間続き、それからは、いくつかの感染の波を繰り返し、長い間、飲食店なども閉鎖され、それに夜間外出制限や長距離の移動制限などを繰り返してきました。

 2021年が始まった当初は、今年はとにかく、「ワクチン・ワクチン・ワクチン!」と、ワクチン接種を拡大していくことを発表していました。ワクチン接種が始まった当初は、2回のワクチン接種をすれば、ある程度は、ウィルスから守られると思われていたからです。

 そして、夏のバカンスに入るにあたって、思うようにワクチン接種が拡大していかないことから、ヘルスパスのシステムを構築し、ヘルスパスがなければ、レストランやカフェ、文化施設や娯楽施設、長距離公共交通機関などにもアクセスできないようになり、これでは、事実上のワクチン接種の義務化ではないか?と思ったものでした。

 しかし、あまりに露骨なワクチン接種の強要はできずに、ヘルスパスをPCR検査で乗り切る逃げ道も残してあったために、結果的には、一定数のワクチン未接種者は残っていました。

 夏から秋にかけては、ヘルスパスにより、ワクチン接種がかなり拡大したこともあり、周囲のヨーロッパ諸国に比べて、かなり感染を抑えられてきたフランスですが、ワクチン接種の効果が思っていたよりも長続きしなかったこともあって、秋から冬に向かう頃には、徐々に感染者が増加していきました。

 そして、11月後半から12月にかけては、その感染増加に拍車がかかり、ノエルを迎えるという数日前からは、新規感染者数がほぼ毎日、1万人程度増加していくという恐ろしい状況に陥り、皮肉なことにノエル当日には、新規感染者数がキリ良く?10万人を突破してしまいました。

 あくまでも、ウィルスと共存していくために、どんな施設も閉鎖することなく、ヘルスパスで入場制限することで、フランス人は、ほぼ日常と変わらない生活を送り、何の危機感も感じられないようになっていました。

 しかし、あまりに感染速度の速い、オミクロン株の登場がちょうど、多くの人のワクチン接種の有効性が薄れていく時期に重なり、再び、感染爆発を起こしています。

 毎日、10万人近くの感染者が出るということは、これだけ多勢の人々プラス感染者の周囲の濃厚接触者が隔離生活を送らなければならないわけで、ロックダウンを行わずとも、社会機能が不全になっていくのは、不可避なことで、あらゆる場面で、支障が起こり始めています。

 先日もオペラ座の公演が中止になったというニュースを見たので、「感染対策で劇場が再び閉鎖になるの?」と思いきや、演者に感染者が続出して、公演が成立しないためのキャンセルで、「ああ〜そっち?」とちょっとびっくりしましたが、これだけ、感染者が多ければ、そういう場面は、あらゆるところで起こるわけで、たとえ、ロックダウンせずとも、ロックダウン状態に置かれる人が増えることで、部分的なロックダウンに近づいていくようなことになるという局面に陥り始めたのは、皮肉なことです。

 これは、フランスだけのことではありませんが、24日から26日にかけて、全世界で6,000便以上のフライトが欠航になり、18,000便以上のフライトに遅延が出ています。これもまた、乗務員の感染によるスタッフ不足により、欠航や遅延を余儀なくされていることによるものです。

 猛烈な勢いで感染が拡大していく中、感染者を隔離しないわけには、いかないのですが、これは、なにも、オペラ座や航空業界だけの問題ではなく、あらゆる場面、病院や警察、消防、薬局などの日常生活に必要最低限のライフラインに繋がる場所でも起こってきている深刻な問題になりつつあります。

 オミクロン株はワクチンを3回接種していれば、比較的、重症化しないという説もありますが、たとえ、重症化しなくても、感染することには変わりなく、結果として、ワクチン未接種者が医療体制を逼迫する状況に陥ってしまうのです。

 一体、いつになったら、終息することやら、ますます出口が見えなくなってきてしまいました。現在、フランスでは、3回目のブースター接種を加速度的に進めていますが、結局のところ、ワクチン接種を一度も行わない人が減らない限り、同じことが繰り返されます。

 そのため、一部では、ワクチン未接種者に対し、「いつまでも日常生活が戻らないのは、これらの人々のせいだ!」というアンチワクチン論者に対する非難の声も上がり始めています。

 フランスは、第5波がおさまらないうちに、その波がさらに大きくなり、第6波とも呼びにくいことから、今回の感染拡大を「オミクロン波」などと呼ぶ人も出てきました。

 週明けには国防会議が開かれ、新しい対策が発表されることになっていますが、一体、どうなることか、フランスは、まことに憂鬱な年末を迎えています。

 現在、フランスは全人口の1%が隔離中と言われています。


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2021年12月26日日曜日

クリスマスプレゼントは即刻転売サイト行きが急増

   


 フランス人にとってのノエルは一年のうちの一大イベントで、そのチカラの入れようは、なかなかなものです。むしろ、新年を祝うお正月よりも重んじられている感もあり、たいていは、ノエルは家族とともに、新年のカウントダウンは友達同士で・・という過ごし方をする人が多いです。

 日常は、どちらかといえば倹約家のフランス人もノエルの食事やプレゼントには、惜しみなくお金を使います。

 街を歩いていても、明らかにクリスマスプレゼントであろう包みを抱えた人を多勢見かけます。それも、家族全員分なので、結構な量でかなりの出費になります。

 多くの商店は、一年の売り上げの大半をこの時期にあげると言われています。

 我が家も娘が小さい頃は、クリスマスイブの日の夜に、クリスマスツリーの木の下に、家族全員の靴をならべ、なぜか、その靴にオレンジを添えて、サンタクロースを待つという不思議なことをしていました。

 そして、娘が寝た後に、クリスマスツリーの下に事前にあちこちから届いているプレゼントをツリーの下に並べておいておくのが習慣でした。

 翌朝、娘が起きてきて、一番にクリスマスツリーを確認しに行き、嬉しそうに一つ一つプレゼントを開けていく様子がかわいくて、私たちにとっては、娘が嬉しそうにプレゼントを開けていく、その場面を見ることこそが何よりのクリスマスプレゼントでした。

 このノエルのプレゼントの習慣は、相変わらずフランス人にとっては、とても大きなイベントではありますが、ここ数年、それに異変が起きているのは、そのプレゼントが即刻、転売サイトに掲載され、売り出されてしまうケースが急増していることです。

 私は、Vinted(ヴィンテッド)というフランス版メルカリサイトのようなもので、家にある不用品を処分しつつ、ちょっとしたおこづかい稼ぎをしているのですが、このサイトも11月から12月にかけてが一番、品物が売れるので、この時期に狙いを定めています。

 実際にそれは、クリスマスプレゼント用のものとして購入され、ノエルを過ぎるとパッタリと売れなくなるので、これまでは、この時期で今年の営業は終わり・・という気分でいたのです。

 ところが、最近は、結構、そのサイトをノエルが過ぎても覗いている人がいるのを不思議な現象だな・・と思っていたのです。

 楽天バロメーターによると、この1年間でフランス人の2人に1人以上がノエルのプレゼントの転売を行っているか、またはそれを検討していると言います。現に、あるサイトでは、25日の15時までに、60万件近くの広告が再販サイトに掲載され、2020年と比較して15%以上の伸びを示しています。(1月上旬までに300万個のクリスマスプレゼントが転売される見込み)

 プレゼントの交換の時には、大袈裟とも思われるほどに喜びあっているのに、実のところは、そのプレゼントが即刻、転売に出されているところは、あれは芝居だったのか?と思ってしまいます。

 無駄なものを持たずに、お金に変えてしまうあたり、さっぱりしているというか、がっちりしているというか、プレゼントを贈るときには、転売されないように、本人の希望を吟味する必要があるな・・と思います。

 それでも、あまりにプレゼントが行き交うために、同じものをダブってもらってしまったりするケースやサイズ違いや好みではないものであったり、転売の理由はさまざまです。

 実際に、子供などに対しても、これは、ちょっと物を与え過ぎではないか?と思うほど、ノエルには、甘々なフランスの親や祖父母なのです。

 今年、最も転売サイトに掲載された物は、「レゴ・ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」、ボードゲームの「スカイジョー」や「コードネーム」、そしてフランスのスター選手キリアン・エムバペが表紙を飾るビデオゲーム「FIFA 2022」などがあります。

 スティーブン・キングの『アプレ』、漫画の『アステリックスとグリフィン』、バーナード・ウェーバーの『蜜蜂の予言』など、書籍は言うに及ばずです。

 これらの転売サイトには、Vinted、Ebay、Leboncoin、Rakuten France、fnac.comなど、すでに数社が利用されています。

 せめて、これらが廃棄されるのではなく、転売されて再利用されることは、救いといえば救いであるとも言えますが、なんだかせっかくのプレゼントを即日、転売されてしまうことも、空虚なプレゼント交換の習慣になりつつあるような気もします。

 しかし、それらをこのタイミングで買う人は、もちろん、店頭で購入するよりも安い価格であることが魅力なのでしょうが、来年のプレゼント用に買い置きしておくのでしょうか?どちらにしても、合理的?といえば、合理的、ノエルのプレゼントで多くの人が散財しながらも、不要なものは、その日のうちにすぐに転売する、フランス人のガッチリして、現実的な一面が垣間見える新しい現象でもあります。


クリスマスプレゼント転売


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2021年12月25日土曜日

ノエルの食材に和牛が君臨するパリ

  


 世界が、オミクロン株でバタつく中、フランス人は、急激な感染拡大にもかかわらず、やはりノエル一色になっています。

 街の中は、ノエルのデコレーションで煌びやかに彩られ、メトロやバスの中もいつもより多い人出で、クリスマスプレゼントを買い集めているのか、大きな袋をいくつも抱えた人が目立ちます。

 日本にいる私の友人たちからは、今年の日本はクリスマスをすっとばして、お正月って感じ・・という知らせが入っていますが、パリはクリスマス全開の感じです。

 毎年のことですが、ルパ・ド・ノエルといって、クリスマスに食べる食事についても、職場などでも話題の中心は、ノエルの食事についてが多くなります。

  


 スーパーマーケットは、やはりノエル仕様に山積みのチョコレート、フォアグラ、キャビア、牡蠣、シャポンなどのいつもはあまり大々的に前面には出てこない食材が並んでいます。

   

  


 特にお肉の種類は多く、いつも出回っているチキンなどは、むしろ目立たなくなり、この時期にしか登場しないシャポンや、鹿、バイソン、ダチョウ、猪などなど、ちょっと珍しいさまざまな種類の肉が並べられています。

 




 そして、特に今年、目を引いたのは、その多くの種類のお肉のセンターを飾るのが「WAGYU(和牛)」であったことで、「WAGYU(和牛)」がこんなに前面に出てきたのを見たのは今年が初めてでした。

 実際にフランス人がどの程度、WAGYU(和牛)を知っているのかは、わかりませんが、その和牛もコニャックでマリネされているものや、ヒマラヤの岩塩が添えられているものなど、種類はいろいろあります。

 ノエルには、普段は食べないちょっと高級なものを食べるという感覚がありますが、まさに牛肉の中でもWAGYU(和牛)は、高級な肉に位置付けられている(実際、高い)ような気がしています。

 空前の日本食ブームということもあるのでしょうが、とかく日本の食品というのは、フランスでは、高級なイメージが浸透している感じがあり、日本人の私としては、至極、光栄かつ嬉しいことではありますが、この和牛についても、どの程度のクォリティーのものかはわからず、また、日本から空輸しているとも思い難く、欧州産の日本米があるように、欧州産の和牛なのではないか?と思って、調べてみましたが、どこにも記載はなく、実際のところは、何物なのかは定かではありません。

 しかし、ここ数年で、日本の食品がかなりフランスに出回るようになったことは、事実で、お寿司、ラーメン、餃子などは、立派に市民権を得た感もあり、SUSHI, RAMEN, GYOZAなどは、そのままフランス語として使用されています。

 そして、ついには、このフランス人の食の祭典とも言うべくノエルの時期に「WAGYU」が堂々とセンターを飾る日が来るとは、私がフランスに来たばかりの20年ほど前には、想像すらつかないことでした。

 食品によっては、フランス人の好みに合わせて、変化しているもの(甘いお醤油など)もありますが、いずれも他の食品よりは、少々値段が高くてもフランス人が買いたがるようになりました。

 以前は、日本製品なら間違いなし・・と日本の工業製品がもてはやされましたが、現在は、日本の食品がちょっと高級で先端を行くような雰囲気を纏っていて、食品の中でも「日本」というのは、一種のブランドのような価値がつくもののような感じで、その実際のクォリティは、必ずしもどうかと思うところはありますが、イメージとして、かなり悪くないものとして、フランスでは浸透しつつあることを、スーパーマーケットの肉売り場で堂々とセンターを飾る「WAGYU」を見て感じたのでした。


WAGYU 和牛


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2021年12月24日金曜日

昨日は新規感染者9万人突破のフランスの感染者・濃厚接触者の隔離が社会機能を麻痺させる危機

 


 

 予想を裏切らないフランスの感染者数の拡大は、ここ3日間で記録を更新し、7万人、8万人を突破したと思っていたら、昨日はとうとう9万人(91,608人)を突破してしまいました。このままだと、ノエルぴったりのタイミングで10万人を突破しそうです。

 毎日のように、7万人、8万人、9万人の感染者が出ているということは、少なくともここ3日間で、24万人が隔離生活を送らなければならなくなっているわけで、それらの感染者の濃厚接触者を含めたら、隔離生活が必要な人もその数倍の規模で増加していきます。

 フランスでは、オミクロン株の感染対策の一環として、12月13日から、隔離のルールが変更されています。

 オミクロン株に感染した場合は、17日間の隔離が求められます。また濃厚接触者として、感染した者と同じ世帯の居住者も同様に17日間の隔離が必要になります。

 隔離状態ということは、海外から日本に入国する時のように、強制隔離施設に滞在しなければならないわけではありませんが、感染者本人とその家族がロックダウン状態になるということで、当然、仕事にも学校にも行けなくなります。

 この1週間のフランスの新規感染者数は、合計で432,611人で、一人暮らしの人もいるでしょうが、まあ、少なく考えてもその2倍、3倍の人々が隔離生活を余儀なくされるわけです。

 ただし、現在のところは、オミクロン株は感染者全体の20%程度(公式発表では)と言われているので、その全員が17日間の隔離が求められているわけではありませんが、数日のうちにオミクロン株の割合が優勢となると言われているので、感染者の大多数が長期の隔離生活を送らなければならなくなります。

 この感染増加のリズムで行けば、10万人を突破する日が何日も続くわけで、容易に100万人以上の人が隔離生活を17日間送ることになります。当然、病欠扱いです。

 これが続いていけば、1月には、病院、公共交通機関、スーパーマーケットなどの一般の商店、学校などなど、あらゆる場所においての社会的な機能が麻痺することが心配され始めています。

 毎日、10万人近くの人が17日間の隔離生活に入れば、少なくともその倍以上の人がその期間は働けない状態になるわけですから、社会機能に支障をきたすことは、言うまでもありません。

 すでに、一部の地域の交通機関などでは、減便、運行休止を余儀なくされています。

 これは、これまでの感染の波にはなかった新しい現実で、オミクロン株の拡散速度によるものです。フランス政府は、この事態を受けて、この感染者ならびに感染者の濃厚接触者の隔離期間について、症状の重さを考慮した調整が必要になるだろうと語っています。

 科学技術評議会と検討の上で、検査によって決定されるその時点の伝染力レベルや、その人の職務の性質を考慮して隔離期間が緩和される可能性があります。

 しかし、これは悪循環のスパイラルに突入する可能性も秘めており、ただでさえ、猛烈な勢いで感染が拡大している中で、本来ならば17日間は隔離する必要があると判断されていた隔離期間を社会機能が麻痺することにより、隔離期間を軽減することは、またさらに、感染を広げてしまう可能性を生み出してしまうことになりかねません。

 現在は、学校もノエルのバカンス期間に入っているために、学校での感染のリスクはなくなっていることだけが救いです。

 代わりに人が集まり集うノエルが控えているので、それも帳消しになりかねませんが・・。

 現在、パリの街に出てみると、ノエル前ということで、メトロの中も商店もマルシェ・ド・ノエル(クリスマスマーケット)なども、ものすごい人出。メトロの中などは、平日の昼間にもかかわらず、いつもよりも乗車率が高く、スーツケースを持っている人、クリスマスプレゼントの買い物袋をたくさん抱えている人など、楽天的に考えれば、経済が回っているなぁ・・と思います。

 しかし、一方、マルシェ・ド・ノエルの人出などを見ると、屋外とはいえ、ほとんど遊園地のような状態。本来なら、遊園地などの娯楽施設(ディズニーランドなど)では、屋外とてヘルスパスの提示が求められているのです。

 パリのチュイルリー公園内のマルシェ・ド・ノエルなどでものすごい人にもかかわらず、マスクをしていない人もちらほら見られ、していても鼻が出ていたり、顎マスクだったりの上、ヘルスパスのチェックもありません。

 もっとも、ワクチン接種をしていても、重症化を避けられるだけで、感染のリスクはいつもつきまとうオミクロン株に対して、もはやヘルスパスが有効なのかどうかもわからなくなってきました。

 しかし、いずれにせよ、ノエルを控え、1日の新規感染者が9万人以上もいる国らしい緊張感はどこにも見えません。

 オミクロン株は、一般的に悪化する割合が低いと言われてはいますが、悪化する割合以上に感染拡大の割合が高ければ、結果的には、以前と同じ、あるいは、それ以上に医療体制も逼迫していきます。

 検査と隔離が基本であったはずの感染拡大の回避ですが、あまりの感染拡大の速度に隔離を緩和させなければならない、八方塞がりの状態になりつつあります。

 やはり、頼みの綱は、もはやワクチン接種の拡大しかないのかもしれません。


オミクロン株感染者 濃厚接触者隔離


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2021年12月23日木曜日

イギリスの1日の新規感染者数10万人、フランス8万4千人突破 もう止まらないオミクロン株

  



 イギリスの1日の新規感染者数が10万人を突破したと言うニュースに、さすがにイギリスは先を突っ走っていく・・とびっくりしていたら、同日のフランスの新規感染者数も8万4千人を超えて(84,272人)、これは冗談を言っては、いられない・・とますます怖くなってきました。

 一昨日のフランスの新規感染者数は、7万3千人、1日で1万人以上も増えるとは、やはり、只事ではありません。

 たしかに、現在はノエルを控えて検査する人が増えているのは事実ですが、それにしても、検査をして感染していなければ、感染者が増えるわけではないので、たしかに感染が急拡大していることは確かなのです。

 1日の新規感染者数を聞く前に、ちょっとお祝い事があったので、久しぶりに外食に出かけたら、そのお店では、ヘルスパスのチェックもなく、開店時間早々に入店したので、お店には、私たち以外は誰もいなかったため?と思いきや、その後、続々と入ってくるお客さんに対してもヘルスパスのチェックはしていませんでした。

 もともと、私は、あまり外食を頻繁にするわけではありませんが、それでもヘルスパスのシステムが始まって以来、全くヘルスパスのチェックをしていないお店は初めてでした。

 飲食店では、ヘルスパスのチェックが義務付けられて以来、それでも、数回は外食していますが、こんなことは初めてでした。

 これまでも、そんなお店はけっこうあるよ!と友人からは聞いていたのですが、明らかにヘルスパスもゆるゆるになってきているのを、目の当たりにしたのでした。

 知人がパリのガイドさんのような仕事をしていて、久しぶりにやってきた日本人観光客数人を案内して、ムーラン・ルージュ(フレンチカンカンなどを披露するパリの人気スペクタルショー)に行ったら、全席満席で、マスクをしている人など誰もいなくて、ビックリして、早々に外に出てしまった・・という話をたまたま昨日、聞いて、驚愕したところでした。

 まあムーラン・ルージュはドリンク付き、あるいは食事付きのショーなのでマスクをしていないのも無理はないのかもしれませんが、思わずそのド派手なショーと、満席の興奮している様子に屋内での全員ノーマスクの光景にギョッとする気持ちもわからないではありません。

 ディスコやナイトクラブなどは営業停止だと思っていたのに、ムーラン・ルージュは、食事やドリンクを伴うショーのために、この営業停止には、入っていないようです。気になって調べてみたら、もう年内いっぱい予約は満杯です。

 しかし、考えてみたら、どこのレストランも大勢のお客さんで賑わっており、飲食店ゆえ、お客さんは誰もマスクなどしていないわけで、何もムーラン・ルージュにだけ、驚くのもおかしな話です。

 しかし、ヘルスパスのチェックも適当になっているのなら、現在のフランスの感染状況が急速に拡大しているのも不思議な話ではありません。

 また、先日、偽ヘルスパスを入院の際に提示して、急激に病状が悪化して死亡した事件から偽ヘルスパスに対する調査が広がり、それ以前には、フランスでは3万6千枚の偽ヘルスパスが流通していると言っていたのが、それから、捜査が進み始めて、その次の段階では、「11万枚、またその次には30万以上の偽ヘルスパスが流通している」と発表されるごとにその数は新記録を更新し続けています。

 また、レストランなどのヘルスパスをチェックする側も、「けっこう同じ名前、同じ生年月日の人のヘルスパスを見かける・・」などと平然と言ってのけていたりするのを聞くと、これはもう、ヘルスパスが正常な機能を果たしてはいないのではないか?と思わずにはいられません。

 しかし、レストラン側では、ヘルスパスと本人確認のIDカードのチェックをすることはできずに、ハッキングされているか、闇でやりとりされているヘルスパスを見分けることはできません。

 ノエルを家族と迎えるために、絶賛、PCR検査進行中のフランスではありますが、こうなってくると、検査の結果、陽性になった8万4千人の人々が、家族とノエルを迎えることを諦めて、おとなしく隔離生活を送るのかどうかも疑わしく思えてきてしまいます。

 こんなに急激に感染が拡大している事態に、「昨年は、ワクチンなしにノエルを乗り越えた・・フランス国民は皆、どうやって感染回避ができるかはわかっているはず・・」と、ただ漠然と、「大勢での集まりは避けるように」というだけで、ノエル・年末年始を迎えようとしているのは、どう考えても甘すぎると思うのです。

 ヘルスパスからワクチンパスへの移行を急いで1月初旬に前倒しにすることになったようですが、たとえ、それがヘルスパスでもワクチンパスでもそのチェック機能がしっかりなされていなければ、同じことで、その前に最も人々が集うノエルや年末年始に特別な対策もとらずにいたら、ワクチンパスが施行される前に大事に至ってしまいます。

 11月の初旬にWHO(世界保健機構)が「ヨーロッパが再び感染の震源地になる 2月までにさらに50万人の犠牲者が出る恐れがある」と警告していましたが、まさに、ヨーロッパでの感染拡大は、現在とどまることを知らず、イギリスの10万6千人をはじめとして、フランス8万4千人、ドイツ4万5千人、スペイン6万人、イタリア3万6千人、オランダ1万3千人とこれだけの国でも、1日の新規感染者数は34万5千人以上、毎日、新記録を更新しつづけています。

 これまで「コロナと共存しながら生きる」などのスローガンを掲げて進んできましたが、どうやら、これでは、「とてもコロナと共存して生きる」どころではありません。


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「フランス新規感染者数73,000人を記録」


2021年12月22日水曜日

フランス新規感染者数73,000人を記録 

 


 21日、フランスから日本への入国の際の強制隔離期間が3日間から6日間に延長されました。これまで、フランスよりも感染者の少ないイタリアなどの国が6日間の隔離とされていたので、「なぜ?フランスは3日間でいいの?」と思っていたくらいなので、当然だとは思うものの、やはりショックでもあります。

 もちろん、当分、日本には行くつもりはありませんが、あらためて隔離期間を延長されれば、ショッキングではあります。「あ〜あ・・」などと言っている私に娘は、あっさりと、「隔離云々以前に、来ないでくださいってことでしょ!」とバッサリ。

 そう、この6日間の強制隔離、しかも、どんな施設が割り当てられるかもわからず、ヘタをすると、テレビなし、ネットなしの狭い個室の監禁状態。これでは、ただでさえ、ややこしい日本への帰国は、さらにハードルが上がります。

 そんなお知らせが入ったと思ったら、フランスでの1日の新規感染者数は73,000人を記録したという、これまた衝撃的なニュース。毎週月曜日は、前日が休日のために感染者数が減少するのですが、その分が上乗せされた?としても、深刻な数字です。

 政府報道官のガブリエル・アタルは、この数字は1週間で15%増加しているものであり、現在、一番、警戒されているオミクロン株の割合が20%を超えたことを発表しました。

 10万人あたりの発症率は、全国平均で545人、しかしこれは、地域による格差も激しく、パリでは、発生率は1,000人に近く、20〜29歳の年齢層では1,748人となっています。

 首都圏での感染、特に20〜40歳の若年層における非常に強い感染の増加が見られることも特徴のひとつです。

 オミクロン株により、周囲のヨーロッパ諸国も感染が拡大進み、クリスマス・年末年始を前に続々と生活の行動制限を行い始めました。

 オランダのロックダウンをはじめとして、ドイツは、年末年始に人を招く際には、ワクチン接種者は10人以内、ワクチン未接種者は2人以内と人数制限し、28日からのスポーツ大会は非公開にすると発表。ポルトガルも来週からバーやディスコは閉店し、2週間のリモートワークが義務付けられます。

 これに対して、フランスは、クラブやディスコはすでに営業停止になっているものの、現在のところ、ノエルや年末年始の細かい具体的な人数制限などの規制は設けていません。

 むしろ、ノエルや年末年始の集まりを飛び越えて、ヘルスパスからワクチンパスへの移行を予定より前倒しにすることを急いでいるようです。

 常にウィルス感染に関しては先頭を切っているイギリスも、一時、1日の感染者数が9万人を突破していますが、イギリスの場合は、感染者数は多いものの、集中治療室の患者数は1,000人以下、死者数もフランスよりも抑えられています。

 そこへ行くと、フランスは、感染者の増加とともに、順調に集中治療室(3,000人突破)の患者数、死者数も増加しており、医療従事者の疲弊と危機感は増すばかりです。

 第1波の時の医療崩壊は、本当に悲惨な状態で、集中治療室の患者数が7,000以上にまで達しましたが、医療従事者が言うには、「それでもあの時は、ロックダウンしていたために、ほぼほぼコロナウィルスの患者に集中できていたけれど、現在は、交通事故もあれば、他の病気の患者さんもたくさんいて、しかも、この2年間に疲れ果てたり、ワクチン義務化に反対する医療従事者が退職したりで、人手不足のために閉鎖されている病棟も増えてしまった」のだとか・・。

 つまり、あの当時よりも病床のキャパも人手も減っているということなのです。

 ヘルスパスをワクチンパスに移行するのも良いけれど、とりあえず目前に控えたノエルでの人の集まりを具体的な人数などを示して制限しなければ、大変なことになりかねないと、私は心配でなりません。

 特に、昨年は、ワクチン接種をしていなかったにもかかわらず、想像以上にノエルのタイミングでは感染拡大を避けられたので、「ノエルはさほど心配ではなく、むしろ年末のカウントダウンの方に注意するべき」などと言っていますが、昨年とは、様々な点で状況は違います。

 あの頃は、レストランなどの飲食店も全て営業停止で、蔓延していたウィルスの種類も現在とは違うのです。

 特にオミクロン株が若年層で急拡大しているのならば、むしろ、子供からおじいさん、おばあさんまでの家族で集まるノエルは非常に危険なのではないかと思うのです。

 また、「ノエルの集まりの前には検査をして、少なくともオートテスト(簡易検査)をして臨みましょう」と言っているにもかかわらず、イル・ド・フランス(パリ近郊地域)の薬局のオートテストはほぼ完売状態で今や簡単には手に入らない状況です。

 この2日に2倍以上に感染者が増加するというオミクロン株、ワクチンパスを急ぐだけでなく、年末年始の感染対策を強化しなければ、大変なことになりかねません。

 もうだんだん、感染者数の増加にも感覚が麻痺してきていますが、1日の新規感染者数が7万人というのは、現在の感染者数が7万人というわけではなく、毎日、プラス7万人増加しているということで、累積している感染者数は、考えるだけでも恐ろしい現状です。

 WHOは「2022年までにパンデミックを終わらせるために全力を尽くすことを約束します」と言っているようですが、本当に不安の中で過ごすノエルはこれで最後にしてもらいたいものです。


フランス新規感染者新記録更新


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