2021年8月27日金曜日

海外から見ている日本のコロナウィルス対策について

    私は、日本人ゆえ、海外に住んでいても、いつも日本の状況は気になり、フランスのニュースとともに、日本のニュースも気にしながら、生活しています。 ことに、パンデミックが始まってからは、日本とフランスを比較しながら、「こんなところはさすが日本だ!」とか、逆に、「フランスでもできていることが、どうして日本でできないんだろう?」とか思いながら、双方の国を見守っています。 パンデミックが始まったばかりの昨年の段階では、日本はさすがに衛生的で、規律正しい生活をこれまでの日常から送ってきたこともあり、フランスやヨーロッパのような壊滅的な感染拡大には至らず、フランスのような完全なロックダウン...

2021年8月26日木曜日

パリで食べられる世界一のピザ PEPPE PIZZERIA ピッツェリア・ペッペ

   世界チャンピオンという名前の人気ピザ アップでどうぞ! パリで世界一のピザが食べられると聞いて、ビックリして、早速、そのピッツェリアに行ってみました。 フランスでも、ピザと言えば、とてポピュラーな食べ物で、もともとチーズが大好きなフランス人がピザを嫌いなわけはありません。しかも、外食するにしても比較的安くて、若い子たちが安く外食を済ませるとしたら、ピザかケバブかマクドナルド・・そんな感じです。 ウーバーイーツができる前も出前ができるのは、ピザか、中華がやっている日本食くらいで、それだけ気軽に食べられ、一般的に浸透しているメニューではあったのです。 しかし、いくらピザがフランスでポピュラーだとはいえ、ピザといえば、何といってもご本家はイタリア、なのに、なぜ、世界一のピザがパリで??と、ちょっと不思議な気もしたのです。 昨年、ピザの世界チャンピオン(2019-2020)であるナポリのシェフ、ジョセッぺ・クトラロがピッツェリア「PEPPE」をパリにオープンしたのでした。 それはパリの20区というパリの中心部からは少し離れたところで、(といってもパリは狭いのでそんなに遠いわけではない)ペーラ・シェーズという有名な広大な墓地の裏手あたりのどちらかというと下町っぽい界隈にあるのですが、なぜかその「PEPPE」の一角だけは、イタリアの風景が切り取られて突如そこに現れるような独特な一画で、お店の正面には、階段を数段登ったところに、サンジェルマン・ド・シャロンヌ教会がそびえ、お店の店内から外を見ると、外のテラス席と教会と青い空が見えて、それはそれはか感動的な景色です。 この格別のロケーションを教会を使って演出するあたりもなかなかのセンスです。  店内から見た教会を背景にしたテラス席 最初にサイトでこのお店を調べて、予約を取ろうとしたら(お昼の時間)、予約は来週以降の限られた時間しか空いておらず、「あらまぁ〜すごい人気なんだわ!」と半分、諦めかけていたのですが、ふと先日、あまりに天気がいいので、「どこかに行こう!そうだ!あのピザを食べに行こう!予約なくても大丈夫かもしれないし・・ダメならテイクアウトでもいいし・・」と、突然、思い立って、出かけてみたのでした。 案の定、混んではいましたが、予約なしでも全然OKで、ヘルスパスチェックの後、わりとすんなり入れましたが、それほど広くもない厨房で、テイクアウトのお客さんなども結構いて、それぞれが、一人、5枚、10枚と買っていくので、テイクアウトの分のオーダーが溜まっているため、席にはすぐに入れてもピザがやってくるのには、少々時間がかかります。 (しかし、これは昼の話で、夜の予約は数ヶ月先までいっぱいなのだそうです。) テラス席も良かったのですが、ピザを焼いている様子も見たかったので、店内の席に案内してもらうとピザ窯の周りの3人のイケメンのピザ職人たちが、ピザを窯の中に押し込む大きいヘラのような棒を巧みに使い、音楽に合わせてリズムを取りながら、楽しそうに絶え間なくピザを焼いている様子が見えて、飽きることがありません。   店内のウェイターやウェイトレスも大変、感じがよく、よく気が付く人たちで、さすがに繁盛店は違うな・・と感心しました。 メニューは、紙のもの(ちょっとクシャクシャになってたけど)とQRコードのものと両方があり、それぞれのテーブルにはアルコールジェルが置かれ、衛生対策もバッチリです。 前菜は、アーティーチョークやカプレーゼ、サラダ、生ハムやサラミの盛り合わせ、ブルスケッタなど6種類、値段は8〜12ユーロ(1,000円〜1,500円程度)、ピザはマルゲリータなどの定番によくあるメニューの他、ゴルゴンゾーラのピザ、トリュフクリームのピザ、そしてチャンピオンを取ったという話題のピザなど13種類あり、12〜20ユーロ(1,500円〜2,600円程度)です。 ドリンクは、ソフトドリンクで4ユーロから、ビール、ワイン、カクテル、まあまあ良心的な価格です。   前菜の生ハムとチーズの盛り合わせ 私は、せっかくだから、世界一のピザを食べてみたいと思って、「世界チャンピオン(CAMPIONE...

2021年8月25日水曜日

フランス9月1日から3回目のワクチン接種開始

    フランスは、予定していた9月15日からの3回目のワクチン接種を9月1日から受け付けることを発表しました。 3回目の追加ワクチン接種の該当者は、65歳以上の高齢者と重症化及び死亡のリスクを高める併存疾患のある全ての人としています。 Haute Autorité de Santé(HAS)(高等保健機構)は、3回目のワクチン接種について、「現在、フランスで蔓延しているデルタ変異種に関連する症候性形態に対する保護機能が時間の経過とともに低下し、不充分になると考えられるため」と説明しています。 HASは、この説明に、すべてのワクチン、特にデルタ変異種に対する有効性の経時的な低下を示...

2021年8月24日火曜日

パリに日本の駄菓子屋さんみたいなお店ができた!MANGA CAFE KONBINI

    ここ2〜3年、ロックダウン等であまり出歩けなかったこともあって、久しぶりにパリの街を歩いていると、「あれ?ここに、こんなお店あったっけ?」と思って、ひょっこり物珍しい気持ちでお店に立ち寄ってみたりしています。 パンデミックの影響はもちろんのこと、フランスでは、それ以前からテロだのデモだのがあまりに頻繁に起こっていたために、徐々に観光客の足も減少しつつあったところに、パンデミックの大打撃!ロックダウンによる営業停止に対しては、フランス政府の補償はあったものの、ロックダウンが解除になった今、政府からの援助は打ち切られ、かといって、以前のように観光客が戻ってきたわけでもなく、特に日頃は顧客の大半を観光客が占めるお店などは、衰退の一途を辿るのみで、閉店、倒産して、お店を畳まなければならなくなった店舗も少なくありません。 きっと、パリのガイドブックなどは、大幅に書き換えをしなければならないのではないか?と思うほどです。 そんなわけで、当然、閉店したお店の後には新しい違うお店がいつの間にかオープンしていて、久々にパリの街を歩いてみると、思いがけないお店を発見したりもするのです。「えっ?ここ前、何のお店だったっけ?と考えてみても思い出せない・・」という私に、「そういうお店だから潰れるんでしょ!」と娘の冷たい一言。 しかし、みんなに愛されながらも泣く泣く閉店したお店もあるはずです。 と同時に、消費者側としては、「えっ??こんなお店ができてたんだ!」という新しい喜びもあり、先日、パリを歩いていて偶然、「日本の駄菓子屋さんみたいなお店」を見つけたのでした。 お店の看板には、「CONCEPT...

2021年8月23日月曜日

フランスでワクチン接種が進んでも感染拡大が止まらない理由

    パンデミックが始まって以来、一つだけ良いことがあったとしたら、それは、パリの街が少しだけ清潔になったことです。 当初は、どのように感染が広がっていくのかもわからず、とにかく除菌・消毒が繰り返され、メトロの駅なども頻繁に掃除、消毒が行われていたため、いつになく清潔で、感染の恐怖はあったものの、それはそれで清潔になったパリの街がこのまま清潔にする習慣が浸透していってくれればいいなぁ・・などと思っていました。 ロックダウンのために、あまり人が街に出なかったこともあって、街中のゴミも少なくなり、ゴミよりも路上に捨てられているマスクが気になるくらいでした。 しかし、3回目のロックダウ...

2021年8月22日日曜日

6週間連続ヘルスパス反対デモ 動員数減少傾向 アンチヘルスパスは減っているのか?

   マクロン大統領のヘルスパスの発表以来、7月17日から毎週土曜日の「ヘルスパス反対デモ」が6週間続いています。 しかし、先週あたりから、デモの動員数は減少傾向にあります。 とはいえ、6回目のデモもフランス全土で200以上のデモ隊が組織され、内務省の発表によると全国で、175,503人がこのデモに参加したと言われています。 これまでのデモのピークは4回目の8月7日で23万人がデモに参加していましたが、それ以来、2週連続、動員数は減少しています。 これは、ピーク時の後の2週間は、フランス人が最もバカンスに出ている時期と重なっているための動員減少ということも考えられますが、同時にワクチン接種率が上昇しているためと考えることもできます。 フランスの現在のワクチン接種率は、70.2%(2回接種済は60.5%)にまでになり、1回でもワクチン接種を済ませている人が2回目のワクチン接種を受けないとは考えづらく、少なくとも70%以上の人がワクチン接種を受け入れていることになります。 残る30%には、ワクチン接種をできない年齢(12歳以下)の人数も含まれているため、既にかなりの割合に及んでいるわけです。 ワクチン接種を済ませている人の中にもアンチヘルスパスの人はいないことはありませんが、それはごく限られた割合であり、一般的にワクチン接種を済ませていさえすれば、ヘルスパスの提示はそれほど煩わしいものでもなく、わざわざ反対するには及ばないもので、むしろ、そのことによって自分や周囲の人の安全性がある程度は確保されるのです。 もう一つの理由(デモの動員人数減少の理由)としては、ワクチン接種がここまで上昇しているにもかかわらず、フランスの感染は悪化し続けている=再び、どんどんヤバい状況になってきているという現状です。 現在、フランス領マルティニークやグアドループなどでは、深刻な医療崩壊を起こしており、これまでに600人以上の救急支援のための人員が派遣されているものの、もはや第1波を彷彿とさせるような医療崩壊状態で、当然、病床は、全く足りておらず、運ばれてくる患者が入る場所などなく、病院の廊下でさえいっぱいで、病院の前に建てられたテントの下に寝かされている患者で溢れかえっています。 テレビでは、病院で苦しむ決して高齢でもなく、既往症もなかったはずの若い患者の「コロナを甘く見ていた・・ワクチン接種をしていなかったことを心の底から後悔している・・苦しい・・」などという証言を流し、ワクチン接種の重要性を報道しています。 ここまで深刻ではなくとも、フランスの南部、特に海岸沿いのバカンスエリアでは、徐々に感染が悪化し、感染状況を示すマップはフランス全土が真っ赤、南部に至っては、黒くなってきていて、102の地域では、7日間で住民10万人あたり50件のアラートレベルを超えるため、赤に分類されています。🔴...

2021年8月21日土曜日

マルセイユではパン・オ・ショコラを買うようにカラシニコフを買うことができる マルセイユ14歳少年銃殺事件

    8月18日の午後10時半頃、マルセイユのサンバルテルミー地区にあるルイヴィルクローゼ大通り付近で、武装した二人の男の発砲したカラシニコフによって、14歳の少年が銃殺され、一緒にいた8歳の少年も負傷という衝撃的なニュースに、マルセイユだけでなく、フランス中が驚愕しています。 この近辺は麻薬取引ポイントの一つであり、麻薬・ドラッグの密売組織の武装化が問題となっている中で起こった悲劇的な事件でした。 さらにショッキングだったのは、マルセイユ市長が、この事件に関して発表した声明が、「マルセイユではパン・オ・ショコラを買うようにカラシニコフを買うことができる。この現実はなんとしても止...