2020年3月31日火曜日

フランスのコロナウィルスのピークは、まだ、これから・・絶対に病気になれないパリ

 とうとう、フランスの1日の死者が400人を超えてしまいました。それでも、まだ、集中治療室での治療が必要な患者さんが、それを上回る人数で増え続け、現在、5107人(3月30日現在)が集中治療室に入っており、これまでに、3000人以上が亡くなっています。  昨日、書いたように、イル・ド・フランス他、複数の地域では、病院は、すでに満床で、救急隊も、新しい患者の割り振りに、四苦八苦しています。  単に感染しているだけでは、もはや、入院することはできず、自宅で隔離生活を送り、高熱を出して、呼吸が厳しい、かなり深刻な状況にならなければ、受け入れてもらえません。これは、悪循環で、医療がウイルスの勢いに付いていけずに、重症患者を増やしています。  マスク不足は、当初から、叫ばれ続け、今日、中国から1000万枚のマスクが到着したことが、ニュースで、大々的に報道されるほどですが、しかし、実は、足りないのは、マスクだけではなく、呼吸器や集中治療室に必須の薬品類も十分な量がありません。  高校の実験室に大きな機械を設置し、学生を動員して、消毒液を作ったりする様子は、まさに、戦時中の学徒動員です。  海外からの到着を待ちきれない呼吸器を動物病院にあるものまでを供出させて使っているというニュースは、衝撃的でしたが、実際に、呼吸器としては、同じように機能するので、緊急を要する患者さんには、必要不可欠なもので、非常に厳しい状態だった15歳の少女が、その呼吸器のおかげで、助かり、退院したという例もあるそうです。  呼吸器の注文も中国に頼っているようで、注文も時間毎に値段が上がり、届いたところが、ちゃんと機能しないという酷い事例も起きているようです。  もはや、ジャーナリストも毎日、増加し続ける数字に、「ピークはいつでしょうか?」というフレーズを連発しています。残念ながら、こんなに悲惨な状況でも、まだ、感染者、重症患者、死者が増え続けているということは、ピークではなく、これから少なくとも、まだ、しばらくの間は、この悲惨な状況が続くということです。  街の中は、静まりかえっていますが、医療現場は、まさに、医療崩壊というのは、こういう風に進んでいくのかを目の当たりにしているような、地獄絵図です。  あまりに悲惨なニュースが続くせいか、最近は、ニュースの終わりに、短時間ですが、音楽の演奏が流されるようになりました。私も気が滅入るのですが、外で何が起こっているのかを知らずにはいられないので、ニュースは、夜だけ、見るようにしています。  もう、絶対に、感染は、できない、他の病気にもなれない・・と、日々のニュースを見ながら、強く思うのです。  引きこもり生活で、少し身体を動かさなければ・・と、YouTube...

2020年3月30日月曜日

フランスのロックダウンは遅すぎた コロナウィルスと戦う大移動作戦

 フランスでは、コロナウィルスの蔓延から、病院が飽和状態に達している地域から、まだ余裕のある地域の病院への、重篤な状態の患者さんの大移動が、始まっています。  日々、300名近くの死亡者が出ている状態が続いていると同時に、新たに、集中治療室のケアが必要な重症患者がそれを上回る数字で増え続けています。(+359名/4362名/3月29日現在)  移動する患者さんは、既に、かなり重篤な状態なので、人工呼吸器等の装置をつけた状態での移動ですから、大掛かりな装置とともに、スタッフが付き添っての救急車、TGV(新幹線)、場所によっては、軍のヘリコプターを使っての大移動ですから、かなり、物々しい大掛かりな大移動です。  日曜日は、3箇所の飽和状態の地域からのドイツなどの海外を含む大移動となりました。中でも、もっとも、被害者を多く出している...

2020年3月29日日曜日

イル・ド・フランスの病院は、コロナウィルスのために飽和状態

            フランスのフィリップ首相は、前日の外出禁止延長(4月15日迄)の発表に続いて、昨日も、今後のコロナウィルス対策について、さらに詳しく政府の対応を説明しました。  それもこれも、感染者はもちろんのこと、重篤な患者の数が増え続け、死亡者も毎日、300人以上(これまでに2314名・3月28日現在)という状態が続いていることによる、国民の不安への対応でもあります。  事態は、非常に厳しい事態ではあるが、政府は、全力で対応しているということ、特に、医療用品(マスク、呼吸器等)の調達について、(海外への十分な数の注文をし、続々とそれらが届く予定になっているということ)...

2020年3月28日土曜日

4月15日まで延長されたフランスのコロナウィルス外出禁止 

       フランスのコロナウィルスのための外出禁止の期間が4月15日までに延長されました。現在のフランスの状況から考えると、当然で、この報道を聞いて、驚いた人は、おそらくいないと思います。  私は、4月15日までの外出禁止・・を聞いて、「えっ??それだけなの??」と思ったくらいです。まあ、少なくとも4月15日までと、言っているので、更なる延長も確実だと私は、思っています。  それくらい、今のフランスの状況は、深刻で、死者が2000人に迫り、日々、重症患者が増え続けている、先の見えない、悲惨な状況なのです。  昨日は、これまでで、最年少の16歳の、何の既往症も持っていなかった、ごくごく普通の生活を送っていた少女が、咳から始まり、あっという間に一週間で亡くなってしまったという事例まで、起こり、衝撃的なニュースとして、報道されました。  当初、若年者は、致命的なことにはならないと言われていたのは、全くの間違いだったと言わざるを得ません。  現在、フランスでは、3787人(3月27日現在)が集中治療室に入っていると発表されており、その多くは、70才以上でありながら、42人は、30歳以下という状況なのです。  これまで、ほとんどが高齢者、もしくは、既往症のある人がほとんどであった死亡者、もしくは、重症患者が日々、若年層のごくごく健康に生活していた人々にまで及んでいるのです。  今、フランスは、そうして亡くなった人も、感染の危険回避のために、最期の時に、家族と面会することもできず、お葬式さえできない状況で、ご遺族の方々の心痛は、計り知れません。  そんな中、ここのところ、フランスで、一気に注目されているのは、マルセイユの大学病院で、感染症専門医として研究を続ける...

2020年3月27日金曜日

フランスのコロナウィルス医療従事者の悲痛な叫び

          一昨日、マクロン大統領がミュルーズの軍の設置する野営病院を訪問し、夜、テレビを通じて、国民に向けて、コロナウィルスの対応に疲弊している医療を中心とした支援のため、軍を動員する方針を発表しました。  実際に、この時代に、フランスに野営病院という映像も十分にショッキングですが、酸素吸入器や医療機器の設置されたTGVが用意され、重篤な患者が移送され、薬品や患者が国内、あるいは、国を超えて行き来する様子にも、言いようもない気持ちにさせられます。  フランスの高級ブランドのLVMHは、香水の工場で、消毒用ジェルを作り、サンローランでは、マスクの生産を始めました。これをコロナ...

2020年3月26日木曜日

コロナウィルスによるロックダウンは、別の混乱も生み始めた・・

 コロナウィルスが拡大し続ける中、フランスは、何よりも人命優先で、感染の拡大を防ぐために、いわゆる「ロックダウン」の状態にあります。  来週は、交通機関もさらに縮小され、シャルルドゴール空港は、ターミナルもわずかとなり、オルリー空港(主に国内線やヨーロッパ便)は閉鎖という局面から、駆け込み移動でバタバタ。 「とにかく、家にいろ!」と外出禁止を強いられて、街には、警察が巡回し、外出の際にも外出許可の用紙を持ち歩き、検問に合った時に備えています。  やたらとうるさい地域では、アパートの外にちょっとだけゴミを捨てに行った際に、「外出許可の用紙を持っていない!」と135ユーロを取られ...

2020年3月25日水曜日

コロナウィルス被害で、日本へ帰る人、帰らない人、帰れない人、それぞれの決断

 コロナウィルスがヨーロッパで、これだけ蔓延してしまった今、日本への帰国は、既に、容易なことではなくなってしまいました。  当然ではありますが、今、フランス(ヨーロッパ)から、日本に入国するのには、空港でのチェックに加えて、空港からの公共交通機関利用の禁止、ならびに2週間の自宅待機、あるいは、ホテルでの監禁生活が義務付けられています。ですから、家に帰るのにも、家族に空港まで車で迎えに来てもらうか、レンタカーを借りて、帰らなければなりません。  しかし、来週からは、JAL、ANA、エアフランスともにパリ発の日本への直行便は、欠航となってしまうため、また、フランスでも、さらなる外出...