
フランスの7家族が団結して、ソーシャルネットワークサービス TikTokを告訴し、再びTikTokの危険性が注目されています。 彼らは「ソーシャルネットワークとそのアルゴリズムが子供たちを危険をもたらすコンテンツをさらしている!」、「TikTokが自殺や自傷行為、さらには摂食障害を助長する多数の動画を危険なコンテンツを子どもたちの前にさらし、これらの危険な動画に関して、プロバイダーとして正しく管理できていない」と訴えています。 この7家族の子どもたちは、全員10代で、このうち2人が15歳で命を絶ち、残りの2人が自殺未遂をおこしています。このうちの一人の親は、すでに娘の自殺の後、「自殺への挑発」「危険にさらされている人を助けなかった」「自殺手段の宣伝」の罪でTikTokに対して刑事告訴状を2023年9月に提出しています。 この少女は、ソーシャルネットワーク上で体重を理由に嫌がらせを受け、TikTokの世界に逃げ込み、少女はそれに夢中になり、不快感に関連するコンテンツを探し、それが彼女を一層その、悪循環のスパイラルに陥らせたようです。 アルゴリズムは検索スタイルを捕捉し、彼女の検索傾向に即したものがどんどん提供されるのですが、その中には、うつ病や傷害に関するものさえあり、同年代のティーンエイジャーが決して見るべきではないコンテンツを提供したため、うつ状態はさらに増幅されてしまったようです。 TikTokというと、ダンス動画やメイクのチュートリアルというイメージがありましたが、なかには、鉛筆削りの刃を分解して傷をつける方法を解説する動画や子どもたちがうつ病などの傷跡に満足していることをアピールする動画まであるそうで、アルゴリズムにより、この負のスパイラルに巻き込まれていくと、この家族は訴えています。 TikTokは、今や全世界で12億人のユーザーを抱えるプラットフォーム。フランスでは、約2,100万人がユーザーであるといわれていますが、ユーザーの56%が女性、44%が男性、そして、ユーザーの51.3%は13歳から24歳の女性ということで、圧倒的に若い女性の利用が多く、今回、提訴するに至った犠牲者?も全員が10代の女の子の家族です。 また、統計によると、ユーザーがTikTok...