週末のパリは、デモが日常のようになっていますが、今週末も、警察による暴力や人種差別、不法移民の正規化、黄色いベスト運動など5つのデモが警察が許可のもと、行われました。
それぞれのデモを行うグループは、警察にデモの目的、集合場所・時間ルート等を予め届け出をすることが義務化されているので、どこで、何のデモが起こるのかは、おおよそは、前もって、知ることができ、デモが暴走した場合の危険を考えて、周辺のメトロの駅が閉鎖されたり、店舗が閉店したりします。
フランスという国は、つくづく、デモを尊重する国で、人々は、デモクラシー・民主主義の国と、誇らしげに語りますが、その実、かなり社会主義...
2020年6月21日日曜日
2020年6月20日土曜日
ロックダウンのためにずっと行けなかった血液検査に行って驚いた
私には、遺伝性の心疾患などの持病があって、定期的にお医者さまにかかっています。特に深刻な状態ではないので、呑気に構えていますが、年に一度くらいの割合で、血液検査をして、心臓専門医にかかるように言われています。
それが、なんやかやと延ばし延ばしになっていた上に、さらにロックダウンになって、血液検査に行けないままになっていました。
ロックダウンが解除になったと言っても、ウィルスは、消えたわけでもなく、特に医療施設への出入りは、避けたいと思っていたので、血液検査のことは、気にはなりつつも、つい最近まで、ほったらかしにしていました。しかし、第3段階の解除になり、さすがにもうそろそ...
2020年6月19日金曜日
コロナウィルスに振り回された娘の教習所通いが再開 今のフランスの教習所はUberみたいになっている

ロックダウンが解除になって、最近、娘がフランスの自動車運転免許取得のための教習所通いを再開しました。そもそも、娘と運転免許は、つくづく相性が悪いというか、タイミングがことごとく悪いのです。
彼女が最初に免許を取ると言い出したのは、18歳の時で、しかも、自動車の運転免許ではなく、バイクの免許を取ると言い出したのです。
そもそも彼女は、柄にもなく、車などの乗り物が苦手で、特に長距離を移動する場合の自動車での移動や、スキー合宿に行ったりするときに乗らざるを得なかった長距離バスや、ナポリからカプリやイスキア島へ移動したりする比較的小さな船なども苦手で、長いこと、乗り物酔いに悩まさ...
2020年6月18日木曜日
ロックダウン以来3ヶ月ぶりのパリのメトロ
メトロの駅構内のいたるところに貼ってあるステッカー
フランスのロックダウンが解除になって第2ステージ、第3ステージと進む中、毎日のようにデモだの暴動だのという話ばかりが流れてきて、もはや、テレビのニュースでは、コロナによる一日の死亡者数などの発表もなくなるほど、コロナウィルスの話題は、もうかすんで来てしまっています。
しかし、注意深く、感染者のデータを見ていると、ここ数日のフランスの新規感染者の数は、152、344、458と、ここ3日間上昇してきており、これが単に検査数が上がったことによるのか、感染が広がっていることなのかは、わかりません。
でも、頻繁に数万人単位の人出の...
2020年6月17日水曜日
パリ・アンヴァリッドでの介護者のデモ・1万8千人を震撼させた暴力・ウルトラジョンヌとブラックブロック
16日のパリでの医療介護者のデモは、事前にパリ警察に届けが出ており、午後2時半から18時に行われる予定で、警察の許可を得た正当なものであったはずでした。
コロナウィルス騒動以前より、長期にわたり、医療介護者、国立病院関係者による不満は、積み重なっており、昨年から、時々、ストライキやデモなどが起こっていました。そこへ、コロナウィルスの感染爆発で病院はフル回転で、危険を侵しての仕事の連日に医療介護者の怒りも相当なレベルに達しており、ロックダウン中に病院視察に立ち寄ったマクロン大統領と医療介護者との間に、衝突が起こり、激しい言い合いになったこともありました。
今回のデモでは、医療介護者は、医療のための十分な医療物資や、人出、労働条件、昇給などを掲げて、デモは、午後2時半に、パリ厚生省のビル近くの出発地からの、スタートの段階では、順調に、開始されたのです。医療介護者のデモは、フランス全土の主要都市で、同時に進行して行われたもので、フランスの国立病院の組合により統括された、正当なデモであるはずでした。
ところが、この医療介護者のデモの中に白衣などを着て、医療介護者に変装していたデモを暴徒化する集団が紛れ込んでいたのです。厚生省を出発して、デモ隊の行列がアンヴァリッドに到着した時、紛れ込んでいた偽医療介護者や黒い服に身を纏った一団に、本来のデモは中断せざるを得ない状態に陥りました。
彼らは、大声で叫びながら、駐車してあった車を道の中央に運び、転がし、車を燃やし、弾丸やバクチク、石を投げつけ、街には黒い煙が上がり、通りかかったバスの窓ガラスを割り、運転手に石を投げつけ、通りかかった人に襲いかかりました。駆けつけた警察も、最初は、後ずさりする様子にどうなることかと思いましたが、催涙ガスを用いて応戦し、数時間後には、沈静化しました。
暴徒化した人たちにひっくり返され、道の中央に運ばれる車
最初にこのニュースを聞いた時は、医療介護者のデモがなぜ、暴力化するのか、意味がわかりませんでした。ところが、このデモを暴力化させたのは、ここのところ、フランスで、ウルトラジョンヌ(Ultras-jaunes・gilets-jaunes(黄色いベスト運動のデモ(ジレジョンヌの際に暴力行為に及ぶ人々)やブラック・ブロック(Black...
2020年6月16日火曜日
4夜連続、フランス・ディジョンでのチェチェンコミュニティの暴動

先週末から、4夜連続、そして、月曜日には、日中から、フランス・ディジョン(フランス中部・ブルゴーニュ・フランシュ・コンテ、コートドールの首府)では、チェチェン(北コーカサス地方の北東部に位置するロシア連邦に位置する共和国)のコミュニティのメンバーによる暴動で、せっかくロックダウンが解除された街が震撼とし、店舗は、コロナウィルスとは、別の理由で、再び、ロックダウンのような状況になっています。
ことの始まりは、16歳のチェチェン出身の少年が、ディジョンのドラッグのディーラーのグループによって「殴打」され、重症を負ったことに端を発しています。16歳の少年とドラッグのディーラーとの関...
2020年6月15日月曜日
マクロン大統領の勝利宣言 ロックダウン解除第3ステージ突入・「俺たちは、よくやった」

14日、日曜日の午後8時、マクロン大統領は、エリゼ宮より、明日からのロックダウン解除の第3段階突入と今後についてのスピーチを行いました。ロックダウン以来、しばらくの間、フィリップ首相からの発表が続いていたので、マクロン大統領が正式にスピーチを行ったのは、久しぶりのことです。
彼は、マヨット、ギアナを除くフランス全土は、明日(15日)から、グリーンゾーンになることを発表しました。長いこと、テラスの営業のみで、店内営業を禁止されていたパリ・イル・ド・フランス地域を含むレストラン・カフェ等も明日から店内でも営業できることになりました。
また、EU圏内での国境は解放され、...
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