2026年9月6日日曜日

私がフランスでの生活で好きなところ

  


 特に私は以前からフランスが好きだったわけでもなく、フランスについての知識が特にあったわけでもなく、極めつけには、フランス語ができるわけでもないのに、たまたま夫がフランス人でフランスに転勤?というか、フランスに戻ることになったので、フランスで生活することになりました。

 どちらかといえば、フランス語に関しては、大嫌いで、フランス語だけは絶対に嫌だ・・と思っていた時期もあったくらいでした。否応なしに勉強を始めた時は、途方に暮れそうになるほど、頭に入らず、大変苦労しました。

 フランスに来た頃は娘が生まれたばかりだったし、それから間もなくして、私は仕事を始めてしまったので、子育てと仕事と家のことで、日々の生活に必死で、フランスには、慣れないこともあり、もう頭に来ることばかり、そのうえ、日々の生活は、子どもの学校やお稽古事の送り迎えと仕事、家事で全くフランスを楽しむ時間もありませんでした。

 しかし、夫が若くして他界してしまい、現在は、娘も独立し、一人で好きに歩きまわれる時間ができたことで、フランスの好きなところが増えてきています。

 そのひとつは、知らない人とでも、すぐに話が始まることや、知らない人とでも必ず挨拶を交わし、目があったら、ニッコリし合う・・そんな些細なことなのですが、この習慣?というか国民性?というものが私にはとても心地よくなっています。

 逆にたまに日本に一時帰国した際には、なんとなく、知らない人とはできるだけ皆、目をあわさず、無表情でそっけなく、寂しく感じてしまいます。

 フランス人、特にパリジャン・パリジェンヌはお高くとまっていて、冷たい・・というイメージを持たれることが多く、私自身も最初はそんな風に思っていましたが、全くそんなことはないのです。

 むしろ、街中を歩いていたりすると、お年寄りや赤ちゃんを連れている人などに、サラッと声をかけて、手助けをしてくれる人は、とても多く、優しい人が多いな・・と思います。

 私がフランスに来たばかりのころ、頭にくることが多くて、居心地悪く感じることがあったのも、その国の習慣というか、フランス人なりの礼儀というか、人との接し方を心得ていなかったことも大きかったのだな・・と今になって、思います。

 日本だったら、知らない人に話しかけられるとか、ニッコリ微笑みかけられるということは、奇妙なことで、逆に居心地悪い感じがするかもしれませんが、これに慣れてみると、こんなに過ごしやすいことはありません。

 いきなり知らない人と話をしたりするのは、抵抗があっても、せめて、ニッコリとボンジュール、ボンソワール程度の挨拶や、ありがとう、MERCIを必ず言うことを心掛けるだけでもずいぶん過ごしやすくなるはずです。

 なにか、道や物事を尋ねるときにも、かならず、ボンジュールと挨拶してから尋ねるのがフランスです。そんな習慣?が私にはとても心地よいのです。


フランス人の習慣


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