
「復興五輪」を掲げる東京オリンピックで、聖火は東日本大震災の被災地に到着し、此の期に及んで、まだ、オリンピックを開催するか否かで、喧々諤々としながらも、26日からは、日本国内の聖火リレーが行われるといいます。
この時代に、海外からのニュースが入らないわけはなく、今やコロナウィルス(COVID-19)の蔓延は、世界規模になり、ヨーロッパをはじめ、世界の様々な国が、国を閉鎖しているというのに、予定どおりに東京オリンピックの開催の姿勢を崩さず、オリンピックの話題が横行している日本の状況は、本当に恥ずかしいです。
オリンピックの開催国としては、致し方ないこともあるかもしれませんが、フランス(ヨーロッパ)では、オリンピックの話など、誰もしていません。
それどころではないからです。
オリンピックは、世界の祭典であり、日本人だけが参加するわけではありません。
この世界の状況で、オリンピックを予定どおりの期日で迎えることが、不可能であることは、明白です。
コロナウィルス対策にせよ、オリンピックにせよ、国のトップである人が、「慎重な対応を求める」などという曖昧な言葉ではなく、毅然とした態度で、国民に向けて説明できないことが、日本をまるで、違う惑星のような状況にしています。
もとより、その清潔さ、安全さなどから、まるで、違う惑星のように感じを受けることもありますが、今回、私が感じている「違う惑星」というのは、世界の潮流からズレているということです。
それもこれも、国のトップがしっかりと国民をリードしていれば、本来、日本人は、自制心が強く、他への思いやりもあり、衛生観念も優れ、規則はしっかりと守る国民なので、このような世界に恥じるような状況には、陥ることはないはずです。
日本のマスコミは、明らかに偏っていますから、自らが海外のニュースにも積極的に目を向け、何が今、世界で起こっているのか? 何が本当なのか? 今、何が必要なのかを自分で見定めなければなりません。
ここへ来て、コロナウィルスへの警戒が緩んでいる日本を心配しています。
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「コロナウィルスに関するマクロン大統領のテレビ放送を見て思うこと」
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